自宅からすぐ近くにあるいつも歩くトレイルで。ここには大きな空がある。
スコットランド人に長い間愛されるスコットランドの国民的詩人Robert Burnsロバート・バーンズは、先回書いたようにスコットランドの非公式国家とも呼ばれる邦題にして「蛍の光」(Auld Lang Syne)の歌詞を書いた。彼はその他にも日本人に耳慣れたスコットランド民謡に歌詞を付けた。その中で日本でも親しまれているのが、「故郷の空」のメロディを使った歌だが、敬虔なプレスビタリアン(長老派教会会員)であった父親の息子とは思えないほど、バーンズはこの曲にあからさまな、露骨ともいえる歌詞をつけて俗謡とし、それはとても人前で、家族で、そして子供に歌える歌詞ではない。私としては日本の大和田健樹氏作詞の「故郷の空」をはるかに好む。
夕空はれて 秋風吹き
月影落ちて 鈴虫鳴く
思えば遠し 故郷の空
ああ わが父母 いかにおわす
澄みゆく水に 秋萩垂れ
玉なす露は 芒(すすき)に満つ
思えば似たり 故郷の野辺
ああ わが兄弟 たれと遊ぶ
高く澄んだ秋空を見上げると、夕暮れでも夜でもなくとも、こうした感情は湧いてくる。父母はすでに亡いが、遠く過ぎ去った昔をなつかしく思い出す。毎週トレイルに足を運び4,5マイル歩くとき、あるいは週日に思いがけなく空が大きいキャンパスを歩くとき、特に秋はそうした思いが忍び寄るものだ。そんなキャンパスの秋の日に写した空の写真をご覧あれ。
Cumulus cloud(積雲)のうろこ雲/羊雲はオフィスの窓からの小さい空一面に。
Mammatus Clouds(乳房雲)は、キャンパスを歩いていてふと見上げた空に。異様さ満載。
Altocumulus lenticularis cloud 巻雲的なレンズ雲はキャンパスにて。
love様へ:思いがけないお知らせで本当に驚きました。さぞお力落としのことかと思います。慰める言葉も見つかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。この秋の空に貴女様とご家族への思いを託します。
今回はステキな雲魅せていただき、思わず深呼吸しました
広い大地、いいなぁ〜
天高く馬肥ゆる秋、とあり、夏との区別はある日突然、雲が遠くに感じる朝です
いつかはこのステキな大地に直接立って、両手を広げ深呼吸したいです^_^