ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

Memorial Day

2018-05-26 | アメリカ事情

 http://onthemat.com

 

墓地を掃除し、墓を飾ることによって祖先を敬うという習慣は、古くからの世界的な伝統だが、今年5月28日のメモリアル・デイ(あるいはデコレーションディ)の起源は不明である。初期のアメリカの田舎では、こうしたことは通常夏の終わりに行われ、ファミリー・リユニオン(家族同窓会)やピクニックの場となった。 南北戦争後、北軍の戦死者を敬うために、愛国心にかなう儀式の必要性が顕著になり、戦死者の記念碑が建てられ、戦没者の墓石を飾り付けるなどを中心とした儀式が全米の町や都会で行われた。


やがて第一次世界大戦後、アメリカのすべての戦争で死亡した人々に敬意を表することに拡大した。メモリアル・ディの起源に関連して25以上の場所が指定されており、州によって異なる日の祝日であったが、1971年、メモリアル・ディは合衆国議会制定法により、統一された国民の祝日、5月の最後の月曜日になった。この祝日のすべてが南北戦争で始まったので、1000を超える写真を含むアメリカ合衆国議会図書館の南北戦争コレクションを訪れて、このイベントの知識を磨きたいものである。

 

このメモリアル・デイの象徴は、赤いポピーである。アメリカの戦死者の名誉を守る証として、ポピーを身に着けるのは伝統的にメモリアル・ディ(カナダなどでは11月11日ヴェテランズ・デイ退役軍人の日)で行われる。 この日を象徴する現代的な赤いポピーの起源は、アメリカ女性、ミーナ・ミカ嬢の考えであった。そしてカナダ人のジョン・マックレイであろうか。


戦争で破壊された戦場では、赤い畑のポピー(papaver rhoeas)が、最初に成長する植物の1つで、その種子は風によって散らばり、地面に着地し、なんらかの理由で地が荒れ、土が割れるようになると、根を伸ばす。第1次世界大戦の非常に残忍な戦いによって地面が荒れた時のように。1915年にカナダ兵士ジョン・マックレイによって書かれた「In Flanders Fields」(フランダースの野にて)という詩からさらにポピーの着用は、鼓舞された。 彼はベルギーの砲兵部隊周辺にある戦死者の埋葬地であった野原で、まるで地からあふれ出た血のように群生するポピーを見たのだった。


今日、ポピーは、回復の象徴としての人生の喪失の象徴であり、又、戦争で身体的または感情的に傷ついた兵士の支援のための、回復と新しい生活への希望の象徴である。アメリカ、カナダ、英国、オーストラリアそしてニュージーランドで、赤いポピーは同じ目的で胸を飾る。

 

 

https://www.almanac.com


In Flanders Fields

by John McCrae, May 1915

In Flanders fields the poppies blow
Between the crosses, row on row,
That mark our place; and in the sky
The larks, still bravely singing, fly
Scarce heard amid the guns below.

We are the Dead. Short days ago
We lived, felt dawn, saw sunset glow,
Loved and were loved, and now we lie
In Flanders fields.

Take up our quarrel with the foe:
To you from failing hands we throw
The torch; be yours to hold it high.
If ye break faith with us who die
We shall not sleep, though poppies grow
In Flanders fields.


フランダースの野にて 


フランダースの野でポピーがそよぐ
我らが横たわる場を示す
十字架の間に 何列も何列も
空を飛ぶひばりは、いまだ果敢に鳴き
地に響く銃音かすかに聞こえ

 

我ら死者、 数日前には
生きていて、夜明けを感じ、夕焼けを目にした、
愛し、愛され、そして今我らは横たわる
フランダースの野に

 

敵との闘いを続けてくれ
弱った我らの手からあなたにトーチを投げる

それを高く掲げてはくれまいか
これからあなたが死ぬ私たちと信仰を破るならば
私たちは、羊は成長するが、眠らないだろう
フランダースの畑で

 

敵との戦いを続けてくれ
弱った我らの手からあなたにトーチを投げる
これからはあなたが高く掲げてくれたまえ
もし我らの信頼をあなたが裏切るのなら
我らは眠れない、ポピーがそよぐ
フランダースの野に

 

 


さて多くの人々がメモリアル・ディとヴェテランズ・デイ退役軍人の日を混同する。 メモリアル・デイは、自国への奉仕で死亡した軍人、特に戦闘で死亡したあるいは、戦闘で負傷・死亡した軍人を追悼し尊重する日である。ヴェテランズ・デイ退役軍人の日は、戦時または平時に奉仕したすべての人々、そして死亡・生存にかかわらずに感謝し、敬意を表する日である。 ヴェテランズ・デイ退役軍人の日は、それがどの曜日でも、11月11日にアメリカでは制定されている。


Susan Walsh/AP Photo


一般には、このメモリアル・デイがアメリカの夏の皮切りで、国旗を掲揚し、墓参したり、ピクニックをしたりする。ひと月少しで独立記念日もやってくる。赤・青・白の季節が始まる。


http://www.nashvillesmls.com

 

The Old Farmer's Almanac
コメント
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