919と1104と603

西川貴教、浅倉大介、貴水博之の話題を中心に扱うblog。聖闘士熱再燃中。

そういえば今日は我がツォルキン・バースデー

2007-01-31 23:49:11 | access
以前「diamond cycle」の記事を書いたときについでに書いてましたな。グレゴリオ暦での誕生日はとっくに過ぎましたが、今は「まあめでたいことは何回あってもいいじゃないか」という気分なので祝っとこうかと。何せaccessのリリース日とツォルキン・バースデーが重なるなんていう、滅多にないことが起こりましたからなぁ。祝っとけ祝っとけ。(13の月の暦に関してはだらだらした記事を書いてるので、こちらを見たり、或いはもっといいサイトがWEB上に沢山あるので検索してみてください)

話は変わりますが、今回のaccessのCDを延々と聞いて、歌詞を見て思ったのですが、HIROってやっぱ双子座の人だなあと。(笑)冷静と情熱とか、信頼と不信、軽薄と真剣が常に一緒にいるんだもんなぁ。器用だけどかなり不器用な部分もあって。「CATCH THE RAINBOW」と「Bright Sight」、あまつさえ「Inner Cycle」は同じ人が詞を書いてるんですよ、皆さん。(笑)ソロ時代を思い出すと、あれは双子座の分裂症的な性分が災いしてどっか違うところへいっちゃってたいい例だと思うし。(やってた音楽性はむろんのこと好きですし、あの時代があったからこその今だと思いますが、我を通そうと世間と対峙してあがいてる感じが、双子座の分裂症傾向が悪く出た感じっぽいなと)
それを言うなら、大ちゃんはマイペースに、一つのことを職人的にこつこつと続けていく感じが実に蠍座っぽいなあと思うわけですが。意外に負けず嫌いだったりするし、粘着質というか何かに執着する性分だし、実は情にもろい所もあるしなぁ。accessじゃないけれど、射手座の小室先生はぽやっとしてるけれど軽やかでパワフルなイノベーターだし、某「最も神に近い乙女座の聖闘士」と同じ誕生日の西川ちゃんは「自分ルール」を回りに伝播させようとする面倒見のいい親分肌かつ、可愛がられ体質だし。

んでもって更に余談ですが、自分が、雅楽とaccessとか大ちゃんの音楽を並べて違和感なく聴けるのは、音場とか、全部の音域で、満遍なく、隙間なく、予断なく、ずっと音が鳴ってる所が似ているからかなぁ、とか思いましたよ。雅楽で笙が入る曲では、笙の和音が終始途切れずに鳴ってるんですが、(あれは吸っても吐いても音が鳴る楽器なので。笙を演奏する人は、息をしながら音を鳴らしてるわけです)「どの場所にも必ず音がいる感じ」は大ちゃんの音楽性と通ずるものがあるんじゃないかと。(実体のない物に「いる」は変ですが)どちらも人が持つグルーヴ感を大切にしてますしね。

accessの「diamond cycle」到着

2007-01-31 20:46:10 | access
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access-リリース-ORICON STYLE WM ミュージック
Sony Music Online Japan : access
access 歌詞情報 - goo 音楽

まずはDVD付きの初回限定盤が到着。
パッケージを開けて中のアートワークを見て笑っちゃいましたよ。この人たちはどこのSWATですか。もしくは怪盗かなにか? 不惑にならんとする年のお兄さん達がなにをやってるんだ。…いや、これが「accessクオリティ」だというのは今までの15年で分かってますし、こういうのにウケてしまう、面白いと思ってしまう時点で、私も同じ感性の方向性を持った人間であるのも重々承知しておりますけれども。
それにしてもなんですかあの「青いロープでどこかに降下」とか「覆面にでかい銃構えてキメポーズ」とか。今、TMRの「ignited -イグナイテッド-」のカバーとかPVとかが頭の中を駆け抜けていきましたよ。
…あ、もしかしたらアルバムタイトルに「ダイヤモンド」という単語が使われていることからの連想で「ダイヤを守るガードマン」、もしくは「ダイヤを盗みに来た怪盗二人」、もっと行って「ダイヤを探す近未来の冒険者、トレジャーハンター」とか、とにかく尋常じゃない設定を思いついたのかしら? いやあ、この発想力は是非見習いたいものです。(笑)

