地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

本年もお世話になりましたm(__)m

2013-12-27 | 事務所のできごと

こんにちは、作業療法士の加藤です

早いもので、当ブログを開設して2回目の年末となりました。また来年もできるだけ1週間に1回のペースを守っていきたいと思います

かなり寒くなってきました。大きい寒波も来ているようです

みなさん、風邪などひかないようにお体には十分気を付けてください。

 

来年の営業開始日は1月6日(月)となっています。

では、来年もリハビリ訪問看護ステーション東大阪をよろしくお願いいたします

良いお年を


腰痛について ~3~

2013-12-18 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です。

かなり寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?今回は久しぶりに「腰痛について」第3弾です

前回は、姿勢の悪化などにより、脊柱の適切な弯曲が保てなくなることで、脊柱にかかる負荷が1点に集中しやすくなる。そして、特に腰部に負荷が集中しやすいということをお話しさせてもらいました。

今回はその続きで、どのような場面で腰への負担が増悪するかをまとめたいと思います。

 腰痛に関する全国調査報告書によると、腰痛になったきっかけとして多い場面は、下のグラフのようになっているようです。

 腰痛になったきっかけ場面

一番多いものとして、「中腰の作業」・「重いものや人を持ち上げる」場面があげられています。

 

 中腰の姿勢では、特に腰が反っているように見えなくても、上の図の下矢印のように、腰骨のあたりが反ってしまうような力が働きます。この状態から、体幹を起こしていくと、腰を反らせようとする方向に働く力はさらに強まるため、腰痛を起こしやすい危険な動作になっています。

同様な機序で、高いところのものを取ろうとするときなどに、肩より上に手を伸ばす時も注意が必要です

次に、「同じ姿勢の作業」という場面があります。例えばデスクワークなどでずっと座りっぱなしでも腰痛は起こります。

 

座っていると、先ほどとは逆に、腰は丸くなるような姿勢になる人は多いと思いますが、この姿勢もずっと続くことで、青い矢印の方向に腰椎部の周囲の靭帯や軟部組織が、徐々に引き伸ばされていきます。一見、反るのと比べて負担が少なそうに見えますが、過剰に引き伸ばされること(オーバーストレッチ)で、腰周囲の靭帯は疲労し、ダメージを受け、腰痛へとつながっていくようです。

また、「運動直後」も腰痛は起こりやすいとあります。これは、休憩中に悪い姿勢で座ったりしていることにより痛くなることが多いようです。運動直後は、全身的に関節は緩みますので、その分ゆがみも生じやすく、悪い姿勢の影響を受けやすいためとされています。とはいえ、適度な運動は腰痛予防に大事ですので、その後のクールダウンも忘れないようにしましょう

と、不十分かもしれませんが、今回は腰痛発生の主な場面について、少し具体的にまとめさせてもらいましたやや長くなってしまいましたので、そろそろ終わりたいと思います。最近は寒いので、身体をじっと固めて寒さに耐えている人も多いと思います。しかし、同じ姿勢でずっと固まっていますと、腰痛の危険がありますので、意識的に姿勢を変えるなどして、腰痛を防ぎましょう次回は、もう少し具体的に、日常場面での腰痛予防策についてまとめられたらと思います


膝関節、変形性膝関節症 in 当事務所内勉強会

2013-12-10 | 勉強会関連

こんにちは  寒くなってきていますが、いかがお過ごしでしょうか

理学療法士の丹野です

毎週水曜日の業務終了後に勉強会を開催しておりますが、11月27日(水)に

私が講師を務めました「膝関節、変形性膝関節症」について、ご報告させていただこうと思います

活字ばかりになってしまいますが、最後まで読んでいただけると幸いです

関節疾患は、要支援の原因疾患第1位、要介護の原因疾患第4位といった非常によく診る疾患です

その中でも、変形性膝関節症(以下、膝OA)は、40歳以上の方だけでも2,530万人、有症状の方でも800万人いると言われています

現在の日本の総人口は1億3千万人程度と言われていますので、5人に1人が膝OAと考えられます

そもそも、膝OAとはどういった病気なのか

一言で表すと、膝の関節軟骨の変性ですそこから、関節が変形してきたり、骨の形が変化してきたり、痛みが出現してきたりします

治療としては、いくつかの手段があります 医学的な治療としましては、、、

① 薬物療法:抗炎症剤、除痛薬(塗り薬、湿布、飲み薬etc)

② 関節水腫除去、関節内注入療法:注射。水を抜いたり、ヒアルロン酸を注入したりします。

③ 手術:高位脛骨骨切術(膝下の骨を切り、足を真っ直ぐにする)、人工膝関節全置換術(膝関節自体を、金属やセラミックの素材の関節に変えてしまう)etc。

等があります

我々セラピストができることとしましては、、、

④ アライメント修正:徒手的に膝の構造を変化させる。

⑤ ④に近いが、弱っている筋肉を鍛え、また過剰に活動している筋肉を抑制させることで、膝の構造を変化させる。

⑥ 装具、サポーター、足底板etcの処方。

等があります

①~⑥はいずれも、膝関節の力学的環境を改善し、関節軟骨および他の構成体の退行変性を予防することを目的としています

 

以上のことを踏まえ、勉強会では膝関節が不安定なスタッフに協力してもらい、評価から治療を行いました

もちろんボバースセラピストとして、マニュアルチックにお伝えしたのではなく、ノーマルムーブメントの考え方を元に、アプローチしていきました

結果としては、大腿直筋の賦活、内外側広筋のアンバランスの修正、ハムストリングスの過緊張の軽減、膝窩筋の伸張、大腿筋膜張筋の過緊張の軽減が実現し、下肢のアライメントが修正され、結果片脚立位バランス能力が向上しました

ここで学んだことをどんどん利用者さまに還元していけたらと思います

以上宣告通り、活字のみとなってしまいましたが、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました

次回は写真もたくさん載せたいと思います


洗車しました(^^)/

2013-12-05 | 事務所のできごと

こんにちは、作業療法士の加藤です。

今週はいい天気が続いていて気持ちいいですね

今回は、1週間に1回ほど行っている洗車風景の紹介です。

天気がいいとはいえ、最近は寒いので少し大変なのですが、頑張ってやってます

なぜ、時間を割いてまでがんばるのか…と思われる方もいるかもしれません。

バイクがキレイになると気持ちいいということも、もちろんありますが、洗車をしっかり行うことが事故の予防につながるということが言われているからです

ハインリッヒの法則というものがあります。、労働災害における経験則の一つなのですが、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)が存在するというものだそうです。

つまり、「日々、洗車をする」

     「自分のバイクに対する愛が深まる」

     「大事に運転するようになる」

     「ヒヤリ・ハットが減る」

     「事故の確率が減る」  という具合です

安全運転を心掛けて、利用者のみなさんにご迷惑のかからないように努めたいと思います

きれいになりました