Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

新型肺炎への不安を、自分たちのやりたい改憲の「緊急事態条項」に利用する安倍自民党と日本維新の会

2020年01月31日 | 日本国憲法の先進性

対ネトウヨブログ決戦、最終ステージ。ぜひ一日一回上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村

社会・経済ランキング

 

 

 先ほどアップした

自分の延命のために新型肺炎をとことん利用する安倍首相と、それに乗っかるダメなマスコミ。そもそも、何に「正しく怖がる」べきなのか。

の続きなんですが。

 以前から、改憲論議の柱の一つ「緊急事態条項」が必要なひとつの例として、強力な伝染病が蔓延した場合、みたいなことが言われていましたが、さっそく自民党と維新の会が、新型肺炎に乗じて、改憲が必要だと言い始めました。

自民党がその改憲案に最も危険な緊急事態条項・国民の基本的人権制限を盛り込む!

 

 

 自民党の伊吹文明元衆院議長は2020年1月30日の二階派会合で、新型コロナウイルスの感染拡大について

「緊急事態の一つの例。憲法改正の大きな実験台と考えた方がいいかもしれない」

と言ったというのですが、新型肺炎を憲法改正の実験台にするって、本末転倒というか、人の命を物とも思わぬ所業というか。

 この人、立憲民主党の福山幹事長と一緒に、京都市長選挙で現職の門川候補を応援していた人です。

右のおじいさん。

当ブログは京都市長選挙で福山和人弁護士を支持します!自民・公明・立憲・国民・社民vsれいわ・共産。こんなことだから立憲はダメなんだ。

 

 

 緊急事態条項って、安倍自民党がまとめた改憲4項目の一つですが、緊急事態条項って大規模災害時に内閣に権限を集中させて、国会の法律に寄らずに内閣の政令で国民の権利の制限を認めるという、改憲の中でも一番危険な内容を持つものです。

 そんなの、今の新型肺炎の対策として全く要らないでしょ。

 だいたい、指定感染病に指定したからもう検査拒否はできません。

 また、周知期間がいるから、強制入院させるのに1週間かかるのが時間がかかりすぎと言いますが、緊急事態条項があったって、ある病気を指定感染病にしたことの周知期間は必要ですよ。

 別に憲法を改悪したからって、手続きが減るわけじゃありません。だいたい、今の肺炎対策に全然なってないし。

安倍政権「災害対策名目の緊急事態条項から改憲に着手」と政権幹部。でも、現代の戒厳令は超危険!

 

 

 新型肺炎騒ぎに乗じて、自分たちのやりたい改憲の話を持ち出すというところが、安倍政権の人達が日本に暮らす人の安全や安心のために政治をしているのではなくて、自分たちの権力維持と、私利私欲のためだけに政治をしている何よりの証拠だと思います。

 私たちの健康と生命のために、こんな内閣は一刻も早くつぶさないといけないです。

[報道ステーション]ワイマール憲法から学ぶ自民党憲法草案緊急事態条項の危うさ (文字起こし)【全編】

自民党とヒゲの隊長佐藤正久議員が「緊急時における個人の自由・権利制限は、憲法で明記すべき」

憲法記念日 安倍政権の「自由民主党 日本国憲法改正草案」に見る緊急事態条項=戒厳令の恐怖

 

 

火事場泥棒という言葉がありますが、人の不幸と不安に付け込んで、憲法改悪の話を持ち出す安倍自民党と日本維新の会の悪質さはひどいです。

ぜひ一日一回上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村

社会・経済ランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

Amazon タイムセール商品

 

 

 自民党の伊吹文明元衆院議長は三十日の二階派会合で、新型コロナウイルスの感染拡大について「緊急事態の一つの例。憲法改正の大きな実験台と考えた方がいいかもしれない」と話した。自民党がまとめた改憲四項目の一つである緊急事態条項の導入を念頭に置いた発言。同条項は、大規模災害時に内閣に権限を集中させ、国民の権利の制限を認める内容。

 政府は二十八日に新型肺炎を感染症法上の「指定感染症」とする政令を閣議決定したが、施行日の二月七日までは感染者の強制入院などの措置は行えない。

 伊吹氏はすぐ強制措置が取れることが望ましいとし「周知期間を置かなくてもいいことにするためには、憲法を変えてもらわないとできない」と語った。

 これに対し、共産党の小池晃書記局長は、政令施行後は一定の行動制限ができることを踏まえ「憲法を変えないと対策ができないというのは筋違いの暴論だ」と批判した。 (井上峻輔)

 

 

新型肺炎の強制措置周知期間に疑問 自民・中谷氏、「改憲議論必要」とも

 自民党改憲案の緊急事態条項にも触れ「法律で対応できれば一番いいが、できないとなれば改憲議論が必要だ」と話した。

 

 

<header class="content--detail-header">

新型肺炎 野党4党が合同対策本部 政府に迅速的確な対応求める

</header> <section class="content--detail-main">

立憲民主党など野党4党の国会対策委員長が会談し、中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大していることをめぐって対応を協議しました。