いやね、音はむちゃくちゃかっこいいんです。本当に。長い間待ったかいがあったと思いましたよ。さっきから不惑不惑とうるさいですが、40手前でまた新しいことをやってますよこの人たち。まだまだ攻勢は衰えず、若い時にも増して刺激的で、キラキラしているのは凄い。
最近iTunesやiPodに落とした、言ってみれば「大人しい音」しか聞いてなかったんですが、やっぱりaccessや大ちゃんの音はCDの生(き)の音で聞かなくちゃってんで(iTunesにしろ何にしろ、CDからPCにリッピングする時点で、どうしたって音が圧縮されたり、人が聞こえない音域の音を削除したりしてますから)久々にCDラジカセを起動して、ヘッドフォンを繋いで聞いたんです。そしたら、久々の生き生きした音に耳が驚いてる感じがするんですよ。別に大きな音で聞いているわけじゃないのに、音が適切なレベルではっきりとした輪郭を持って耳に流れ込んでくるのにびっくりしてるのが分かって、我ながら凄く面白かった。(笑)いやあ、全ての方向にぱーんと音が放たれてる感じがいいですなぁ。全ての音域で音が鳴っていて、音の密度が濃くて。
HIROの1月25日の日記を読んだ時にうっかり目から汗が出そうになったのですが(笑)、私の中でaccessは間違いなく「不滅のユニット」で「only one」で「最強のユニット」だな、という思いを新たにしましたよ。コスプレで(そこまで言うか)キメキメなジャケットを撮ってしまう、唯一無二で歴史に残る最強にポジティヴなユニットaccessをこれからも是非是非ご贔屓にさせて頂きますぜ。兄さん方。って、「ごめん、、、熱くなりすぎた(^-^)。」(笑)

さて、初回盤付属のDVDに収録されているStayのPVは、なかなかエロスで大人なaccessが表現されてていいですな。なにも燃え上がるだけが情熱の表し方じゃないですものね。炎が上がってるよりも、おき火の方が実は温度が高いんだよな。しかし、accessの二人とイメージ映像の外人さん二人がオーバーラップするような作りになってるんですが、これは何か示唆するものや含むものがあるんでしょうかね。(笑)映像の撮り方や雰囲気や画像の処理の仕方からして、ひょっとして「EDGE」撮ってくれた監督さんと同じ方か? どうなんだろう。
あと、EXTRAで二人が向かい合って、大ちゃんの作ったデモを聞いている図というのがとても新鮮でしたね。意外にこういう姿って見たことないものなぁ。撮影用にちゃんとした格好をして撮ったと思うので、あの映像そのままではないでしょうが、あんなやり取りを繰り返しながら曲を作ってるんだろうな。あの場で流れている曲がどういうものになるのか楽しみだ。

diamond cycle(初回生産限定盤)(DVD付)
access, 井上秋緒, 浅倉大介, 貴水博之
ソニーミュージックエンタテインメント

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diamond cycle
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何度目かの開蓋清掃

2007-01-26 18:39:05 | Weblog
最近機嫌を損ねていたPCさんのカバーを空けて、中を外気に晒したりちと埃を飛ばしたりしたら復旧しましたよ。一応コード類の接続も確かめましたが、特に異常は見当たらず。何が原因なんだ。

☆そういえば黄金は10人死亡フラグが立っていたのだった…!
ますますノリにのっている「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」ですが、今週早くも魚座の黄金聖闘士アルバフィカが対ミーノス戦で玉砕。あの最後にアニメ版ベルバラの主題歌を連想したのは私だけではないと思いますが、美しくも漢らしい方でしたな。
しかしミノ様強すぎです。冥衣ってあんなに強度あったっけ? …というか「美しいものほど壊しがいがある」とかなんとか言って人を雑巾絞りするのは止めましょう。いや、凄まじくあの人らしい行動といえばそうなのですが。
考えてみれば、この聖戦で「シオンと童虎をのぞく全ての聖闘士が死亡」ということが我々は既に分かっている訳で、それを考えると、キャラクターが魅力的に描かれていればいるほど辛いものがありますなぁ。テンマも耶人も、当代とそっくりな風貌の他の黄金聖闘士達もお亡くなりになってしまうんだよなぁ。

☆調子に乗りました
私、abingdon boys schoolのSNSを使用したファンクラブ(これって実は凄く新しい形ですよね)A.B.S.F.Cに参加しているのですが、その中に聖闘士星矢ファンのコミュニティがありまして。(なんてコア)まだTOP画像がない状況だったので、PCの様子を見がてら画像を製作しました。最初PCにバンドルされていた「PhotoEffector」とフリーソフトの「JTrim」を使って作ってたんですが、どうもイメージするものが作れないのでレタッチソフトを探したところこんなものを発見。
Paint.NET - Free Photo Editing Software for Windows
Paint.NET - 日本語化WEB
窓の杜 - Paint.NET
Paint.NETはワシントン州立大学の研究室で4年生による設計コンテストとして、 Microsoftより機材などの援助を受け開発を始めました。 元々WindowsにバンドルされるMS Paintの無料取替品として設計されていて、それはフォトとイメージ編集のための強力かつ、 簡単なツールになりました。 Paint.NETはC#とセットアップとシェル統合が機能のための少量のC++のプログラミング言語で書かれています。
(Paint.NET - 日本語化WEBより)

