稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

石臼でのお団子作り

2013年09月10日 | 日記
9/5(水)

実習生のC子です。
この日は、石臼を使ってのお団子作りの実習をしました。

まずはお団子の原料になる米粉をつくるための
下準備から始めました。
よく洗ったお米を2時間ほど水に浸します。
その後よく乾燥させてお米の準備は完了です。

石臼はきれいに洗い、熱湯をかけて消毒しました。


石臼をゆっくり反時計回りにまわして、お米を入れて
挽いて行きます。
何度かふるいにかけ細かな粉状になるまでやりました。

石臼を回す作業は最初は重く、力のいる作業でしたが、
上下の臼の間にお米が入ると、だんだんと軽くなっていきました。


米粉の完成です。


これにお湯を入れ、練っていきます。


耳たぶくらいの弾力になったら、今度はお団子の大きさに
丸めていきます。
真ん中をへこますようにするのがコツだそうです。


3,4分ほどゆでていきます。


最後は冷水に冷やし少し、風に当てて冷まして完成です。


ややかためだったのが反省点です。
分量、茹で時間や冷水に冷やす時間など
考え直さなければいけないと思いました。

最後は反省点をふまえ、
「もしも私が、石臼でお団子作り講座を開くとしたら…」
という想定で企画案を考え、発表しました。



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刀剣の手入れ

2013年09月10日 | 日記
9/4(水)

博物館実習生のC子です。

この日は刀剣の手入れをしました。
展示されている刀もすぐに錆びてしまうことがあるので
定期的に行っているそうです。


まず刀袋から刀を抜いていきます。
このとき鞘にごみが入らないように
刀を抜いたらきちんと袋をとじます。

刀は、目釘という小さな竹の杭のようなもので
柄と刀をとめているため、目釘抜きという
小さなトンカチのような道具を使って
目釘を抜き、柄から刀を外します。

ここからようやく刀を手入れする作業にはいります。


奉書紙というものを使って刀身についている
古い油を拭って刀をきれいにしていきます。


その後、打粉(内曇り砥石を細かく粉状にしたもの)で
刀身をはたくように刀に打ち掛けていきます。


刀に掛けた打粉を奉書紙で再度拭い終わったら
刀を錆びないようにするため丁子油という油を
ネルに染み込ませ根元から刃先にかけて
ムラの無いように塗っていきます。


これで一通り手入れは終了です。
後は刀をまた柄に戻し目釘をはめ
刃先を傷つけないように鞘に納めていきます。


最後に刀袋に刀をしまい紐でしっかり縛り完了です。


今回、16本も刀の手入れをやらせてもらい
気の張る作業で最後のほうは疲れてしまい大変でしたが、
こんなに刀をさわる機会というのは実生活では
中々ないと思うので貴重な体験させてもらいました。





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スタンプラリーコンプリート

2013年09月10日 | 日記

以前、このブログでもお伝えしたように、
稲敷市立歴史民俗資料館では県内の資料館と
連携してスタンプラリーを開催しています。

県内15ヶ所の資料館を巡りスタンプを押すと、
5館ごとに景品がもらえるというものですが、
これまで5館目、10館目に訪問いただいた方はいらっしゃっても、
15館すべて周りきりましたという方にはお目にかかれませんでした。

が、先日ついに当館で15館目になるという方がいらっしゃいました。



東京都にお住まいの方で、お聞きしたところ、博物館巡りは趣味の一つだそうです。
これまで600館以上、関東各地の博物館や資料館を訪問されているとのことで、
興味深いお話をいろいろ伺うことができました。

こうして市外の人に足を運んでいただくきっかけを作るのもスタンプラリーの効果なのかと思います。

まだしばらくはスタンプラリーは続くと思いますので、皆様ぜひチャレンジしてみてください。


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