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デジタル世界のカオスなキャラバン

ときには蜂蜜のように甘く

2007-04-13 22:46:42 | Sweets


 ここのところ、ハチミツに凝っている。
半年ほど前にハチミツホットミルクの味を覚えてからというもの、
輸入食料品売り場に行ってはいろんな花のハチミツを買って試している。


 最初に買ったのはネクタフローのアカシア。
世界で一番使われているハチミツだそうで、透明感のある味でクセが無くて食べやすい。
しかもここの容器の口の部分がよく出来ていて、漏れない垂れない切れがいい
という優れもの。スプーン無しで使えるようになっている。
そのおかげでこれを買ってくると家族みんなが使ってしまい、すぐに無くなってしまう。

 ちなみに本当はアカシアではなく、ニセアカシア(Wikipedia)の蜜なんだそうな。


 次に買ったのはミーレのミルフィオーリ
後楽園のラクーア内のサンクゼールに売っていたものだ。
様々な花からできたハチミツを百花蜜というのだけど、
これは多種多様な花からなるので"milli fiori=千花蜜"なんて名前が付いている。
色が濃く、香りが少し強いけどコクがあり、味わい深いハチミツだった。


 その次はリンゴやラズベリーのハチミツなんてものも買った。
買ったのは明治屋だっただろうか。
リンゴもラズベリーも、どちらのハチミツも果実の香りがする。
すこし酸味もあるのでホットミルクに入れると甘酸っぱくなるという、
ちょっと不思議な薬のようだった。


 それからその後に買ったのがマロニエ(トチ)のハチミツだ。
実は「ひかりをすくう」の中にトチのハチミツを入れたホットミルクを飲むシーンがあって、
それを読んで試してみたくなったのが、ハチミツにハマりだしたきっかけだったりする。
コクがあるけど決してしつこくない、上品な味をしているハチミツである。


 そしてつい最近買ったのが、Janatのもみの木のハチミツ。
日本人にはクリスマスツリーにする木、くらいの認知度しかないのだけど、
なんともみの木の花のハチミツなんてものがあったのだ。
 見た目は上に書いたハチミツ達とは違い、非常に濃い色をしていて、
やっぱりほかのものと違って流動性があり、ゆるい。
味は独特で、口に入れてすぐではキャラメルクリームのような甘ったるさがあるものの、
その甘さがすぐにすっと消えるので後味はスッキリしている。
ホットミルクに入れると牛乳の甘さとあいまって、甘ったるくなる。疲れた時にいい。
ただし香りはちょっとキナ臭くきついので、家族はみんな敬遠している。




とまぁ、半年で6種類のハチミツを試してみての感想だが、
家庭に常備するならばアカシアがお勧めだと思う。
また、リンゴやラズベリー、ミカンといった果実のハチミツもいい。
トチのハチミツは少し冒険してみたい人向け、
もみの木のハチミツは暴走してみたい人向けかもしれない。


 次に買うとしたらなんだろうか。
Janatのラベンダーやアルファルファには惹かれるものがあるけれど、
250g入りなので外れたときのダメージを考えると手を出しにくい。
このあたりであえて、定番のレンゲなんかを選ぶのもいいかもしれない。
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