稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

「朝の会」を開催いたしました!

2013年05月19日 | 日記

5月19日(日)。

この日は、特別展「新利根ノスタルジー 松田朝旭 描き続ける日々」の
2度目のワークショップとして、松田さんを講師に迎え、室内で静物の
スケッチ教室をおこないました。

「朝の会」とは、松田朝旭さんに講師をお願い致しましたスケッチ教室
の愛称で、松田さんのお名前から「朝」の一字を頂いて付けた名前です。

この日も、早い方は教室が始まる1時間以上前からご来館くださり、
改めて展示を眺めながら一緒に来られたお友達と談笑されたりして
いました。



早く来られた方で、前回の野外スケッチの時に描いた作品を仕上げて
持って来られた方は、松田さんに作品を見ていただき、アドバイスを
していただきました。

さて、この日の午後1時30分から「朝の会」は始まりました。




この日もまず最初に、松田さんのお話から始まります。
季節の野菜や食材などモチーフの選び方、絵手紙など描いた作品の
楽しみ方なども、松田さんがなさっているやり方を丁寧に教えてくれます。



参加された皆さんの、この真剣な眼差しをご覧ください!
皆さん、松田さんの描くスケッチ、素描画の魅力に感じ入り、
一言一句を聞きのがさないように集中しています。
この日は、外の気温も高かったのですが、
会場もスゴイ熱気でした!




この日は、3班に分かれて、それぞれテーブルの上の静物をスケッチします。
松田さんも、参加者のスケッチブックに手を入れながら丁寧な指導を
なさってくださいました。




こちらのテーブルは、古い扇風機と炭火アイロンとリンゴです。
このテーブルはちょっと難しいモチーフでした。



こちらは、陶器の片口焙烙と花瓶、緑のピーマンに真っ赤なパプリカです。





作品に水彩で色を付けていきます。




松田さんの下妻一高時代の教え子で、主体美術協会会員の福田玲子さんが
ご来館下さり、松田さんと一緒に教室をのぞいてくださいました。

福田さんもカンボジアの遺跡をモチーフに、スケールの大きな作品を
描かれています。


また、この日は、稲敷市犬塚在住の洋画家・古渡理行さん(左から2人目)
と所属する東光会の皆さんが松田さんの展示を見に来てくださいました。

古渡さんは、江戸崎小学校のPTA会報「しろやま」の昔話に挿絵を描いておられた
ので、ご存知の方も多いかと思います。
古渡さんも、茨城県芸術祭美術展覧会などで洋画部の審査員を務められ、
松田さんとはお顔馴染みでした。





さあ、作品の方も、仕上げまでラストスパートです!



難しいモチーフの扇風機。
松田さんの指導にも、熱がこもります!









スケッチがひと段落しましたので、松田さんのナマの作品を実際に
手に取って頂きながら、テクニックやモチーフの選び方など、
また「この作品のこの部分はどうやって描いてるんですか?」
「この線は、どんなペンを使っているんですか?」等々、
質疑応答の時間です!

サークル活動と違い、キチンとした指導者がいると、
色んなことが学べたり、また、いつもとはちょっと違う雰囲気を
味わうことが出来ます!





最後は、松田さんを囲んで記念撮影です!
用事があって先に帰られた方たちと、
最後まで松田さんと一緒にスケッチ談義をされていた方たちと。

皆さん、記念に買われた図録に、松田さんのサインを貰い忘れて
いたようです。
来週の日曜日は、千秋楽です!
そこで松田さんとお会いして、是非、図録にサインを貰ってください!!



松田さんのお蔭で、とても内容の濃いスケッチ教室が2回、
開くことが出来ました。

これをご縁に、是非、また松田さんのスケッチ教室、
「朝の会」を開催してください!と
参加者のほとんどの皆さん、特に新利根地区の参加者の方々から
強いご要望がございました。

今後も皆さんの声に耳を傾けたワークショップを心掛けたいと
思います。




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