新転地はお化け屋敷 第四十六章 予告

「さて、どうしようかなあ。次回予告の時間なのに寝ちゃってるしなあ、栞」
「すう……すう……」
「まあ取り合えず、無事に引っ越しが済んでよかったよかった。まだちょっと残ってる作業があるにしろ」
「んー、うう……ん」
「問題は栞だよねえ。すぐに起きてくれたらいいけど、残りの作業、今日中に終わらせられるかなあ」
「んー……ふふっ。ん、んんん……っ」
「――それにしてもなんか、さっきから寝息が妙に色っぽいなあ。まさか、変な夢見ちゃってるとか？」
「ん……やあ、まだ、まだ駄目ぇっ……」
「え、えーと……？」
「まだ、食べられるからぁ……ケーキ、下げないでぇ……」
「……すげえ。というわけで次回、新転地はお化け屋敷　第四十六章　日向家　です」
「ぱくっ」
「あいっだぁーーっ！」