昨日、仕事がらみで愛知県東部:豊橋市近くの工場へ出かけた。帰りにクルマで聴いたラジオのニュースが、「豊川の幼児殺害事件で検察が控訴した」というものだった。このときぼくらのクルマはまさにこの事件で殺された男の子が発見された埋立地の脇を通っているところだった。
リンク切れ近いかもしれないので引用すると、
~「無罪」不服と地検が控訴…愛知の連れ去り殺害事件
愛知県豊川市のゲームセンター駐車場で2002年7月、同市平尾町の会社員村瀬純さん(28)の長男、翔ちゃん(当時1歳10か月)が連れ去られ、殺害された事件で、名古屋地検は2日、殺人と未成年者略取の罪に問われた元トラック運転手河瀬雅樹被告(38)に対する1審・名古屋地裁の無罪判決を不服として、名古屋高裁に控訴した。(読売新聞より)~
という内容。
この続きが振るっている。
名古屋地裁は先月24日、自白調書の信用性に疑いがあるなどとして、河瀬被告に無罪(求刑・懲役18年)を言い渡した。
純さんは「私の中では犯人は河瀬被告しかいないと思っているので、控訴審で真実が明らかになることを心から祈っている」とのコメントを出した。
もうあまりの馬鹿ぶりにあきれ果てるしかなかった(父親&検察に対し)
こちらは地元なので、この事件については大きく報道されてよく覚えている。そもそもこの事件、
深夜1時過ぎにゲーセン駐車場で父親に車中放置された男の子が行方不明、
現場から離れた埋立地のほとりで遺体で発見された。
事件当時駐車場で休憩していたトラック運転手が逮捕され起訴された
当初被告は「自白」したはずだったが結局無罪になった
無罪の理由は「自白内容が状況と矛盾」「被告の車に男児の痕跡なし」「殺害後また現場にもどって寝てたのはおかしい」など
という内容。さらって殺した犯人も非道だが、夜中に子どもを放置しておいてゲームに呆けていた父親も同様に責められるべきだと考える。
それをなにをとち狂いやがったのか?「私の中では犯人は河瀬被告しかいないと思っている」などというバカ丸出しのコメント。おまえは河瀬氏が犯人だと言う確証を持っているのか?あるんなら出してみろ!と言いたい。
(なおこの父親、そのゲーセンに深夜子どもをしょっちゅう連れてきていて、店側からやめるよう注意されていた。店内に連れて行けなくなったので車中に置き去りにしていたと言うどうしようもないシロモノ)
昔から気になっていたのが、殺人の冤罪事件などで「犯人」とされていた人の潔白が証明された場合にも、被害者遺族がそれを認めずに「犯人はあいつだ」と主張することがままあること。
ぼくの身近では、隣県で起きた「名張毒ぶどう酒殺人事件」で昨年名古屋高裁で「再審開始」決定が出された。各種物証からみても「死刑判決確定」とされた奥西氏の有罪には無理があるようだ。この事件でも遺族の中には「犯人は奥西に決まっている」と断言している人がいる。身内を殺された悲しさと喪失感を埋める為に、犯人=憎む対象を作らないと気が済まないのだろうか?だがそれで無罪の人を無理やり犯人に仕立て上げてどうなるのか?それは新たな冤罪者=被害者を再生産する犯罪に等しい行為ではないのか?自分の悲しみの代償に他人を巻き込んででもよしとしようという行為は人として許されるものではないだろう。
豊川事件の場合はさらに悪質だと思う。このバカ父は憎むべき対象を確保して自分の心の支えを得たいだけなのだろうか?周囲から非難され犯人と疑われもした自分の身代わりに「いけにえ」を欲しがっているだけではないのか?自分の落ち度を他者に押し付けて責任逃れを謀っているだけのように見えて仕方ない。これではバカの上塗りにしかぼくには見えない。
加えて異常に見えるのが検察の姿勢だ。1審公判中で主張の脆弱さを突かれまくり、物証なし・状況証拠あやしい・自白調書もへろへろという失態を演じ、判決当日になって「もうちょっと追加で弁論させてくれ~」といきなり要請したが裁判長はあっさり却下。結局主張がことごとく退けられ全面敗北。こんな情けない法廷戦術しかできない手持ちカードで高裁に向かえるのか?自分たちの捜査結果不十分を認められないメンツの為だけの控訴にしか見えない。
