稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

夏季企画展「見て発見!古代の稲敷」

2015年08月16日 | 日記


 霞ヶ浦近辺では湿地帯や埋立地以外の高台の多くに遺跡があります。稲敷市内でも,低地で製塩活動が成されたことで知られた国指定史跡である広畑貝塚があります。また,国の重要文化財に指定されている注口土器や土版が出土した椎塚貝塚や福田貝塚といった,考古学史上重要な発見がなされた,全国的にも著名な遺跡が多数存在します。更に近年,首都圏中央連絡自動車道に係る発掘等により,新たな出土品が急増しています。特に平成23年(2011)に神屋遺跡にて発見された平安期の火熨斗は,人々を驚かせました。

 今回の企画展では稲敷市内で発掘された遺跡とその出土品について,市内では未公開の物を中心に展示公開します。

当時を生きた人々の生活の跡を豊潤に遺す稲敷の魅力を,改めて感じていただければ幸いです。

【期間】平成27年8月1日(土)~8月30(日)

【休館日】

月曜日・8月28日(金)

▽入館料:無料

▽土器パズルや土器や貝塚の貝に触れられるコーナーあり

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