「今ちょっと気持ち良かったかも」 「大声出したからですか？」 「うん。孝一くんもやってみる？」 「不審者過ぎるのでやめときます」 . . . 本文を読む
「本物の霊能者って、どのくらいいるものなんですかねえ？」 「うーん、どうなんだろうね。栞が知ってるのは、楓さんと楓さんの旦那さんのお家だけだし」 「僕みたいに幽霊が見えるだけじゃあ駄目なんでしょうしねえ」 「凄く少ないって事くらいしか分からないよね」 . . . 本文を読む
「兄ちゃん。大好きな成美さんの抱き心地はどうだい？」 「そんな訊き方されて誰が答えるかっつの」 「じゃあ何て訊いたら答えてくれる？」 「どんな訊き方されても絶対答えねえ」 「あ。ずるいぞ卑怯者」 「……あの、お前達、わたしの身にもなってくれんか？」 . . . 本文を読む
「えーと、なんだろ。あたし、ここで食べさせてもらうのは決定？ みたいな？」 「だと思うよー。少なくとも、大吾くんの中では」 「庄子さん、ここでご飯食べるの？ ボクは食べなくてもいいんだけど」 「ワウ？」 . . . 本文を読む
「あたし、あの人苦手って言うかいっそ嫌いかもです」 「そ、そうなの？ うーん、僕はそんなに悪い印象無いけどなあ」 「ちょ、庄子、あいつは……」 「んっふっふっふ、好き嫌いは人それぞれ、ですから」 「そうそう。後で仲良くなるにしても嫌いなままでいるとしても、まずははっきりさせてからだよしょーちゃん」 . . . 本文を読む