稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

開館30周年記念スタンプラリー

2024年06月06日 | 日記
稲敷市立歴史民俗資料館の講座・教室に参加して、記念グッズをゲットしよう!

稲敷市立歴史民俗資料館では、開館30周年記念イベントとして「スタンプラリー」を実施中です。
 1.資料館講座・教室等の受付時に「スタンプカード」をお渡しします。
 2.講座・教室等に参加いただくと、スタンプカードにスタンプを1個捺印します。
 3.スタンプの数に応じて、オリジナルグッズをプレゼントします。




■プレゼント内容(数字はスタンプ回数)
 1~2回:ポストカード
 3回:  一筆箋
 4回:  クリアファイル
 5回:  トートバッグ





※開催予定の講座・教室の詳細は、下記 資料館ホームページを参照ください。
 ホームページ:https://www.city.inashiki.lg.jp/page/dir000985.html


▽お問合せ:稲敷市立歴史民俗資料館
   住所:稲敷市八千石18-1
   電話:0299-79-3211

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特別展にて、オリジナルグッズ販売中!!

2024年04月12日 | 日記
特別展にて、オリジナルグッズ販売中!!

稲敷市立歴史民俗資料館 開館30周年記念
令和5-6年度 特別展 川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~

日時:4月28日(日)まで開催
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※休館日(毎週月曜日、4月25日)

場所:稲敷市立歴史民俗資料館(茨城県稲敷市八千石18-1)
※入館無料




稲敷市立歴史民俗資料館開館30周年を記念し、茨城県内の巴水作品37点を網羅的に展示する「特別展 川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~」を開催しています。
川瀬巴水作品をゆったりご覧になれる貴重な機会となりますので、是非お誘いあわせの上、ご来館ください。
また、下記のオリジナルグッズを販売していますので、この機会にご購入ください。(歴史民俗資料館1F事務室にて販売中)


図録  1冊 1,500円


クリアファイル  1枚 200円


トートバッグ  1個 800円


絵葉書  1枚 50円



一筆箋  一冊 100円



問い合わせ先:稲敷市立歴史民俗資料館
        住所 〒300-0736 茨城県稲敷市八千石18-1
        電話 0299-79-3211

        

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川瀬巴水展

2024年03月21日 | 日記
特別展開催中!!

稲敷市立歴史民俗資料館 開館30周年記念
令和5-6年度 特別展 川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~

日時:令和6年3月16日(土)~4月28日(日)
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※休館日(毎週月曜日、祝日、3月28日、4月25日)

場所:稲敷市立歴史民俗資料館(茨城県稲敷市八千石18-1)
※入館無料





川瀬巴水は、大正・昭和期において、江戸時代に隆盛した浮世絵版画の復興と近代化を目指した「新版画」と呼ばれる芸術運動の中、風景画を中心に作品を創り続けた絵師です。
本展は、当館の開館30周年を記念し、「茨城県内の巴水作品」を網羅的に展示する初の試みです。これらの作品を通して、今一度、巴水という旅の画人が見つめた茨城県の風景を、故郷の風景を、顧みていただくそのような契機となれば幸いです。
稲敷市において、川瀬巴水作品をゆったりご覧になれる貴重な機会となりますので、是非お誘いあわせの上、ご来館ください。









■特別展記念講演会
日 時:令和6年4月 20 日(土)午後2時~午後3時 30 分
会 場:あずま生涯学習センター 大ホール 定員 500 名
講 師:林望先生(日本文学者、作家、書誌学者)
演 題:「巴水は何を見ていたか」事前予約制
申 込:申し込みについては令和6年4月7日までに、申込方法については下記参照

▽上記講演会への申込方法:稲敷市立歴史民俗資料館ホームページ、電話、直接来館
  稲敷市立歴史民俗資料館
  住所 〒300-0736 茨城県稲敷市八千石18-1
  電話 0299-79-3211
        

お問い合わせ先  稲敷市立歴史民俗資料館  電話:0299-79-3211

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稲敷市立歴史民俗資料館 開館30周年記念 令和5-6年度 特別展 川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~

2024年01月23日 | 日記
稲敷市立歴史民俗資料館 開館30周年記念
令和5-6年度 特別展 川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~