という経緯があるソフトだそうですが、レイヤー機能が使えるのは凄いなと。ブラシの種類が一種類しかないのが惜しいところですが、フリーでここまでできるのは凄い。実際に使ってみましたが、使い勝手もいいです。お勧めです。
(なお、これを導入するにはマイクロソフトの.NET Framework 2.0を先にインストールしている必要があります。)
…しかし画像をいくつかコミュニティにUPしたあとに「サイズが大きすぎて見れない」というご意見が。すいませんすいませんホントすいませんorz

何かの呪いっすか

2007-01-23 22:28:00 | 携帯電話より
PC絶不調ですよ。いやはや、いやはや…。
それも決まって燃えというか萌えなサイトを見たり、燃え萌えミュージック(なんだそりゃ)を聞いてる時だったりするのですが何ごとですかと。

「動物園物語」観劇

2007-01-20 20:39:16 | 貴水博之
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*THEATRE1010*
楽屋ばなし:市川段治郎と貴水博之 「動物園物語」で初共演-芸能:MSN毎日インタラクティブ
市川段治郎が現代劇に挑戦 その1 - [歌舞伎]All About
市川段治郎が現代劇に挑戦 その2 - [歌舞伎]All About

注:ネタばれしまくりです。あしからず。
北千住のシアター1010で(ここって、北千住のマルイの中に入っているから「1010」なんて表記なんじゃなかろうか)1月18日のマチネを見てきましたよ。一列目から、ドリアードやアルセイドのごとく、二人のやり取りをじっと見つめさせてもらいました。毎度恒例、この日来ていたお花はこちら。この他にぐあんばーるとソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズからも来てましたが、こちらは割愛させていただきます。
しかしあんな至近距離でHIROを見たのは初めてだ。「クラリモンド」の時も一列目だったけれど、あの時は「板の上」と「客席」という純然たる境界があったからな。今回は演劇空間と客席が一体となったようなつくりのお芝居だったから、目の前に立たれたり「お前はあっちのベンチに行け」と指差されたりするわけで、その度にドッキリですよ。(笑)

舞台のつくりは、ステージの上に大道具の回りを取り囲むように客席が設えられていて、まるで木立の陰から二人のやり取りを覗くような塩梅。木の幹は茶色に塗ったダンボールを貼ってあって、木の枝や葉、繁みは、素材は分からないけれど、七夕飾りの天の川みたいな風に切れ込みを入れたものに緑色が塗られている。足元に目を転じれば、多分ラグ素材にやっぱり緑を塗って、芝生のように作ってある。踏んでみると所々ふわふわしているのはまさに芝生だ。
そんな、仮想空間セントラルパークの木立の中にベンチがあって、そこへピーターがやってくる。まだお客さんがぽろぽろと入ってくる中ふらりと現れて木立の中を散策し、ベンチに座ってパイプをふかした後、本を読み始める。日本の「BONSAI」の本らしい。(そこまで見えた)遠くから子供の笑う声、頭上からは鳥のさえずりと、麗らかな木漏れ日。
と、私の席とピーターの座るベンチの延長線上の木立の中に人が現れた。彼は精彩を欠いた歩みでこちらに歩いてくる。そして、ピーターを見つけ、逡巡した後に声をかけた。
「すいません、動物園に行ってきたんですが」
…ここでジェリーの挙動不審ぶりに凄まじく居たたまれない気分になったのは私だけではあるまい。

多分、ジェリーは、今の時代に生きていたら、日本の某掲示板群の住人になったり(いきなりそこか)、チャットやメッセンジャーのヘビーユーザーになったりするんじゃなかろうか。WEBでは誰もが平等に発言することが出来て、場の雰囲気は軽やかでも重たい話が出来て、「誰かと繋がりたい」願望が適度に満たされるから、現実世界もそれなりの生活が出来そうな気がする。そのうちに同じ趣味(この作品で「趣味」という言葉を使うと色んな意味が含有されてしまうのだが(笑)を持ってる人とオフ会なんかやったりして、そこから更に人付き合いが始まったりしたかもしれない。大都会の中でどうしようもない孤独にさいなまれて、あんな行動に出てしまう事はなかったかもしれない。

