前回のつづき
塀をよじ登り、オール電化で行けなくなった場所へムリヤリたどり着く。
何かおかしなところはないか、あたりを見回す。
妻はさっきお風呂の掃除をしていたらタバコのニオイがしたとビクビクしてボクのケータイに電話する始末。
ちょうどはるちゃんとサッカーの練習しに近くの公園に行ってるトコで、ケータイは家に置きっぱなしやったけど(笑)
そんな話を聞いていたので、タバコの吸殻でも落ちてないか確認するが、そんなものはなさそうだ。
隣家のタイヤラックは我が家との境にあるフェンスぎりぎりまで来てるのでやはりスイスイ通れる状態ではない。
我が家のタイヤラックは2×4材やラティス、樹脂製の波板を組み合わせた自作のもので人が乗ったらまず崩壊する(笑)ので、これを乗り越えていくのもムリ。
オール電化工事に伴い自作タイヤラックが使えなくなるので、スタッドレスタイヤを別の場所へ避難させてある。
つまりタイヤを保管していたスペースが空いており、一応屋根付なので雨はしのげる。
一瞬浮浪者が住み着いたのかと思ったが、そんな形跡もない。
そしてタイヤラックとの反対側はタンクや塀。
フツー考えてココに人が侵入してくるとは考えにくいなあ。
・・・と思っていたところ、カラン・・という音が。
何かを蹴飛ばしたようだ。
夜なので暗くてよくわからんが、細長いコンクリート・・か?
オール電化工事の時に工事業者がゴミを放置して行ったのか!?
・・とそのブツを拾い上げるとコンクリートではなく、どうやら石のようだ。
あれ?この石、なんか見覚えあるな・・。
数日前にはるちゃんが「この石、ボクの秘密基地に置いておくねん」と言ってた石だ。
その時は「子供の秘密基地なんてたかが知れてるわい」と気にもとめてなかったが、どうやらココがヤツの秘密基地のようだ。
・・あれ?・・・ということは・・んん?
まず、はるちゃんの動線を考える。
タンク側から乗り越えてくるのはたぶんムリだろうし、隣家側からグリグリと突き進むしかない。
「秘密基地」ということはボクらに見られたくないはず。
隣家側から乗り越えてくる時にボクらに発見されないように外からお風呂の網戸を開け、窓を閉める。
網戸が斜めになっていた時もあったと妻が言っていたので、子供がギリギリ手を伸ばしてやっとこさ網戸や窓を開けたり閉めたりしていたら、まっすぐ開け閉めできないこともあるだろう。
そしてその秘密基地に「お宝」の石を保管。
保管といっても地面にポンと置いてあるだけやけど。
タバコのニオイはおそらく隣家か斜め裏の家の旦那あたりだろう。
隣家の旦那は家の前で吸ってるみたいだし、風で流れてきてもおかしくない距離。
斜め裏の家は換気扇がちょうど我が家のお風呂の向こう側にあるので、換気扇の下でタバコを吸ってるのであれば風向き次第で簡単にニオイはやってくるだろう。
あくまでボクの推測ですが、一応起こった出来事と状況が一本の線でつながりました
家に入り、妻に状況を話す。
ボクの仮説に妻も納得。
妻がそれとなく(?)はるちゃんに確認。
妻 「はるちゃんの秘密基地って、お風呂の向こう側のトコ?」
は 「・・・うん。」
妻 「秘密基地に行く時に○○さん(隣家)のトコから行ってる?」
は 「うん。」
妻 「そこから秘密基地に入る時に網戸動かしてお風呂の窓閉めた?」
は 「うん。」
ボクの仮説、大正解!(笑)
妻は泥棒じゃないの!?と不安がってましたが、何のことはない、子供の仕業
ま、そんなことでとりあえず解決。
布団の中で不安におびえる夜を過ごすこともなくなりました(笑)
ハードルを上げて期待して下さった皆さん、あっけない幕切れで申し訳ないっ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
(爆)
にしても秘密基地か~。
ボクも子供の頃秘密基地作ったなあ。
稲刈りが終わった近所の田んぼをみんなで思いっきり掘り起こして怒られたこともあったな(爆)
男の子ならそんな経験・・あるよね?