RemのDigitalCaravan

PCにスマートフォン カメラ Cafe アロマ 旅行…
デジタル世界のカオスなキャラバン

高知・山口を旅行してきた その7 3日目 中村→若井→宇和島

2013-05-16 00:14:06 | 旅行・鉄道
 
 
さて3日目です。この日は4日目の移動に備え、松山まで移動します。
まずは土佐くろしお鉄道中村線を戻り、若井駅で予土線に乗り換えます。
予土線で宇和島まで行ったのち、予讃線の特急宇和海に乗り換え松山まで行っちゃいます。
四万十・宇和海フリーきっぷの効力を思う存分発揮できるルートです。






中村駅から土佐くろしお鉄道に乗り込みます。



この4月2日はあいにくの雨。
足摺岬が快晴だった分のツケですかね。




まずは予土線に乗るために、若井駅まで戻ります。
普通列車に1時間ゆられ、若井駅に到着。





駅看板には「予土線接続駅」なんて書いてありますが、1面1線の棒駅で、改札など無い無人駅。
ホームに待合室があるのみで、自販機も無ければトイレすら無いというなかなかな駅でした。



若井駅ホームからの風景。田んぼの真ん中の駅で、50分待ち。
文明のにおいはするものの、人の気配は無し。
しかも天気は雨模様……


乗り換え案内で「中村→松山」と検索したら、ここ若井駅で乗り換えろと言われそれに従ってみたわけですが……
よく考えてみればこれは通常の切符を使う場合、すなわち同じ経路を重複せずに行くためのルートですよね。
でも私が使った四万十・宇和海フリーきっぷは窪川~宇和島間は乗り降り自由ですから、
乗ってきた土佐くろしお鉄道の列車でもう一駅先の窪川駅まで行ってしまい、そこで予土線に乗り換えることができたはず。
有人駅である窪川駅に行った方が、間違いなく待ち時間を有意義に過ごせたことでしょう。




やっと列車がきたー!
やっぱり単線非電化単行。デスヨネー。
ロングシートかつトイレ無し、という乗客に優しくない路線です。





半家駅到着。「はげ」と読みます。
この名前ゆえに、よく笑い話の種になる駅です。
「予土線には若い(若井)のにハゲ(半家)がある」なんてネタがあったりします。
ここに来るまではこの駅が予土線にあるということを知らなかったものの、
この名前の駅があるということ自体は知っていました。
それくらい有名な駅です。




江川崎で5分ほど停車。山あいにたたずむ、いい駅ですね。
「車内にトイレの設備がございませんので、こちらでどうぞ」
というアナウンスが入りました。


窪川からここ江川崎までの区間は1970年代に作られたため路線の作りが良く、列車も軽快に飛ばしていきます。
しかしここより先は大正期に軽便鉄道として作られた古い区間なので、運行速度がかなり遅くなります。
若井~江川崎が42.7km 44分のところ、江川崎~宇和島は35.1kmを73分かかりますから、平均時速でいうと2倍近く差があるわけです。







若井駅から2時間で、終点の宇和島駅に到着です。



予土線の窪川~宇和島間を通して運行する列車は1日7本のみ。
区間運行のものを含めても1日の運行本数は12本、しかもそのすべてが普通列車というかなりの閑散路線です。
海から離れた内陸の土地を、山間の河川沿いにひたすら縫うように進むその様子は、
昨年冬に乗車した肥薩線の人吉~八代間(通称川線)に似ていました。


風情ある良い路線だと思いますが、果たして四国の将来像の中に、この路線は残っているのでしょうか。
この予土線以外の四国内の路線に関しても同様で、人口のあまり多くないこの地方に鉄道と道路の両方を残しておくべきなのか、
それとも鉄道は廃止してしまい、道路に絞って維持していくべきなのか。
他の地区に比べて鉄道網の整備がかなり遅れた結果、四国内における鉄道の存在意義はどれだけあるのでしょうか?
四国以外においても、鉄道の将来は明るいでしょうか?
予土線に揺られながら、そんなことを考えさせられてしまいました。




次回、宇和島駅から松山駅まで特急でひとっ飛び!
松山市内を観光します。


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高知・山口を旅行してきた そ... | TOP | 高知・山口を旅行してきた そ... »
最新の画像もっと見る