この中で野党4党は政府の対応について、指定感染症への指定も遅く後手後手に回っているとして、合同の対策本部を立ち上げて情報収集にあたるとともに、政府に対し迅速かつ的確な対応を求めていくことを確認しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「政府には正確な情報を中国政府から得るとともに、日本への帰国者の対応に万全を期すよう求めたい」と述べました。

<section class="content--body type-bottom">

国民 玉木代表「悠長な対応 している場合ではない」

  <figure class="body-img">国民 玉木代表「悠長な対応 している場合ではない」</figure>
国民民主党の玉木代表は記者会見で、新型のコロナウイルスによる肺炎が「指定感染症」などに指定されたことについて「政令が施行されるのは来月7日だが、悠長な対応をしている場合ではない。国内はウイルスまん延の危機にあるという認識に立ち、政令の施行日を前倒しすることも含めて早急に対策を講じるよう、総理大臣官邸に申し入れたい」と述べました。
</section> <section class="content--body type-bottom">

維新 馬場幹事長「積極的対応を」

  <figure class="body-img">維新 馬場幹事長「積極的対応を」</figure>
日本維新の会の馬場幹事長は記者会見で、「積極的にやりすぎても国民が反感を持つことはないと思うので、政府は、いろいろなことを想定して、積極的に『プッシュ型』の対応を行うべきだ」と述べました。

また、「自民党の憲法改正案には、『緊急事態対応』が盛り込まれているが、こういう時こそ、この項目が必要ではないか」と述べ、憲法改正に向けた議論を加速すべきだという考えを示しました。
 
 
 
</section>
</section>

ぜひ一日一回上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村

社会・経済ランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

Amazon タイムセール商品


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自分の延命のために新型肺炎... | トップ | お調子者の小泉進次郎環境相... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Mozart lover )
2020-01-31 23:26:21
 ネット等見ていると新型ウイルスに乗じて、やたら「史上最大の危機」等いたずらに人心に不安を煽りたてたり、冷静な対応をと言う記事には驚くべき事に、即否定するような反応が目立つ。
 こういう時、人を不安にしたらどうなるか、冷静な判断力を失い。権力等、パワーのある者の言う事に従いやすくなる。17年衆院選で安倍政権はやたら、北の脅威や、国難等人の恐怖心煽って選挙に勝った。
 今回新型ウイルスもメディア操作され、ここぞとばかり「ケンポー」と政治に利用悪用されているようだ。
 
「事故と災難は避けられない」と聞いた事があるが、目に見えぬウイルス相手に不可抗力もある。そういう時、正しい医学知識で、個人衛生、健康管理しか方法は無い。
 インフルエンザと同じ対症療法しかないが、通常の手洗い、マスク、うがいに加え他の口腔ケア(歯ブラシ、歯の裏側も。舌ブラシ)これはインフル対策、高齢者施設で効果があったと聞いた。多めの水分補給(痰が切れやすくなり、発熱にも有効)ウイルスは高温多湿に弱いらしいので、加湿器等も。不要不急の外出、人の多い密室場所は避ける等重要ではないかと思う。

返信する
Unknown (mmmm)
2020-02-01 11:01:58
自分たちと非自分たちがいる。なぜ?
返信する
 アベノウソウイルス蔓延? (Mozart lover)
2020-02-05 22:18:16
 今世界を騒がせているコロナウイルス。かってない強い感染力と不安が広がっている。しかし今の日本には別の意味で目に見えないもう一つの危険なウイルスが社会に浸透しているようだ。それは「アベノウソウイルス」これは多くの人が気づかぬ間に、時間かけてどんどん国に浸透。「アベシンゾー」という病原体が発生源。この長い平和な日本に突然変異的に出てきた、人から人へ強力な感染力を持つ悪質なウソウイルス。安倍官邸を中心にトップダウンにあらゆる社会システムに浸透。三権、メディアと中央部に濃厚感染。この「アベノウソウイルス」に感染すると、ウソがホントにホントがウソになり、ウソを言わねば生きていけない。ホントの事言えば死を招く狂気の世界。
 これはいずれこのままいくと法や民主主義、文化、歴史等と言ったものが形骸化されていく危険性がある。
 最近 黒川弘務という、モリカケ隠蔽工作等過去官邸のアベノウソウイルスの増殖に功績のあった人がいずれ検察のトップになるような人事をされたという。これは今後アベノウソウイルスが蔓延、ウイルス耐性がついて一層危険が増すのではと一部の識者からも危惧する声が出ている。。。
 この危険極まりないウイルスに我々はどんな対処ができるのか。
「ウソ」ウイルスに対抗するには人間の尊厳である「知る力」「思考と感性の力」等が重要と思う。知らない、簡単に信じる等はこのウイルスの餌食になりやすい。垂れ流しメディア情報を鵜呑みにするのではなく自ら情報取りに行く。それを自分の目で確かめる力が重要と思う。
 こういう状況見ると今更だが戦後日本は政治や民主主義教育を誤っていたのではないか。最近いつも選挙の投票率は低く、やたら政治に関心が低い状況。
 これはアベノウソウイルスに感染しやすい危険な状態に見える。
 戦後のドイツでは小学生からデモのやり方を習うという。今の日本のこの危機的状況の根本的な原因はそういう所にあるのではないかと思う。
 
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本国憲法の先進性」カテゴリの最新記事