赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

古本をブックオフで売ってみた

2005-07-11 23:28:00 | こんな本を読んだ(マンガ編)
 貧乏性なのか、買った本は手元において溜めておきたい性分で、読まなくなったものでも手放すのはどうにも抵抗感がある。家にいっぱい雑誌やら文庫・新書・マンガ本がつん読されているので、捨てろ捨てろとヨメがうるさい。この前実家に帰ったときにも、大昔の文庫本からマンガ本やらなんやらが倉庫の中でホコリかぶっててジャマだと、お袋からさんざん捨てるように言われたのだが、それでもやっぱり捨てる気分にならない。
 古本買うのには抵抗ないのでよく店にも行くのだが、見てるとずいぶんたくさんの人が本を処分にやってくる。中には「これとこれは買い取りますが、こちらは引き取れません」なんてやり取りもあって、ダンボール抱えて持ち帰る人なんかもいる。

 いっぺんくらいは不要になった本を売ってみるのも話のタネになるかなあ、なんて思ってとりあえず手近にある読まなくなったマンガを2冊、ブックオフに持ち込んでみた。
 持っていったのは「鉄子の旅:第1巻」「ほしのこえ」コミックス版の2冊。あらかじめチェックしてみたがまだあまり古本で出回ってはいないようだ。こういうのは一体いくらになるのだろうか。ちょっと緊張気味?に買い取りカウンターに持ち込んだら、バイトのお姉さんはとりあえず形だけかパラパラやって、
「2冊で100円になります」
とあっさり宣告。まあそんなもんなのか、よくわからないからとりあえず100円玉1枚もらって帰ってきた。

 「鉄子・・」については以前書いたがなかなか面白かった。「ほしのこえ」はオリジナル版のアニメをYahooの動画配信で見たが、やたら評価は高かったようだが僕にはいまひとつピンと来なかった。作者が一人PCで製作したという意味で、映像(特に雨や雲の光景)がきれいなのは感心したが、人物の絵はあんまり上手に思えなかった。その後コミックス版が出ているのを見つけて購入。佐原ミズという人ははじめて聞く名前だけど、女性マンガ作家らしい繊細な線で人物もアニメよりずいぶんきれいで見やすい。変にストーリーをふくらませすぎず、一方でそれなりに補足もしているのだが、もともとの設定からはみ出しすぎていないのもよかったと思う。・・・が、全体としてはなんかあまり刺さってはこなかった気もする。ちょっとサーチしてみるとやたらと「セカイ系」って言葉がかぶさってくる。自分(たち)と世界との間に存在する社会とか所属する共同体とかへの視点が抜け落ちた世界観ってことでいいのかな?個人的に、そういう世界観にもぐりこんでしまいたくなる気持ちって言うのもなんとなくわからんでもない。そういう意味ではアキバくんたちの好きなビジュアル系ジャンルに限らず、文学方面でもそういう作品多いような気もする。「となり町戦争」なんてちょいちがうけど似た香りがするかも?

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