地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

片手でも安心・便利!!エプロンの活用

2014-02-26 | 便利グッズ

こんにちは、作業療法士の加藤です

私たちが訪問リハビリでうかがわせてもらっている方々のなかには、脳卒中等の後遺症により、半身にマヒが残ってしまっている方々が多くおられます。

半身がマヒすると、普段何気なくできているちょっとした動作などが、非常に大変なものとなります

しかし、そのような中で皆さんそれぞれ工夫して生活をされており、非常に勉強になるなぁと感じることがよくあります。

今回は、そのうちで、つい先日に教えたもらった工夫を紹介します

この方は、右の半身麻痺がありますが、左手で杖を使用すれば、屋内を自由に歩いて移動できる方です。

しかし、杖を持っているため、何か物を持って移動することが難しいです。特に困るのは、たたんだ洗濯物などをタンスに入れるために持ち運ぶことだということでした。

そこで、活躍しているのが、写真にあるように着用されているエプロンです。

このようにして、衣類等をポケットに入れて運んでいるとのことです。

しかし、実はこのように大きいポケットのあるエプロンはなかなかないとのことです。

このエプロンも、もともとは、小さいポケットが連なって複数ついているタイプのものだったようですが、ポケットを隔てている縫い目をとって、大きい一つのポケットに改造したということでした

宅配などが来て、ハンコなどを持って玄関に行くときなども便利とのことでした

思いつきそうで、なかなか思いつかないように思います。実際に不便な思いをされているからこその工夫だなと思いました。勉強になりました


春支度

2014-02-18 | 事務所のできごと

元気ですかー  理学療法士の丹野です

寒すぎますね 先週の金曜日の大雪には非常に難儀しました

みなさま、体調は崩されていませんでしょうか

今日は事務所の模様替えの話を

ハロウィーン、クリスマス、お正月などなど、地味ではありますが、

季節や行事のたびに事務所の模様替えを行っています

今回は、少し早いですが、春試用にしようと思っています

事務所を入って右手にテーブルがあり、その横の壁には

スタッフが持ってきてくれた草間彌生(くさまやよい)さんの作品「南瓜」in直島

クリックすると新しいウィンドウで開きます

のポスターがあります

そのカボチャを中心に、模様替えを毎回行っています

今回は、桜の枝を飾り、ジェルシールの桜の花びらを散らしてみました

  

桜の色が薄いのと、まだまだ量が少ないので、若干ショボく見えます(ていうか、見えないですよね)が、

シーズンまで期間があるので少しずつ増やしていこうと思います

ちなみに、いつも100均でグッズを集めています

なにかいい飾り付けやテクニックがあったらぜひ教えてください


片手でも暖か便利!!ファスナー付きレッグウォーマーのご紹介(^o^)丿

2014-02-14 | 便利グッズ

こんにちは、作業療法士の加藤です

立春も過ぎましたが、まだまだ寒いですまた雪が降りましたね

みなさん、それぞれ寒さ対策をしっかりされていると思いますが、今回はレッグウォーマーのご紹介です

片マヒをお持ちの方は、下の写真のように装具を普段から使用されている方が多くあります。

装具を使用している方は、外出時に装具の上から靴を履きます。その場合、装具を着けていても入りやすいように、靴は履き口が広く、丈の低いものとなることがほとんどです。

そのため、外出時は足首のあたりが非常に寒いということです

そこで、今回ご紹介いただいたのが、このレッグウォーマーです

靴の上からでもすっぽりと入ります。ゴルフ用のアイテムとのことです。

ファスナー付きで、裏起毛となっています。

靴の着脱をしなくても、つけはずしができるので、屋外でも安心して使えるのではないかと思いますオススメです


高齢者の嚥下機能へのリハビリ

2014-02-04 | 勉強会関連

お疲れ様です  理学療法士の丹野です

暖かかったり寒かったりですね  油断してると風邪引きそう

今回も、論文から得た知識のご紹介です

国内での死亡率の順位に変動があり、第3位が肺炎となりました(第1位は癌、第2位は心疾患)

そして、要介護高齢者においては肺炎が第1位となっています

なかでも特に問題となっているのが、『誤嚥性肺炎』です

誤嚥とは、食物や唾液などの分泌物が咽頭を通過するときに、声門を越えてさらに気管より深い部分に侵入することです

誤嚥したから即、肺炎というわけではなく、誤嚥した量や性質、また呼吸能力や喀出能力や免疫力などにも影響されます

今回は、呼吸能力と喀出能力を高めるためのリハビリ例をザッと述べさせていただきます

体位ドレナージ … 姿勢を変えることによって、分泌物等を重力を利用して気道へ誘導、排出させる方法

キャプチャ

肺のどこに痰がたまっているかを聴診器で聴取したり、レントゲンの画像を参考にして、痰が気道に向かって移動するようにします

スクイージング … 胸郭を呼気(息を吐く)時に圧迫し、吸気(息を吸う)時に開放する方法

呼吸に合わせて、胸郭の動きを介助します。決して力を込めて行わないこと。

咳嗽(がいそう) … せき のこと

ハフィング … 「ハッ、ハッ、ハッ、、、」と声門を開いたまま強くて速い呼気を行う方法  上手にせきができない人に有効

ハフィング1

呼気筋トレーニング … 呼気時に負荷をかけることで、呼吸筋力の増強を行うこと

器具を利用することもあり、種類もたくさんあります

RESPIRONICS社製Threshold IMT http://www.respironics.philips.co.jp/healthcare/product/product_detail.html?pid=51

や、ウルトラブレス(楽天にありました)http://www.ultrabreathe.com/

など

どれも試したことはありませんので、効果はなんとも言えませんが

④は今すぐにでも、また運動が理解できる人はすぐにできるかと思います