カラオケ店で尺八を演奏するのは楽しい。
テレビの番組では、フルートの練習をしたり、落語家も弟子に教えるのに最適だと言う。
確かに音の出る演奏は家人には「うるさい」であろう。
その点、カラオケ店では誰にも文句を言われず、音響設備の整った個室で十分堪能出来るのである。
ボリュームもエコーも自由自在に変更出来る。
その上、録音も出来る。
しかし、カラオケ店で歌うにもキー設定の問題がある。
自分に合う高さだ。男性と女性では音域が違うし、人によっても違う。
ましてやプロの歌手は音域が広い。五木ひろしは低音も高音も良く出るし、前川清はかなり高音だ。
そこでキーを自分に合わすことになる。ひとまず歌は置いておくことにしよう。
問題は尺八である。
通常持っている一尺八寸管で吹けなければ素人には困難だ。
そこでキーの方を変更して、演奏しやすい一尺八寸管に合わすのである。
ここではプレミアDAMの機種についての結果を報告しよう。
そうすれば皆さんはカラオケ店でキーを少し変更すれば、すぐに演奏出来る。
ここにいくつか曲を掲げてみる。
(注意)このキーはセット表示された曲のキーであり、原曲とは違います。
童謡・文部省唱歌
ふるさと ±0
もみじ ±0
花(滝廉太郎作曲) ±0
浜辺の歌 ±0
椰子の実 -2
里の秋 +2
おぼろ月夜 +5
さくらさくら +5 (琴古流入門の楽譜による。ただし最後のメロディーが若干違う。)
歌謡曲
千曲川 ±0
風雪ながれ旅 ±0
みちづれ -1
星影のワルツ -2
柔 -2
天城越え -3
王将 -3
北国の春 -5
仁義 +2
余談だが長野県歌の「信濃の国」は+2である。
+1は半音高くで、+2で一音高くなる。
-1も同様に半音下げる表示だ。
カラオケ店はいろいろあるが、会員になっていれば安い。
しかも、時々割引券をくれるから、それを利用すれば、例えば平日の午前中に開始して2時間、1ドリンク制だと先日は464円だった。
ちょっとした喫茶店でコーヒーを飲むより安いのである。
私は大概1時間は好きな歌を歌って、残り1時間を尺八で演奏だ。
普段はホットコーヒーを注文するが、ある時、生ビールが108円の時もあったから驚くほど安い。
カラオケを上手く利用して、尺八を上手くなろうと言う訳だ。
気を付けるのはリズムと音程である。
本当に気持ち良くなって帰れるんだから。
YouTubeで検索すれば、カラオケで尺八の演奏はいくつかあり、参考になる。
ただ、このカラオケで歌を歌いそれをアップしたら、著作権隣接権で訴えられた人がいるので、注意されたい。
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