2017年1月6日、旅行2日目の夜です。
佐用駅からタクシーで西はりま天文台へと移動したあとのお話。
夕飯は天文台の食堂カノープスでいただきました。
天文台の建物と夕焼け。
雲一つない空でした。
これは満天の星空を期待できそうです。
カノープスの宿泊者用夕食、定食(1500円)。
2人以上なら鍋物のコースも選べるんですが、
おひとりさまなのでこんな感じでした。
そして夕飯のあとは、19時30分から宿泊者向けの観望会です。
夕飯前に東の空をアストロトレーサーで20秒追尾。
あれ、日没後の東の空なのに結構明るい……
どうやら姫路の街明かりの影響があるようです。
気を取り直して、観望会に参加。
なゆた望遠鏡は2mの鏡を持つ反射望遠鏡です。
国内最大かつ、一般公開されているものとしては世界最大の望遠鏡だそう。
その見た目は望遠鏡というより、もはやロボットみたい。
メカメカしい感じがステキ。
ドームの隙間からはたくさんの星が見えました。
観望会では実際になゆた望遠鏡をのぞくことができました。
このサイズの望遠鏡をのぞくことなんて、一生に一度あるかないかのことですね。
ただ星団や星雲、惑星と色々見せてもらいましたが、割とマニアックなチョイスが多く、
星野撮影がメインの私では知らないようなものだらけでした。
もう少しメジャーどころも見せてもらえたらよかったかなぁ。
あと、これはしかたのないことなのですが、露光時間を長くとれる写真とは違い、
肉眼で見てみるとどうしても光も弱く色も淡く、インパクトに欠けると感じてしまいました。
観望会は21時には終了。
このあとは個人的な撮影に移りました。
この日の佐用は夕方からひとつも雲が流れてこない、文句なしの快晴でした。
ただ、月が上弦の月だったので、日付が変わる頃までは空が明るかったのが残念です。
PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF]
ISO3200 F3.5 25s
月を建物の後ろに置いてみたものの、それでも明るい。
PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF]
ISO800 F4 150s アストロトレーサー追尾
それじゃあと思い向けてみた、北の空。
画面左下から中央上に向かってうっすらと白くなっているところ、
冬の天の川が映っていますね。
夏と違って冬の天の川は薄くて地味です。
次に来るなら夏かな。
PENTAX K-3 + HD PENTAX-DA 21mm F3.2AL Limited
ISO800 F3.2 180s
アストロトレーサー追尾・プロソフトンA使用
天文台の建物と、冬の代表的な星座であるオリオン座。
そして左側には全天一明るいシリウスが輝いています。
これ、もう1時間くらい待っていたら冬の大三角が入りましたね。
そういうのって、家に帰ってきてから気付くんですよねぇ……
ちなみに最後の1枚は、ヨドバシ新宿西口のPENTAXコーナーに
ユーザー作例として展示されております。
日付が変わる頃まで粘っていたものの、寒さと眠さに負けて就寝しました。
次の日のスケジュールがゆるければ、明け方まで起きていたんですけど、
本数の少ない姫新線に乗る旅行の最中ではそんなことはできません。
しかも翌日は佐用駅まで歩いて山を下らなければいけないので、早めに寝るしかなかったのです。
乗りつぶしと星撮りは、相性悪いですね(´・ω・`)
2日目は姫路城見学に佐用までの姫新線乗りつぶし、大イチョウの見学、
さらになゆた望遠鏡観望会に星の撮影ともりだくさんでした。
3日目は大撫山を歩いて下り、佐用から津山、新見、備中高梁へと移動します。