巴水が描いた、茨城を訪ねよう!
茨城県を描いた「川瀬巴水」作品、37 点を一堂に公開する初の展覧会

日時:令和6年3月16日(土)~4月28日(日)
   午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
   ※休館日(毎週月曜日、祝日、3月28日、4月25日)

場所:稲敷市立歴史民俗資料館 2階 企画展示室
   ※入館無料


稲敷市立歴史民俗資料館は、平成6年7月23日に「東村立歴史民俗資料館」としてオープンし、令和6年は開館30周年記念の年となります。
開館以来、当館が積み上げて参りました成果の一つとして、特別展「川瀬巴水 追憶の情景 ~巴水が描いた茨城県~」を、歴史民俗資料館開館30周年記念事業の第一弾として開催いたします。

 川瀬巴水は、大正・昭和期に風景画を中心に活躍した版画絵師で、江戸時代の浮世絵版画にならい版元を中心に彫師、摺師らが工房で版画を制作し、大正デモクラシーや大正ロマンなどの新しい時代の空気を吸収した、伊東深水や笠松紫浪、高橋弘明らの絵師と共に「新版画」と呼ばれる新たな芸術版画作品を生み出していきました。
 また、川瀬巴水は「旅の画家」とも呼ばれ、日本のあちらこちらを旅して絵を描いていますが、昭和11年(1936)11月29日に稲敷郡浮島村を訪れてスケッチをしています。この時のスケッチを基に同年12月に制作された版画作品が《浮島戸崎》と《浮島柳縄》の2点となります。

 今回の特別展では、茨城県内を描いた巴水版画37点の外、《浮島柳縄》と同じ構図を肉筆水彩で描いた《潮来うき嶋夕月》(大田区立郷土博物館蔵)などの貴重な肉筆画6点も展示いたします。
また戦時中の昭和20年(1945)3月に出版された《水戸薬王院》は、元々戦時中の少数の制作である上に、同年8月2日の水戸空襲により地元所有の作品が殆ど焼失したと推定され、巴水作品の中でも特に「幻の作品」となっている貴重な作品を今回、特別に展示いたします。

今回の特別展は、川瀬巴水の茨城県内の作品を網羅的に収集、展示する初の試みとなります。
日本よりも海外で評価の高い川瀬巴水ですが、地元・稲敷市でゆったりご覧になれる貴重な機会となりますので、是非お誘いあわせの上、ご来館ください。




ーーー 関連イベント ---

■特別展講演会
日 時:令和6年3月 30 日(土) 午後2時~午後3時 30 分
会 場:稲敷市立図書館 2階 視聴覚室 定員 70 名
講 師:染谷智幸先生(茨城キリスト教大学教授、同大川瀬巴水と
     その時代を知る会代表)
演 題:「川瀬巴水の見た茨城と浮島-〈巴水の会〉の調査から分か
     ること」事前予約制
受講料:無料(資料代は実費)
申 込:申し込みについては令和6年3月17日までに、申込方法については下記参照(応
募多数の場合には抽選)

■特別展記念講演会
日 時:令和6年4月 20 日(土)午後2時~午後3時 30 分
会 場:あずま生涯学習センター 大ホール 定員 500 名
講 師:林望先生(日本文学者、作家、書誌学者)
演 題:「巴水は何を見ていたか」事前予約制
受講料:無料(資料代は実費)
申 込:申し込みについては令和6年4月7日までに、申込方法については下記参照

▽上記講演会への申込方法:稲敷市立歴史民俗資料館ホームページ、電話、直接来館
  稲敷市立歴史民俗資料館
   住所 〒300-0736 茨城県稲敷市八千石18-1
   電話 0299-79-3211
   HP https://www.city.inashiki.lg.jp/page/page009686.html
        

お問い合わせ先  稲敷市立歴史民俗資料館  電話:0299-79-3211

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秋季資料館講座「市内社寺建築巡り」を開催しました

2023年12月08日 | 日記
日本の社寺建築は、木造であることを基軸とし、その時代時代ごとの文化や思想、生活様式などを反映し、実に多様で豊かな特徴を備え、それでいて日本的な美を表しています。
今回は、日本建築史がご専門の国立歴史民俗博物館名誉教授の濵島正士先生と一緒に、逢󠄀善寺(本堂・仁王門(県指定文化財)・手水舎(市指定))や大杉神社(市指定文化財 社殿)などを巡る寺社建築の見どころを学ぶ講座で、令和5年度稲敷市立歴史民俗資料館秋季講座として、11月18日(土)にバスで巡りました。