刑事事件の場合、100%の検挙率実現を当然視するのはそもそもおかしい。悪を行うものは罪から逃れる為にそれなりに努力をするもの。それを崩すのはプロに期待すべきことでもあるだろうけど、事後に残された証拠を集める以上、真相解明まで手が届かない場合はあって当然。犯人の特定や検挙、法廷での立証までができない事態はどうしたって起こりうる。実現できなかった事例ははっきりと認めたうえで、次の事案に対する有効な教訓とすべきはずだが、なりふり構わぬ「犯人の捏造」を図るのは許されることではない。
今回の事案で検察側が新たに決定的な証拠が出せるメドがあるのなら、高裁への控訴も行うべきと言えるだろうが、1審と同じ内容の繰り返しで単に「仕事してるふり、努力してるポーズだけ」見せたいのだとしたら、税金のムダ使いはとっととやめて「勇気ある撤退」を見せたほうが正義に近づける。
リンク切れ近いかもしれないので引用すると、
~「無罪」不服と地検が控訴…愛知の連れ去り殺害事件
愛知県豊川市のゲームセンター駐車場で2002年7月、同市平尾町の会社員村瀬純さん(28)の長男、翔ちゃん(当時1歳10か月)が連れ去られ、殺害された事件で、名古屋地検は2日、殺人と未成年者略取の罪に問われた元トラック運転手河瀬雅樹被告(38)に対する1審・名古屋地裁の無罪判決を不服として、名古屋高裁に控訴した。(読売新聞より)~
という内容。
この続きが振るっている。
名古屋地裁は先月24日、自白調書の信用性に疑いがあるなどとして、河瀬被告に無罪(求刑・懲役18年)を言い渡した。
純さんは「私の中では犯人は河瀬被告しかいないと思っているので、控訴審で真実が明らかになることを心から祈っている」とのコメントを出した。
もうあまりの馬鹿ぶりにあきれ果てるしかなかった(父親&検察に対し)
こちらは地元なので、この事件については大きく報道されてよく覚えている。そもそもこの事件、
深夜1時過ぎにゲーセン駐車場で父親に車中放置された男の子が行方不明、
現場から離れた埋立地のほとりで遺体で発見された。
事件当時駐車場で休憩していたトラック運転手が逮捕され起訴された
当初被告は「自白」したはずだったが結局無罪になった
無罪の理由は「自白内容が状況と矛盾」「被告の車に男児の痕跡なし」「殺害後また現場にもどって寝てたのはおかしい」など
という内容。さらって殺した犯人も非道だが、夜中に子どもを放置しておいてゲームに呆けていた父親も同様に責められるべきだと考える。
それをなにをとち狂いやがったのか?「私の中では犯人は河瀬被告しかいないと思っている」などというバカ丸出しのコメント。おまえは河瀬氏が犯人だと言う確証を持っているのか?あるんなら出してみろ!と言いたい。
(なおこの父親、そのゲーセンに深夜子どもをしょっちゅう連れてきていて、店側からやめるよう注意されていた。店内に連れて行けなくなったので車中に置き去りにしていたと言うどうしようもないシロモノ)
昔から気になっていたのが、殺人の冤罪事件などで「犯人」とされていた人の潔白が証明された場合にも、被害者遺族がそれを認めずに「犯人はあいつだ」と主張することがままあること。
ぼくの身近では、隣県で起きた「名張毒ぶどう酒殺人事件」で昨年名古屋高裁で「再審開始」決定が出された。各種物証からみても「死刑判決確定」とされた奥西氏の有罪には無理があるようだ。この事件でも遺族の中には「犯人は奥西に決まっている」と断言している人がいる。身内を殺された悲しさと喪失感を埋める為に、犯人=憎む対象を作らないと気が済まないのだろうか?だがそれで無罪の人を無理やり犯人に仕立て上げてどうなるのか?それは新たな冤罪者=被害者を再生産する犯罪に等しい行為ではないのか?自分の悲しみの代償に他人を巻き込んででもよしとしようという行為は人として許されるものではないだろう。
豊川事件の場合はさらに悪質だと思う。このバカ父は憎むべき対象を確保して自分の心の支えを得たいだけなのだろうか?周囲から非難され犯人と疑われもした自分の身代わりに「いけにえ」を欲しがっているだけではないのか?自分の落ち度を他者に押し付けて責任逃れを謀っているだけのように見えて仕方ない。これではバカの上塗りにしかぼくには見えない。
加えて異常に見えるのが検察の姿勢だ。1審公判中で主張の脆弱さを突かれまくり、物証なし・状況証拠あやしい・自白調書もへろへろという失態を演じ、判決当日になって「もうちょっと追加で弁論させてくれ~」といきなり要請したが裁判長はあっさり却下。結局主張がことごとく退けられ全面敗北。こんな情けない法廷戦術しかできない手持ちカードで高裁に向かえるのか?自分たちの捜査結果不十分を認められないメンツの為だけの控訴にしか見えない。
