ウチの母が知り合いの生け花の先生から招待券を貰ったので、諏訪湖畔のホテルに花展を見に出かけてきた。
母は、招待券を下さった方が属する所とは違う流派の先生の資格がある。しかし、教える方面には興味がないという理由でウン十年やってきた、言わば「プロ生徒」だ。家の玄関にきれいな花を飾りたいという理由で生け花を始めて今に至る、実に太陽牡牛座(後半)的な生き方をしている。
(プリミティブな美の追及と「これ好きだから欲しい!」は牡牛座の範疇である)
さて母上。
「ホテルを借りて花展なんてよっぽどお金かかるよねぇ。(係員で会場に来てる流派の皆さんが)みんないい着物やスーツだし…若い人はちょっと簡単に習えない雰囲気だよね」
というろくでもない感想から鑑賞はスタートした。
(これには理由があって、今までよく各流派が花展開催に使っていた百貨店のトップが変わり、外部企画の催事開催を受けつけなくなった。だからわざわざホテルを借りねばならなくなったのだと思う)
珍しい花材を使って生けてあるとか、面白い花器を使ってる、こういう生け方もあるのか、と、私にとっては図らずも解説者を得て見た形になった。
幾つかのテーマに分けて生けられた花は、確かに母のやっている流派とは違ってえらく華やかである。展覧会出品作ということもあるのだろうが、大きなお屋敷の待合室や大広間に飾って丁度いい、花の周りに広い空間が必要な感じだ。
なぜか知らないがアールヌーボー的な印象を私は持った。朱雀か鳳凰でも会場内に飛んでそうだ。(どんな状況だw)流派の出来たのが明治時代の関西で、盛花をいけることから始まったそうだから、アールヌーボーの香りがしても不思議ではないのだが。
(アロエを逆さまにして茎の部分から丸ごと生けてたりする。片やワイングラス、片や首のある壺、片や丈の低い平らな花器に、小さな花から竹、筍まで生けてあったりして。)
さて、件の母の知り合いに挨拶したらホテルの喫茶店の割引券を頂いたのでありがたく使わせていただいたのち、諏訪湖畔にある片倉館の温泉に出かけてみた。
ここは、製糸で財を成した片倉財閥の二代目が、地域や従業員の福利厚生のために作った温泉施設である。当時は岡谷から船に乗って女工さん達が温泉にやってきたそうな。
http://www.katakurakan.or.jp/
近隣の住人ゆえに数える程しか来たことがないのだが、相変わらず典雅な気分になれる施設であった。上記URLの他、画像検索したら色々画像が引っかかってくるので参考にご覧いただきたい。昭和の頭にこれを作っちゃったのがまず素晴らしいと思うよ!
単純泉ゆえに、いささか緑色をした透明なお湯、無臭なのが上諏訪と下諏訪の温泉の特徴である。これが20年ぐらい前に掘られた岡谷の温泉に行くと、赤や茶色がかった色で、匂いがあるのが面白い。多分温泉の出てくる地層が違うんだろうね。
入浴後に母上曰く、
「女工哀史みたいな話ばかり大きく取り上げられてるけど、決してそればかりではないよね。山の向こうの貧しい所から来た人達(※県内はもちろん飛騨地方からも人が来てた)は、そりゃ大変だっただろうけど、こういういい思いもしているはずだよね」
確かにな!
五感で感じること、体感覚を伴うものは、西洋占星術では地星座の担当する分野なのだが、そういう分類で見れば、この日は実に地星座的であったと言えよう。いい風呂だった! 「平たい顔族」で良かったよ。
(実際、今牡牛座に水星がいるから、どっか出かけて好奇心を持って五感を働かせるような星回りではあるのだが)
母は、招待券を下さった方が属する所とは違う流派の先生の資格がある。しかし、教える方面には興味がないという理由でウン十年やってきた、言わば「プロ生徒」だ。家の玄関にきれいな花を飾りたいという理由で生け花を始めて今に至る、実に太陽牡牛座(後半)的な生き方をしている。
(プリミティブな美の追及と「これ好きだから欲しい!」は牡牛座の範疇である)
さて母上。
「ホテルを借りて花展なんてよっぽどお金かかるよねぇ。(係員で会場に来てる流派の皆さんが)みんないい着物やスーツだし…若い人はちょっと簡単に習えない雰囲気だよね」
というろくでもない感想から鑑賞はスタートした。
(これには理由があって、今までよく各流派が花展開催に使っていた百貨店のトップが変わり、外部企画の催事開催を受けつけなくなった。だからわざわざホテルを借りねばならなくなったのだと思う)
珍しい花材を使って生けてあるとか、面白い花器を使ってる、こういう生け方もあるのか、と、私にとっては図らずも解説者を得て見た形になった。
幾つかのテーマに分けて生けられた花は、確かに母のやっている流派とは違ってえらく華やかである。展覧会出品作ということもあるのだろうが、大きなお屋敷の待合室や大広間に飾って丁度いい、花の周りに広い空間が必要な感じだ。
なぜか知らないがアールヌーボー的な印象を私は持った。朱雀か鳳凰でも会場内に飛んでそうだ。(どんな状況だw)流派の出来たのが明治時代の関西で、盛花をいけることから始まったそうだから、アールヌーボーの香りがしても不思議ではないのだが。
(アロエを逆さまにして茎の部分から丸ごと生けてたりする。片やワイングラス、片や首のある壺、片や丈の低い平らな花器に、小さな花から竹、筍まで生けてあったりして。)
さて、件の母の知り合いに挨拶したらホテルの喫茶店の割引券を頂いたのでありがたく使わせていただいたのち、諏訪湖畔にある片倉館の温泉に出かけてみた。
ここは、製糸で財を成した片倉財閥の二代目が、地域や従業員の福利厚生のために作った温泉施設である。当時は岡谷から船に乗って女工さん達が温泉にやってきたそうな。
http://www.katakurakan.or.jp/
近隣の住人ゆえに数える程しか来たことがないのだが、相変わらず典雅な気分になれる施設であった。上記URLの他、画像検索したら色々画像が引っかかってくるので参考にご覧いただきたい。昭和の頭にこれを作っちゃったのがまず素晴らしいと思うよ!
単純泉ゆえに、いささか緑色をした透明なお湯、無臭なのが上諏訪と下諏訪の温泉の特徴である。これが20年ぐらい前に掘られた岡谷の温泉に行くと、赤や茶色がかった色で、匂いがあるのが面白い。多分温泉の出てくる地層が違うんだろうね。
入浴後に母上曰く、
「女工哀史みたいな話ばかり大きく取り上げられてるけど、決してそればかりではないよね。山の向こうの貧しい所から来た人達(※県内はもちろん飛騨地方からも人が来てた)は、そりゃ大変だっただろうけど、こういういい思いもしているはずだよね」
確かにな!
五感で感じること、体感覚を伴うものは、西洋占星術では地星座の担当する分野なのだが、そういう分類で見れば、この日は実に地星座的であったと言えよう。いい風呂だった! 「平たい顔族」で良かったよ。
(実際、今牡牛座に水星がいるから、どっか出かけて好奇心を持って五感を働かせるような星回りではあるのだが)