ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

親というもの

2024-04-30 | 家族



母の日はあと2週間ほどで再びやってくる。実際に父親、母親となり、育児をして成人して子供を送り出しても、(母)親業に終わりはない。自分を後回しにすることはほぼ癖になっているのは否めない。それが良いかどうかではなく、私自身は子供と共に親の私も成長させてもらったと思う。下記は、そんな母親についてのメモをいつかどこかで新聞から切り抜いた作者不詳のもので、「なんでもとっておきたいファイル」から取り出してみた。


誰かは、出産後、物理的にあるいは精神的に通常状態に戻るのに約6週間かかると言った…その「誰か」は、母親になると、「通常」は過去のものになるということを知らない。

母親になる方法は本能で学ぶ、と誰かが言った… その誰かは3 歳児を連れて買い物に行ったことはなかったのだろう。

母親であることは退屈だと誰かが言った…その誰かは、仮免許証を取得したばかりの十代の若者である息子や娘が運転する車に乗ったことはないのだろう。

あなたが「良い」母親であれば、子供は「良い子に育つ」だろう、と誰かが言った…その誰かは、子供には取扱書と保証書が付いてきている、と思っている。

母親になるのに教育は必要ない、と誰かが言った…その誰かは、一度も小学4年生の我が子に算数を教えたことがないのだろう。

最初の子供を愛するほどには 5 番目の子供を愛することはできない、と誰かが言った… その誰かは、 5 人の子供を持っているわけではない。[注:長子であろうが、5番目の末っ子であろうが、親指だけが大切で、残りの指は必要ないことは決してないと私ははっきり断言できる。]

母親は子育ての疑問に対するすべての答えを育児書で見つけることができる、と誰かが言った。自分の子供がその鼻や耳に豆を詰め込ませて、おかあさん、見て!と誇らしげな時があることについてはスポック博士も書いてはいない。

母親であることの最も大変な部分は陣痛と出産だ、と誰かが言った…彼女の「赤ん坊」である息子や娘が幼稚園の初日にバスに乗るのを見たことはないのだろう…あるいは我が子が軍隊志願をし、「新兵基礎訓練所」に向かうのに飛行機に搭乗するのを見たことがないのだろう。

母親は目を閉じて片手を後ろ手に縛っていても仕事ができると誰かが言った…ガールスカウトのブラウニー(茶色のユニフォーム着用のため、そう呼ばれる)たちの所属隊の基金設立のために、その母親たちがガールスカウト・クッキー販売を組織したことはないのだろう。

子どもが結婚すれば母親は心配しなくても済む、と誰かが言った…結婚が母親の心の琴線に新たに息子や嫁を加えるということをその人は知らないのだろう。

母親の仕事は最後の子供が家を出たときに終わると言った…その誰かは、孫を持たなかった人なのかもしれない。

誰かが、あなたのお母さんはあなたが彼女を愛していることを知っているから、お母さんにそれを言う必要はない、と言った…その人は母親ではないのだろう。

お母さんたちへ、毎日が幸せな母の日であらんことを!




コメント (3)
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