インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

LAST DANCE

2006-07-25 01:24:51 | 今日の出来事
先週末、実家に細かい荷物をとりに行くついでに、約10ヶ月ぶり?に馴染みのポジション横浜路上でギターを弾いた。就職や引越など新生活に向けて動くさなか練習もせずに勢いのみで。
横浜から離れて暮らすことになり、遂に世間でいうところの社会人になってしまったので、そうそうギターも弾けなくなるかもしれない。
テンション下がることがあっても音楽自体に押し潰されそうだったときにも、そこにいけばいつも、少なからずエネルギーと、忘れちゃいけない自己満足を得ることができた、自分自身のパワースポットである横浜のあのポジションの空気を、最後にどうしても感じておきたかったのだ。
そもそも一緒にそこで恐る恐るやり始めたギタリストABEも勢いで召集するも、抜き打ちすぎて残念ながら予定あり。>ABE またいつか!

で、まあ夜7時。馴染みのポジションのナイポジげっとし、おもむろにギターを取り出し、1曲。
すると若い今風な男子学生さん二人組みに声をかけられた。
どうやら彼らもギタリストでバンドやってるらしく。
はじめは井上陽水の少年時代とか弾けますかという話から、
俺元々メタルでしたという類の話をすると話は一気に暗転、
学生「METALLICAとかひけるんすか!?」
当然アコギでBATTERYを弾いてみせる。沸く。MASTER OF~弾く。沸く。するとさらに話は暗転、
目を輝かせた学生Angel of deathは弾けますか!?」
おお昔バンドでコピーさえしたSLAYER不朽の名曲!!知ってるねぇ!当然弾けるぜ!…のはずが、リフをど忘れ!
ってゆうかSLAYERなのかMETALLICAなのかOUTRAGEなのかTESTAMENTなのか、頭ン中で流れるEで刻む速いリフのどれがどのバンドのどの曲だかどうでもよくなっている自分が確かにそこにいた。
あんなに愛していたのに何故…?まるで男と女のやうである。
しかし青春の名曲を忘れてしまっていた自分がじゃっかん悔やまれたので、せっかくだから改めて久しぶりにSLAYER『REIGN IN BLOOD』を聴いた。
こうゆう仕事も世の中にはあるんだな、と大人ゴコロに思いました。イイ意味で。カリスマ。

LAST DANCE つづく