ありがとうを言えない親
先日、電車での移動で二人掛けの座席に座ることができました
隣に座る人もなくゆったり座っていると、一歳くらいの男がベビーカーに乗り、二歳くらいの女の子とお母さんが勢いよく電車に飛び乗ってきました
私はすぐに席を立ち女の子に向かって「お母さんさんと一緒に座っていいよ」と言いました
女の子が恥ずかしそうにしていると「早く座りなさい」と怒鳴るようにお母さんが言い放しました
慌てて女の子は座り、お母さんはベビーカーから男の子を抱きかかえ、無事にお母さんと席に着きました
ベビーカーは車内では揺れますので、ちゃんと席に着くまで私はベビーカーの片側を持ち支えていました
お母さんはカバンからアイパッドを出し子どもにクイズのできる絵本みたいなアプリを出し子どもに渡しました
時折きつい口調で「こうでしょ!」と教えていましたが子どもは楽しそうでホッとしました
じっと見ているのも良くないかと思い時々チラッと親子を見ていましたが、「ありがとうございました」「助かりました」の言葉はなく、お母さんはうつむいたままでした
感謝して欲しいわけではありません
ただ、こんな時こそ子どもの教育、しつけになるのに「もったいないなぁ」と私は思いました
お母さんが知らない人から席を譲ってもらったら、笑顔で「ありがとうございました」と話す姿は子どもにとってきちんと挨拶のできる良い見本になる生きたしつけだと思います
ただ、「知らない人と話をしてはいけない」「何か聞かれても無視をしなさい」と教えなければいけない時代でもあります
その時のお母さんはどんな気持ちだったのか、子育ての少しだけ先輩としてただ、その親子を見守るだけしかできませんでした
私も子ども二人連れてベビーカーで電車移動をしたことがありますが、はたから見る以上に大変で危険です
できれば、声かけ、手をかけて席を譲ってあげてください
「ありがとう」がなくてもきっと心で「ありがとう」と思っていると思います
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