インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

京都進学教室 天白校

2005-12-12 23:59:14 | 今日の心象
また幼女が殺害された。ひと月経つか経たないかの間に3人の尊い無力な命がどうしようもない性的異常ロリータコンプレックスたちに奪われた。抑圧と反動。反動の狂気の覚醒。世界は酷い状況だ。
それはそうとこの3件で一番異常性欲とは遠そうな3件目の犯罪、京都での殺人。この現場となった学習塾『京進』ですが。実は私中学生のとき通ってました(爆)。当時まだ『京都進学教室』と呼ばれていたこの学習塾の名古屋の天白校に通ってました。ケッタ(名古屋弁=自転車のこと)で当時30分くらいかかる道のりを中学の楽しい仲間たちとワイワイと。伊藤君とか梅本寛太君とか近藤善文君とか森田健作を意識して親に名づけられたと予想される森田新作君とかといつも4~6人くらいで。勉強しにいくというよりも、遊びに行く感じで。先生からかったり☆
今でも結構鮮明に覚えてるほど個性的な先生がたくさんいた。
駄洒落しか言わない、しかも言った駄洒落で自分しか笑ってない土屋塾長(当時約50)は、からかうと校舎じゅうを追いかけてくれた。かまってくれた。
語尾にやたら歯切れよい「ネッ、ネッ、それでネッ、これはネッ」っていう松元先生(当時約40)。当然、一コマの間で「ネ」の回数を各自でカウントし、こっそり沸かさせていただきました。
ジミー大西にくりソツなハイテンションお笑い芸人系熱血学生バイト先生で生徒の信頼も厚かった通称ジミーちゃんには、校舎の裏でクラスの垣根を越え中ボーの我々にコンドームをこっそりひとつづつ与えてくれた。信頼度はさらにUPした。
その流れでこんがり日焼けの明るい体育会系女子大生バイトのソネ先生には、「やいソネ~!かばんの中にコンドームはいってんだろー!?」とみんなでからかって追いかけられて逃げまわったりした。
大学生バイトの超クール頭脳明晰な佐伯先生は、当時めちゃくちゃはやっていたターミネーター2について、ターミネーター1と2の相関性について、ジョンコナーの誕生について、1の情熱的なサラコナーのエッチシーンが関係していることを中学生の我々にわかりやすく特別講義してくれた。
今思えば菊地成孔に外見だけそっくりな榊本先生(当時約38)にいたっては、そいつ自身のハイテンション親父ギャグと大股開きによる豪快な構えの黒板記入スタイルが中学生には相当面白おかしくてたまらなくて、授業中笑っていたら急に素で「・・・なにがおかしい。。」と彼にしては非常に珍しい低いトーンいった瞬間俺にチョークをおもいっきし投げつけて「ヤルキナイナラデテケー!!!!ジャマスルナラデテケー!!」と思いっきりキレられビビったのも、今となっては懐かしく淡い思い出で。
大きな違いは、チョークが刃物でないこと。チョークがハンマーでないこと。からかっても大人の先生たちは先生たちであきれながらも楽しんでいたのを感じたこと。大部分の同世代の方なら中学のころを振り返っていただければ解るかと思うけど、登下校中、さらには教室で殺されるかもしれない、なんて感覚はまるでなかったはず。振り返らずにすすんできたけど、今こう昔のなにげに楽しかった思い出を久々に思い出して思うことは、世の中どうかしちまってると。内田裕也邸にも空き巣だと。犯人よろしくぅーだと。殺して何が見たい?歪む世界。バイバイ世界。