昨日は職場の年末特別会議……という名の忘年会まで時間があったので、
御茶ノ水・神保町近辺の喫茶店巡りをしてきました。
道連れはこないだ買った「トーキョー喫茶時間」と、
同じ散歩の達人の「東京おさぼり喫茶」という本。
どっちも20代前半の社会人が読む本じゃ無い気もしますがキニシナイ(笑)
1軒目はおさぼりの方に載っていた「露路」。
学生時代の通学路の近くに「牛肉スパゲティ」の有名な喫茶店があったとは露知らず。
食べてみたくなったので、12時前に行ってみたのでした。
……が、それらしき看板は見当たらず。
2002年発行の本では27年続いているお店とあったんですが、
31周年は迎えられなかったんですかね……なくなってました。
しかたなく駿河台下まで坂を下り、靖国通りとすずらん通りの間の路地にある、
「さぼうる2」に入りました。店の前にヒマラヤスギが茂るこのお店、
店内の柱も原木のままだったりして、森の中にいるような印象を受けます。
喫茶主体の「さぼうる」よりもこちらはお食事主体だそうで、
お昼時にはハンバーグ、豚ショウガ焼き、スパゲッティなどのランチをやっています。
いわゆる「喫茶店のスパゲティ」も捨てがたかったですが、
お肉が食べたかったので豚ショウガ焼きランチを頼みました。
味付けは若干甘めで、ご飯とよく合いおいしかったです。
ただ、お店に入ったのが11時45分と混みはじめる時間帯。
都会のお昼時の喫茶店はとにかく慌ただしくて、
食べ終えた後まったりする間もなくお店を出てしまいました。
しかたなし、しかたなし。
さぼうる2を出たのが12時15分。
世間はお昼休み真っ盛りで喫茶店はどこも混雑の様子なので、
一度三省堂本店に戻って橋本紡の新刊「空色ヒッチハイカー」を購入。
そしてしばらく時間を潰した後、さぼうるの並びにある「ラドリオ」に入りました。
ここでは「ウィンナーコーヒ」を注文しました。
なんでも日本で最初にウィンナーコーヒーを出したのがこのお店なんだとか。
そのお味はというと、おいしいの一言です。
甘い生クリームと雑味の無いブラックコーヒーの相性がたまりません。
実は私は喫茶店巡りが好きな割にコーヒーが苦手なんですが、
このウィンナーコーヒーは抵抗無く飲めました。これで480円、おすすめです。
店内は薄暗い中を白熱球がほのかに照らす、落ち着いた雰囲気で、
客層もかなり高いチェーン店のようにバカ笑いなど聞こえてこず、ゆっくりできます。
タバコ嫌いの私としては全席喫煙というのがちょっとマイナスですが、
お店の雰囲気でタバコの嫌な煙も雰囲気ある紫煙に感じてしまいます。
おさぼりには丁度いいお店かも。
ただし照明が暗めなので、勉強には使えません(笑)