刑事事件の場合、100%の検挙率実現を当然視するのはそもそもおかしい。悪を行うものは罪から逃れる為にそれなりに努力をするもの。それを崩すのはプロに期待すべきことでもあるだろうけど、事後に残された証拠を集める以上、真相解明まで手が届かない場合はあって当然。犯人の特定や検挙、法廷での立証までができない事態はどうしたって起こりうる。実現できなかった事例ははっきりと認めたうえで、次の事案に対する有効な教訓とすべきはずだが、なりふり構わぬ「犯人の捏造」を図るのは許されることではない。
今回の事案で検察側が新たに決定的な証拠が出せるメドがあるのなら、高裁への控訴も行うべきと言えるだろうが、1審と同じ内容の繰り返しで単に「仕事してるふり、努力してるポーズだけ」見せたいのだとしたら、税金のムダ使いはとっととやめて「勇気ある撤退」を見せたほうが正義に近づける。
過去の冤罪事件、たとえば狭山事件や名張毒ぶどう酒事件とも共通した、なんともいやらしい不信感が立ち込めているように感じています。
こんな裁判が平成の、21世紀のいまも行われているという事実に、非常なる危機感を抱いています。
豊川のこの事件を検索したら貴殿ブログに
この事件、私何度か裁判を傍聴しました(地裁、高裁とも)素人の私からしても有罪とするのは非常に無理のある内容だと感じました
で、当然のように地裁は無罪でした
そして高裁も私は無罪だろうと思っていましたが一転有罪に驚きました
不思議なのは その高裁で有罪を下した裁判官は、その直後退官されたそうです・・・
事件の判決と関係がなければ良いのですが
最初に聞いた時「おかしい」と直感
2歳に満たない子供が自分でアストロのパワーウインドのスイッチを操作し窓を開けた。
そんなバカな
当時同じ年の男の子がいてアストロのオーナーであった私は思いました。
アメ車のパワーウインド
幼児では到底操作できるものではない。
大人でもかたくて操作しづらいのに・・・
その人は退職してもういませんとかね。
声が同じなんだけど平気で嘘を言う愛知の警察署。
馬鹿の集まりだ
この事件は当初は警察がろくでなしの父親が第1容疑者として捜査や取り調べが行われていたが、田邊はこの事件の後すぐになぜか勤めていた運送会社を辞めて、乗っていた車も中古車屋に売ってしまっている。
妻と折り合いが悪く子供を寝かしつけた後は妻から千円をもらい車で寝るというのが習慣だった田邊だが
名古屋高裁での被告人質問が文春オンラインには記載されてるがそれによると、田邊が非常に多くの嘘を言ってた事は確かのようだった。
逮捕後に妻が警察署に面会に来た時には「ごめん、自分がやっちゃったんだよ」と話し、警察の初めての事情聴取では「ゲームセンターの駐車場に午前3時に友人と待ち合わしていた」と言ったがこれも全て嘘で午前3時というのが男児が連れ去られた後の事であった。
被告人質問で「事件後に会社を辞めたのはなぜ?」と聞かれたさいには「これといった理由はありません」と言ったが、事情聴取の時には「奥さん側の親の看病で仕事ができなくなった」と嘘をついている。
さらに最初に取った調書で「自分は中学時代は野球部でショートを守る1番バッターだった」という嘘を話をしてる事について尋ねられた時は「それはカッコつけです」と回答して、「ある高校を受験したけど不合格だった」という話もしたけどこれも嘘でなんでそんな事を言ったのか?と尋ねられると「ただの見栄です」と言い
「専門学校を卒業後、大手家電メーカーの下請けをやっていた」というのも嘘でこれについては「自分をカッコよく見せようと思ったんです」と裁判で語っている。
また弁護士に書いた手紙にも嘘を書いていたし、地裁で無罪判決が出て釈放された後になせが警察者に電話をかけてきて「奥さんもいない、金も無い、世話をしてくれないか?」と電話をしてきた事も明らかになっている。
幼児を殺した容疑がかけられてる時に自分の見栄をはったりカッコつけたり自分をよく見せようとする理由で虚言を吐いている事はあまりにも怪しい。
結果的に彼の弁護士あてた手紙の嘘や初めて警察に事情聴取をされた時に言った必要の無い嘘が嫌疑を深めたというのは納得もできた。
冤罪事件だと訴えるサイトやテレビ番組では、被疑者の人間性やこういった虚言にはフォーカスを当てないが、
こういった情報を踏まえると少なくても彼が犯人だったとしてもおかしくは無いなという感じはする。