919と1104と603

西川貴教、浅倉大介、貴水博之の話題を中心に扱うblog。聖闘士熱再燃中。

一体何の騒ぎなんだ

2007-03-16 22:35:00 | Weblog
またもや奇天烈な夢の話で申し訳ないのですが、今度は猫どもが3匹我が部屋にやってきましたよ。しかも1匹は羽根かなんかが生えて空が飛べてました。(というよりも、猫が本体で、その時は違う形に化けている設定だったような気がする)ゲド戦記を書いたアーシュラ・K.ル・グウィンの空飛び猫シリーズか。しかも奴らと来たら、部屋の前のベランダから、庭を挟んで3、4メートルは離れていようかという離れの屋根に飛び移ってましたよ。1匹が目測を誤ったと見えて、落ちそうになって屋根に爪を立てている様まで見えたときた。自分の夢ながら設定が細かすぎですがな。

☆「LOST CANVAS」まとめてドン
accessライブやらなんやらでしばらく触れてませんでしたが、読んではいましたよ、ということで。
魚座のアルバフィカ戦死後、青銅二人とユズリハの冥界珍道中に話が戻り、いきなり冥王様と邂逅して「僕と世界を変えないか?」とテンマがオルグされるがにっこり笑って断る→あれ、冥王様の台詞の吹き出しが二種類あるし、一人称が「余」と「僕」と二種類あるなあ…ということは、ハーデス様の意識とアローンの意識はアローンの中で同居してるってことか? それに「君は僕の可能性だ」ってどういうことですかアローンたん(たんとか言うな)。とにかく「聖域で会おう」と言い残してアローンはケロちゃん…もとい(CCさくらか!)、ケルベロスに乗って退場。…ここで私はあのケロちゃんが「YOURS EVER」ペンダントをパンドラに渡された時にパンドラに睨まれて死に、二巻でアローンが抱っこしていた犬だったりしないよな、とか余計な事を考えちゃったわけですが、まさかそんなはずはないわな。(笑)ちなみにこの回は見開きカラーでアテナの聖衣とペガサスの神聖衣とハーデスの冥衣が描かれてましたよ。
で、ご一行は冥界での目的地、血の大瀑布にたどり着くわけですが、そこにいたのはなんと乙女座の黄金聖闘士アスミタ。うひゃあ容姿も言動も電波具合も二百数十年後の乙女座とそっくり。おまけに何故かテンマ(というよりも天馬星座)を「天界の大罪人」呼ばわりですよ。そしてこの回はさらにビックなサプライズが待ち受けていた。シオンが聖域に戻ってきたのを受けて白羊宮に詰めていた童虎が天秤宮へ戻る途中、金牛宮を抜けようと宮の主に声をかけます。「また金牛宮を通らせてもらうぞ。牡牛座アルデバラン」アルデバラン!? なんだなんだ、牡牛座の聖闘士には襲名制度でもあるのか?
さて、この時の牡牛座も気のいい人のようですが、どうもアスミタにはいい感情を持っていない様子。アルデバランがあいまいな物や不確定なものが好きじゃないこと、アスミタが公務の際にも瞑想と言う理由で宮を動こうとせず、今回の聖戦にも出てこないこと、そしてアテナのお膝元で異国の宗派を改めようとしないことが理由だそうですが、三つ目の理由は凄まじく核心を突いてますなぁ。原作の連載から四半世紀ほど経ってようやく突っ込みが入りましたよ。確かに、聖域は言ってみれば「アテナ教団」の総本山のはずなのに、よくもまあブッディストが要職に就けたもんですよねぇ。ギリシャの神様業界は多神教で、複数の神様を拝んでもいいとはいえ。聖闘士は実力さえあれば主義思想は問わないんでしょうか。
で、アスミタについてああだこうだという童虎とアルデバランの絵の後に、なんと処女宮内でフルアーマー装備したアスミタが瞑想をしている様が描かれてます。じゃあ冥界にいるアスミタは何なんだ。意識だけ飛ばしてるって事か? それともイメージ絵?
一方冥界ではアスミタがテンマに、ペガサスの聖闘士が神話の時代からの聖戦で常にアテナの傍にいること、ハーデスの肉体に傷を負わせた唯一の人間であることを告げます。(手代木先生…設定の辻褄合わせお疲れ様です)ということはテンマ=後の星矢ということになるんだろうか。しかしアスミタはテンマが「心つたなく乱暴で感情的」で、こんなのを傍に置いてるなんてアテナは何やってんだ、寧ろハーデスの方に理があるんじゃないか、とかのたまい、どうやらテンマをここで試すおつもりのご様子。相変わらず電波だ乙女様。こんな血なまぐさいだろう場所で何やってんだ乙女様。(笑)…で、ようやく今週発売分の回の話になるわけです。
今週号では乙女座の技のオンパレードですよ。魑魅魍魎を召還する例のアレは使ってませんが、天魔降伏とか六道輪廻とか、一瞬珍走団の何かかと見まごう技(すいませんすいません)でテンマは吹っ飛ばされまくり。吹っ飛ばされた末になんと天界まで行って、そこで「ハーデスと戦う神聖衣を纏ったペガサスの聖闘士」を目撃します。息も絶え絶えなテンマにアスミタは、テンマが何度も生まれ変わって聖戦を戦い、かつて冥王の体に傷をつけたこと、それ故かハーデスは自分の肉体をエリシオンに隠し、聖戦のたびにその時代最も清らかな魂の少年を寄代として転生するようになった…と語ります。「もしかして自分のせいでアローンはハーデスになったのか」と驚愕するテンマ。手代木先生、重ね重ね設定の無理ない解釈お疲れ様です。
なおも「アローンとサーシャのために」立ち上がるテンマに、んじゃあ口ばっかじゃないか試してやらあな、と言うアスミタ。なにやらクライマックスの雰囲気を漂わせて次号に続きます。
どうもアスミタはテンマに何かを会得させる役割でも負ってるんだろうかと思うですよ。今はアテナの加護があるから冥界にいられるが、阿頼耶識(エイトセンシズ)に目覚めていない人は冥界に行った時点で死ぬ、というのが星矢世界のお約束のようですから、ひょっとしてテンマをエイトセンシズに導こうとしているんでしょうか。そういえば神聖衣の出現条件はアテナの血と極限まで小宇宙を高める事のようで、とりあえずエイトセンシズぐらいは行ける様になっててもらわないといけない…ってんで試練を与えているとか? 何にせよ続きが楽しみです。