当日の参加者は、晴れたり、曇ったり、また急に寒くなるなど気象状況がいろいろと変わった一日でしたが、28名の参加者の皆様には気象変動にも負けず、また、濵島正士先生による稲敷市内の社寺建築や日本国内の社寺建築の魅力と、みどころについて実際に現地で実物を目の当たりにパワフルにご講座を行っていただきました。

参加者の皆さんは稲敷市歴史民俗資料館に集合後、張り切って10時にバスで市内巡りにスタート!
濵島先生は12月9日に開催を予定しております「シンポジウム 稲敷市に花開いた近代仏教芸術の諸相」でもお話をいただく予定の内容を実際に現地に赴き、社寺建築を見ながらの説明となりました。





まず初めに、訪問したのは小野・逢󠄀善寺となります。その際、逢󠄀善寺の坂本学頭よりごあいさつをいただきました。
逢󠄀善寺は千手觀音を本尊とする天台宗寺院であり、天長3年(826)逢󠄀善道人の開基と伝えています。天文8年(1549)に焼失してしまいましたが、江戸崎城主土岐治英(ときはるふさ)が再建し、現在の本堂は天保13年(1842)の上棟しています。
 特徴としては、本堂の規模が五間堂で、各柱に懸鼻(かけはな)を付け随所に彫刻を入れて装飾性を高めています。とくに、向拝廻り(こうはいまわり)は本舎より大きな部材を用い、水引虹梁(みずひきこうりょう)に松・竹・梅の浮彫を付け、斗栱(とます)間を竜の彫刻で埋めるなど、豪華で勇壮な造りとしており、参拝者に強い印象を与えるねらいがあったものと思われています。



その後、昼食を挟み、阿波・大杉神社へ、その際市川宮司より大杉神社についてのご説明をいただきました。
大杉神社は、通称あんば様。社伝によると、神護景雲元年(767)の創祀、延暦15年(796)に快賢阿闍梨(かいけんあじゃり)が安穏寺境内に社殿を造営、大杉大明神とよばれました。現在の社殿は、寛政年間(1789〜1801)に焼失したあと文化10年(1813)に建立されましたが、屋根は仮葺のままで文政7年(1824)になって瓦葺が完成しています。また、平成14年から18年にかけて、屋根葺替・塗装彩色工事が行われました。
特徴としては、本殿・幣殿(へいでん)・拝殿を一体化した複合社殿であり、この様式は平安時代に京都の北野天満宮で始まり、近世には大崎八幡宮や日光東照宮など各社で見られるようになりました。これらは本殿が入母屋造ですが、近世には本殿をやや簡単な流造とするものも現われ、本社殿もその一つであります。本社殿では本殿を流造(ながれづくり)としながらも細部手法はきわめて複雑で、装飾彫刻を多用しています。
また、拝殿は桁行(けたゆき)七間の規模でありながら、正面側は内法虹梁(うちのりこうりょう)を架け柱を抜いて三間とし(組物は七間分備える)、向拝も広い一間としています。
さらに、向拝廻りは柱・虹梁・木鼻(きばな)などを主舎よりも大きな部材を用い、装飾彫刻も多用して正面廻りを広大かつ豪華な造りとなっています。

 今回見学しました逢󠄀善寺本堂も大杉神社本殿の向拝廻りも、どちらも参拝者へ与える印象を強める意図の感じられる建築物でした。このことを知り、実物を見上げますと「なるほど!」と納得できるのではないでしょうか。





ご協力いただきました神社や社寺の関係者の皆様には、感謝申し上げます。

16時に歴史民俗資料館に戻ってきました。今回参加された皆様には、地域の歴史や文化に触れていただき,市民としての誇りやかけがえのない郷土文化財の継承に関心をもっていただけたと思います。お疲れさまでした。

また、12月9日(土)には「シンポジウム 稲敷市に花開いた近代仏教芸術の諸相」の開催を予定していますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、飛び入り参加も可能ですので、ご来場いただければ幸いです。

#稲敷市 #稲敷市立歴史民俗資料館 #大杉神社 #逢󠄀善寺


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