稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

またがま作り教室をおこないました!

2022年08月29日 | 日記
8月28日(日)、歴史民俗資料館で「まがたま作り教室」が
午前の部、午後の部と開催されました。

講師は当館職員が務めました。


① まずロウ石の石材に型紙を使って形を書きます。


② 次に糸のこで大まかに切り出し、





③ 次に金棒やすりであら削りをし、



④ 耐水ペーパを120番、240番、400番、800番、1500番、2000番
  と徐々に細かくして削り目を消していき、


⑤ フェルトで磨いて光沢を出すところまでおこないました。

⑥ 最後の工程として、まがたまの穴にテグス糸を通して赤・青・緑・黄色の染料を入れ
  たカップに浸し、着色をおこないました。


中には、2色以上の染料に浸し、色の混合の変化や、グラデーションの変化を楽しむなど、
自分の思い通りの色を出すために試行錯誤される方もおられました。

参加者数は、午前の部が16人、午後の部が20人と、お子様からお父さん・お母さん、
おじいさん・おばあさんまでご参加いただき、大盛況のまがたま作りで、みなさん黙々と
作業に没頭する楽しみを味わい、更に「もう一つ上」を目指す工芸の喜びを体験すること
ができたようです。


毎年参加されている方もおられますので、来年度以降は、まがたまの間にはさむ管玉など
も用意して、古墳時代の「首長」が首にかけたような豪華なネックレスになるような、
リピーター向けの教材も用意できるとおもしろいかもしれないなぁ…と、
担当者として感じるところがございました。

今後、当館の夏休みの講座の一つとして、育てていきたいと思います。

ご参加くださりました皆様、誠にありがとうございました。
来年もお待ちしております!!

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紙ひこうき教室をおこないました!

2022年08月07日 | 日記
令和4年8月6日(土)くもり

この日は、資料館の夏休み教室として、
「紙ひこうき教室」を午前の部、午後の部と2回開催いたしました。

講師は、つくば模型飛行機同好会の秋元靖史さんに来ていただきました。


教室の内容としましては、まず皆さんになじみの深い「折り紙」の紙飛行機を作りました。
もちろん、教室でつくるのですから、いつも作っている普通の紙ひこうきとは、ちょっと違います。


作りましたのは、「ヘソひこうき」と呼ばれるもので、大正時代には存在していたということです。

講師の秋元さんからは、折り紙でひこうきを作る際の注意点をいくつか教えていただきました。

これを、知っているのと、知らないのでは、大きな差になるようですよ!

紙のひこうきの次に、発泡スチレン製のひこうきを作りました。
こちらは、輪ゴムの発射台(カタパルト)もあわせて作りますから、見るからに良く飛びそうです。




こちらも先生に作り方の注意点や、飛ばす時の注意点などを教わりました。
羽や胴体がゆがんでいると、急旋回して視界から消えて、見失ってしまいます。
また飛びすぎて、木や屋根の上にのってしまった飛行機も、秋元先生や資料館のスタッフがなんとか取ることができました。


そして、実際に資料館の芝生の広場に出て、みんなで飛ばしました。
慣れてくると、滞空時間が10秒近くなることもあり、秋元先生に滞空時間を計測していただき、「認定証」を発行していただきました。


この日は、くもりでしたが、芝生の広場でひこうきを追いかけて走り回ると、たくさんの汗が流れ落ちました。
夏の日の良い想い出になっていただけましたら、幸いです。



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