稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

企画展「稲敷に遺る道標」

2017年11月10日 | 日記
 Y字路や十字路等の路傍に,ぽつんと,あるいは堂々と,石でできた塔が建っていることがありますが,風化してしまったその表面をよく見ると,「阿波」や「佐原」,「鹿島」などよく知る地名が見え,これが昔の交通標識であることが判ります。これらの道標(みちしるべ)は,主に江戸時代から道行く旅人の行く先を指し示し,旅人たちの役に立っていました。
市内には享保13(1728)年に造立されて以来,昭和15年まで,116基にものぼる道標が遺されています。一口に道標といっても,その姿形も記述されている内容も様々です。誰が建てたのか,なぜ建てたのか,そういったいきさつが推測できるものも少なくありません。
今回の展示では, 郷土資料調査員が三年に及び,収集した市内の道標からとった拓本や写真を中心に,研究成果を公開します。個性あふれる道標に込められた当時の人々の想いに,ふれてみませんか。

1)会場
 稲敷市立歴史民俗資料館2階 企画展示室

2)会期
 平成29年10月24日(火)~12月22日(日)の48日間
【休館日】
 休館日:祝日・毎月曜日・10月31日・11月30日

3)観覧料
  無料

4)図録
市内116基に上る道標が総覧できます。500円(税込)
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