ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

ノバスコシアの図書館で

2021-08-26 | 系図のこと
 
Genealogical Association of Nova Scotia 

 

 

投稿者:アンA. | 2019年8月27日午前9時58分(AncesterInsiderへの投稿)

数年前のある夏、私はヴァージニア州からカナダのノバスコシアへの遠征旅行で夫と10代の娘たちを引き連れた。その目的地は私の母方の祖母と彼女の家族が何世代にもわたって住んでいた。ハリファックスの図書館を訪れて、家族についてもっと知りたいと思ったのだった。図書館での数時間で、そこ一帯の最初の入植者についてのいくつかの興味深い歴史を除いては、私にとって無益であることがわかった。夫や娘たちが迎えに来るのを待っている間、私は司書の机の近くのカウンターにある文献を閲覧し、特定の人や家族の祖先や子孫を探している人々からの情報依頼広告でいっぱいの小さな小冊子を手に取った。

するとその小冊子に、曽祖父母の情報を探している私の遠い従兄弟の名前と住所を見つけたのだ! 私は従兄弟に電話して話をしたが、翌日メイン州にフェリーで戻る予定だったため、直接訪問することができなかった。しかし、彼は私に彼が書いた家族の歴史を郵送してくれると言い、私は曽祖父母の家族聖書から私が持っていた情報を彼に送ることにした。私は彼の送ってくれた家族の歴史の本によって今まで私が調査してきたことのほとんどを確認することができた。思い出して欲しかった祖先の手をまるでそこに見るような気持ちは、とても特別な思いである。

 

*******

 

上記の投稿は、少し前まで続いていた系図関係ニュースレターにあったものである。

系図の探究調査をしていてすぐに気づくのは、生きている私が祖先を探すばかりでなく、祖先も見つけられることを願って時折ヒントを与えてくれると感じることである。旧約聖書にあるマラキ書第4章5−6節にある言葉は、それをまさに示唆している。

マラキ書 4:5-6
5 見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤ(Elijah*)をあなたがたに遣わす。
6 彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」

系図探究の世界では、多くの人々は、過去と現在の両方で、祖先と家族を特定し、文書化し、大切にするようになることをThe Spirit of Elijah(エリアの精神)と表している。それを知っていようがなかろうが、エライジャの精神は、すでにアメリカに止まらず世界で起こっている。趣味、となった系図探究調査に宗教間の隔たりはなく、お盆の習慣も、同じくエライジャの精神に近い。日本人には、先祖を敬うと言う美しい習慣・伝統がある。こうしたことを次の世代も大切にして行ってくれる様に私は願う。

*和訳ではElijah はエリヤとなるが、英語ではエライジャと発音。

 

Photo courtesy of BYU Photo

 

 

 


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