北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

面白い歌・勘違いの歌

2016-06-27 21:23:00 | 音楽・日々是尺八
世の中には面白い歌や、意味不明の歌や勘違いして聞いていた歌などがある。

最近パソコンの利便さによって、明らかになった曲もある。

なんと言っても筆頭は誰でも知っている「ふるさと」で歌詞の「うさぎ美味し、かの山」の勘違いであろう。どうしても追いしが、美味しいになってしまう。

調べても意味不明で有名な曲は「じんじろげ」だ。
作詞は渡舟大、作曲は中村八大。森山加代子の歌である。(インドに元歌があったらしい)

ジンジロゲーヤ ジンジロゲ ドーレドンガラガッタ ホーレツラッパノツーレツ
マージョリン マージョリンガラ チョイチョイ ヒッカリコマタキ ワーイワイ
ヒラミア パミヤア チョイナダディーヤーーーー

何の事だかさっぱり解らない。
知らない人はYouTubeをご覧になると良い。

時代を遡って1956(昭和31)年のヒット曲は「愛ちゃんはお嫁に」。私が8歳の頃だ。
作詞は原敏雄、作曲は村沢良介。鈴木三重子歌である。

さようなら さようなら 今日限り 愛ちゃんは太郎の嫁になる
俺らの心を知りながら でしゃばりおよねに 手をひかれ 愛ちゃんは太郎の嫁になる

私の親父は9人兄弟の4男で、長男の伯父さんの妻が「あいさん」であった。毎年兄弟の新年会が持ち回りであって、我が家でも随分騒いでいた。
興が乗ると、長男は太郎ではないが、盛んに皆こぞって「愛ちゃんは太郎の嫁になる」と大声で手拍子を打って、笑いながら歌っていたから私も自然に覚えてしまった。

考えてみればおかしいのは、男の歌(歌詞が)を女性が歌っているのだし、「でしゃばりおよね」とは。

この歌を検索してみたところ、T大学のK教授が解説している。
曲名は「愛ちゃんは太郎の嫁になる」の方が良かったのではないか、とか「およね」は女中ではないかと言う。
最近不思議に思って、もしかしたら「停車場におよねに」と思ったが、やはり「でしゃばり」だった。

「ラクカラーチャ」の歌はメキシコ民謡で、ゴキブリの事らしい。
自宅を探したところ、小6年生の音楽の教科書が出てきて、それに載っている。
ただし、「車にゆられて」(ラ・クラカーチャ)とある。まさか「ゴキブリの歌」ではまずいだろう。

途中から、ラクカラーチャ ラクカラーチャ ゆらゆらゆれて ラクカラーチャ ラクカラーチャ 牧場のなかを
と続く。
流石に小6の教科書だ。「ラクラカーチャ」の意味をゴキブリではなく、あぶら虫の表示にしてある。

これを私が中学生の頃NHK「みんなの歌」で放送されているのを聞いて、「楽なかあちゃ 楽なかあちゃ」と母親の前で歌ったのだ。

もちろん冗談だった。これを聞いて母は怒り出すどころか、笑いながら聞いていた。
これに気を良くして私のダジャレ人生が始まったと言っても過言ではない。

「ルイジアナ・ママ」は飯田久彦が歌った。
あの娘はルイジアナママ やって来たのはニューオリンズーーーー
マイ ルイジアナママ フロム ニューオリンズ

このfrom NewOrleansて言うのをてっきり「ルリオリン」と思い一人でそう歌っていた。

「ギンギラギンにさりげなく」は作詞は伊達歩、作曲は筒美京平でマッチの歌。
覚めたしぐさで熱く見ろーーーー
ギンギラギンにさりげなく さりげなく 生きるだけさ
I get you baby, I need you baby, I want you baby, Right on !!

これを私には「アワッチュ ベイビー アワッチュ ベイビー」に聞こえたのである。
誠に意味不明で歌っていた。

会社勤めの頃には、スナックでカラオケも流行り、同じ部署の若い女性とも良く行った。
当然若い女性は今流行っている歌を歌う。

中森明菜の「DESIRE」
その中にGet up, Get up, Get up, Get up, burning love
と言う箇所があって、彼女は「ゲラ ゲラ ゲラ ゲラ マリア」と歌っているように聞こえた。
彼女に「ゲラ」の意味を聞いたところ「知らない」と言われた。 

私は英語は苦手だが、綾戸智恵が小学校での先輩の授業でビートルズの「Let It Be」を、「聞いたまま歌ってみなさい」と言っていた。
日本語で普通に書けば「レット イット ビィー」だが、歌う時は「レルイルビー」みたいでも良いとも言っていた。

「もぐら祭り」は若い頃、尺八のお弟子さんらと新宿、歌舞伎町でよく稽古の帰りに飲んだ時に、「スガンさん」と言う飲み屋のママさんに教わった。まあ2階の狭いスナックだった。

もぐらの祭りは暗闇まつり 年に一度の暗闇まつり 好きなお方と手に手を取って
歌って踊って夜が更ける もぐらの情熱は グツグツ燃え上がる ああもぐら祭り
ジャンジャラスッポンポン ジャンジャラスッポンポン ジャンジャラスッポンポン 
  
このジャンジャラスッポンポンは調子が良く2部合唱も出来て、このジャンジャラスッポンポンをずっと繰り返して歌う人と分けて歌う事が出来る。楽しい歌だ。

これをYouTubeで見つけたからびっくりした。岐阜大学生がアップしているのでご覧ください。
踊りながら歌っているのである。

多少歌詞が違うが、私のは「スガンさん」で教わった通りである。

今日は「ゴキブリ」やら「もぐら」の話で、食事中の方には失礼いたしました。