ジェリーは人との距離の取り方が極端だなぁ。始めは凄まじく挙動不審で、相手の機嫌を損ねないように細心の注意を払って話してるけど、慣れてくるととたんに距離をつめてくるんだもんな。話し出す時に相手に背中を向けて、小さな声で「よし」とか掛け声をかけなくちゃいけないような状態だったのに(目の前で見たからよく覚えてますよ)、距離が縮まったと見るやピーターにくっつくぐらいに座ったり、ボディタッチが頻繁になったりして。小さい頃に大好きなパパとママが天国に行ってしまって、引き取ってくれたおばさんとはあまりいい関係じゃなかったようだから、そのせいか?
いや、それもあるんだろうけど、多分、ジェリーはピーターを見つけたときから「愛してた」或いは「恋に落ちた」んだろう。だから、挙動不審にもなるし、慣れてくればとたんに接触が増えるわけだ。ピーターの家族の話にやけにこだわりもしたわけだ。…でも、愛といっても凄まじく一方的で身勝手な愛だよなぁ。

あれは、他殺だけど、自殺だ。相手に自分を殺させることで人生の最後に相手の全てをかっさらっていく、凄まじく性質の悪い自殺。ジェリーにとってはとても幸せで、それこそ、思い残す事は何もないような死に方だ。ピーターにとっちゃ…どうなんだろう。不幸の始まりか? あのあとピーターがどうやって生きて行ったのかとても気になる。ホントに気になる。

誤解のないように言っておくが、ジェリーの思いは分かる。自分以外の他者と繋がりたいという欲求は理解できる。有体に言えば少々意識が彼岸に逝きかけてるが(笑)、愛すべき人間だと思う。ただ、彼みたいな人を受け止めるには、よっぽど器が大きくないと無理なんじゃなかろうか。ジェリーは人との距離を測りかねて暴力的にならざるを得ない人だから。「ツンデレ」の振れ幅が凄まじく大きな人とでも言うか。(とたんに卑近な表現)悪く言うと、結婚したあとに暴力を振るうような夫になりかねない人だ。精神科医が見たら境界例と診断を下すかもしれない。
そういう見方で言うと、ピーターは「普通の人」だったと思う。家族がいて、ちゃんとした仕事にも就いていて、日曜の午後をセントラルパークで過ごすことが楽しみな人。お人よしで、好奇心がちょっと旺盛で、流されやすい自分がいる事を分かっているから自制につとめている人。だからピーターがジェリーの長演説に「分かる」と言ったり、ベンチをしつこく守ろうとしたりしなかったら、結末は変わっていたような気がしないでもない。

なんだか観念的な事ばかり書いてしまってますが、いいお芝居でした。段治郎さんの「受ける芝居」はとても素晴らしかったですよ。私の乏しい経験から偉そうな口ぶりで言わせてもらえば、台詞がある方が芝居は楽です。それだけ舞台の上で表現出来ることがあるわけだから。「黙ってそこにいる」ことがどれだけ大変か、「何も言わない」芝居がどれだけ難しいかを思うと、段治郎さんは素晴らしかった。そして、HIROは凄くお芝居が上手になったと思います。「BOYS TIME」の時から何回も彼のお芝居を拝見してきましたが、この作品でまた新しい花が開いた感があります。欲を言えば、早口の台詞でもちゃんと聞き取れるような発音と発声をしてほしいとか、身振り手振りの種類が少ないとかはあるんですが、(本職じゃなくてもやる以上はしっかりしないと)不安定で愛すべき人間ジェリーを見事に演じておられましたよ。あのキャラクターは確かに入り込んで演じたくなりますわ。凄く魅力的な役柄ですから。
ファン…というかヲタ(笑)としては、「いいじゃないか。いいじゃないか」の声や、ラストの恍惚の表情はエロかったですねぇ。あの顔で「好きだよピーター…」は反則だ。(笑)いい物を見せてもらいましたよ。
あと、「ジェリーの初めての相手がギリシャ系の庭師の息子」には古代ギリシャの同性愛の習慣を思い出して、ああ、オールビーはそこを狙って書いたんだろうなぁとか、「ナイフで刺す」はフロイドかユングか誰かが「性行為の象徴」とかなんとか言ってなかったかなぁとか考えたことですよ。だからジェリーが足を開いて恍惚の表情で喘いでたわけですね。

エドワード・オールビー〈1〉動物園物語、ヴァージニア・ウルフなんかこわくない

早川書房

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