☆そしてロスキャン第二巻を買った
第二巻では手代木先生オリジナルの冥闘士が出てきてますが……天暴星ベヌウの輝火(かがほ)はひょっとして一輝兄さんの前世設定だったりするんでしょうか。雑誌掲載当時から言われてましたが、冥王様が危ない時にすかさず出てくる事といい、炎系の技を使う事といい、顔や性格、冥衣のデザイン、更には「ベヌウ」がエジプトにおけるフェニックス的な存在で、ひいてはフェニックスの原型とされるところからして気になります。童虎と互角の戦いをしてましたしね。でももしも輝火=一輝であるならば星矢の時代で冥王様(の寄代)と近しい関係であることや、瞬がピンチになると必ず現われるフットワークの良さ(笑)も頷けようというもので、その辺は流石小学生からの星矢ファンだけあります。手代木先生。
天傷星マンドレイクのヒョードルの冥衣デザインと技は膝を打ちました。なるほど、マンドレイクなら確かに音系の技だよな。犬を犠牲にして掘り出すぐらいなんだもんな。聖闘士星矢には音を使う技がよく出てくるし、違和感ないですよ。これで「マンドレイク」のヒョードルさんが天魔星「アルラウネ」のクイーンと何か関係があったりしたら面白いのになぁ。
あとは…そうそう、先生が小学生時代につけた始めてのペンネームが「魔鈴黄金」(マリンゴールド)というのには、僭越ながら笑わせていただきました。多分花のマリーゴールドと引っかけてるんだと思いますが、凄いよ小学生。…まあ、私とて中学生の時のペンネームが「旧姓真田」だったりしたわけですが。いや、ホントに旧姓が真田なので、それと当時好きだった「幽遊白書」の初代霊界探偵のお姉さんの旧姓が真田である事を引っかけての命名なんですよ……。中学生でこのレベルってどうなんだ自分。流石にこれはあかんやろう。

私がエントリの起承転結を考えてない事がよく分かる追記
ロスキャンの黄金聖闘士には「ア」で始まる名前の人が多いなあ。魚座はアルバフィカ、乙女座はアスミタ、そして襲名制度があるのかもしれない牡牛座はアルデバラン。この例に倣って、双子座がアルヘナ、蟹座がアンナトラとかアルタルフとかアクラブ、獅子座がアスラン、蠍座がアンタレスで「アンタレス・ペイン」なんて技があったりするとか(それは浅倉大介御大の曲の名だ…!)、射手座のアルナスル、山羊座のアイゲケロス、水瓶座のアルバリ…とにかくそんな感じでシオンと童虎以外全部アから始まる名になったら面白いよなぁ。多分ないとは思うんだが。

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