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『古事記』 日本の国生み

2023-04-07 05:59:40 | 日本神話・神道・古事記・日本史

国生みの前に、イザナギとイザナミ画最初に降り立ったのが、淡路島の南端に位置する、沼島(ぬしま=おのころ島)。 そこにある上立神岩。 国生みの儀式で回った天御柱と伝えられている。

淡路島の南端に位置する、沼島(ぬしま) 国生みの「おのころ島」とされている。
『古事記』では、淤能碁呂島(おのごろじま)、『日本書紀』では磤馭慮島(おのころじま)。

 

 

国生みの前にイザナギとイザナミが最初に降り立ったのが、、淤能碁呂島(おのごろじま)です。 2柱が、まだ形の定まらない葦原中国を鉾でかき混ぜ。引き上げるときに滴った海水が積み重なってできた島です。 

「おのごろ」は「自凝(おのごろ)」とも書き、自然に凝り固まって出来た島という意味です。 このようにきちんとした名前がついており、そこには天の御柱(あめのみはしら)や八尋殿(やひろどの)も建てられています。

にも拘わらず、この島は一体何なのか、どこにあるのかも分かっておらず、いくつかの候補地があります。 1つは淡路島の南にある沼島(ぬしま)、他には和歌山の紀淡海峡に浮かぶ友ケ島(ともがしま)、兵庫の淡路島北東にある絵島(えしま)、徳島の鳴門海峡にある飛島(とびしま)、淡路島北西の瀬戸内海・播磨灘にある家島(いえしま)です。

また地球そのものという説まであります。

いずれも、イザナギとイザナミによってはじめに生み出された淡路島の近辺に位置しており、最初の国土とするにに問題はなさそうです。 その中でも近世以降、もっとも有力とされているのが沼島です。

沼島の東の海岸には、高さ30mもある奇岩・立上神岩(かみたてがみいわ)があり、それはイザナギとイザナミが国生みの儀式で回った天御柱であると伝えられています。 また島全体がご神体だと考えられており、地元では「おのころさん」と呼ばれ親しまれています。

それぞれの島に、天御柱や天浮橋(あまのうきはし)にまつわる血が会ったり、イザナギトイザナミを祀る神社があります。

淤能碁呂島の推定場所に加え、国生みで、はじめに生まれた島が淡路島と四国だったため、かつて日本の中心は阿波(徳島)だったのではないかとも考えられています。

確かに奈良から見ると、淡路島は阿波(徳島)に至る路の島とも言えます。

 

欧州・エジプトでは地中海がそうであるように、瀬戸内海も気候は温暖で海の幸・山の幸にも恵まれているので、海洋貿易に適していることからも、文明が発展する要素は大きいと言えます。 

 

また、何よりも地政学的に見て、奈良・大坂に至る海路を遮断できるので、淡路島を軍事上制圧しておくことは重要であり、日本の歴史は以後、奈良に都ができることを考えても、淡路島は重要な土地です。大阪湾から大和川を上ったところが周囲を山に囲まれた天然の要塞の奈良盆地ですからね。 

やはり、淡路島・徳島をおさえていた海洋民族が、後の奈良・京都をつくっていったとする説は無理がありません。 もし、奈良・京都が日本の発祥としたいなら、神話も無理やりに奈良・京都、また他の場所に強引に神話を創る筈です。 淡路島・徳島には何か日本にとって重要な秘密が隠されているように思います。

 

★【若一調査隊】淡路島が考古学史を揺るがす!? “鉄器”と“銅鐸”に関する歴史的大発見とその謎に迫る!
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★ 淡路市の舟木遺跡が国の史跡に 弥生時代の鉄器生産拠点
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『古事記』シリーズ

・『古事記』 いつ誰が何のためにつくった?
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・『古事記』のもとになった『帝紀』と『旧辞』
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『古事記』 天地創造
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