北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

八王子まつり

2016-08-08 14:43:00 | 芸能
8月6日(土)八王子まつりに行って来た。猛暑である。

普段、外でじっとしていることが無い私にとって、汗だくの鑑賞だった。

昨年と全く同じところで、同じ太鼓を見たのである。



今回の写真は太鼓に限定した。太鼓まつりは甲州街道で午後2時から始まった。
先ずは佼成太鼓から。見たところ昨年とほぼ同じメンバーである。
配置まで一緒だ。

昨年はマイクのオジサンにペットボトルを頂いたので、お礼も兼ねて始まる前に挨拶をした。



マイクのオジサンは、「もっと前に来て並んでください。スカートの人はきちんとしてくださいね。そうしないと太鼓が叩けなくなっちゃうから」と意味ありげな司会で笑わせる。

とにかく、地べたに座ったものだから、音と振動がもの凄く、身体全体に伝わってくる。

歌丸のある落語に、花火のシーンがあり「ドーン」が良く、響きが無いと「ドドドドド、ドウドウドウ」では色気が無い、と言っていた。

それなんだ。CDでは伝わって来ない鼓動だ。



最初は座って見たが、アスファルトの照り返しで熱い。奏者もだんだん乗って来て、草履を脱いで裸足だ。



昨年は佼成太鼓に限定して2時間たっぷり見たが、今年は数多くの太鼓も見ようと思った。
女性グループで飛んだり跳ねたりするが、衣裳で暑そうだ。



可愛い小・中学生。私も小学生の器楽班で小太鼓を叩いていたから好きである。



男性は上半身裸である。
太鼓界で№1は林英哲であろう。彼は佐渡の鬼太鼓座から鼓童を経てソロとして独立し、今では世界中で活躍する。



甲州街道を50mから100m離れて、次の太鼓も見る。



真ん中の大きいのは桶胴という。



甲州街道は長い。ザ・エルシィまで来てしまった。
20年程前の事だった。ある知人に頼まれて、このザ・エルシィの宴会場でスポットライトを浴びて「仁義」を尺八で演奏した事がある。

「富士電機」の忘年会のアトラクションとして、ピアノトリオの前に出演した。
紋付袴姿で一曲だけだったが、3万円いただいた。さらにビールと食事もいただいた。割りの良い仕事だった。

暑い中、甲州街道を戻るのに、もの凄い人でなかなか進めなかった。急がねばならぬ用事があったのだ。
実は4時に、かつての弟子と会う約束をしていたからだった。

20年位会っていなかった、かつての弟子と一番弟子の名称は誰にも渡さないと言う、一番弟子も交え、「徳樹庵」で久し振りの出会いを楽しんだ。
先ずはビールで乾杯となった。その後は「浦霞」。

当然、かつての練習曲の話や、その他の共通の弟子についての近況報告であった。
どうも私は口が悪く、稽古中弟子に対して「ヘタだなぁ」みたいな事を言ったようである。

こういう事は言われた本人は覚えているが、言った本人は大抵「覚えていない」である。
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