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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

ダウンタウン松本、戦争法案の必要性を訴える。「あの車にぶつけたら厄介と思われないと当て逃げされる」

2015年07月20日 | 安倍政権の戦争法

 

 

 こうしてブログ記事を毎日のように紡いでいる中で、やはり、自分の思いをどうやって読んでいる方々に伝えられるのか、という心の在り方と言葉の使い方を日々考えるようになりました。

 それは、安倍首相のような為政者もそうで、たとえば「安保法制」=戦争法案について、ネット番組の中で、町内会の防犯活動にたとえたりしています。

安倍首相が集団的自衛権の行使を「町内会の戸締りの協力」に例える。全く違うでしょ!

 

 

 

 今度は、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが、2015年7月19日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、衆院で強行採決された安保法案に関して持論を展開したそうです。

 彼と私は同じ兵庫県尼崎市出身で、年齢もほぼ同じ。

 私は彼が東京に進出してからは大ファンで、フジテレビの「ごっつええ感じ」だとか「夢で逢えたら」などなど大好きでした。爆笑問題太田光くんや千原ジュニアなど、天才肌のお笑い芸人は何人もいますが、「笑いの天才」と言えばダウンタウン松本人志でしょう。

 マイナビニュースによると、その「言葉の天才」松ちゃんが、「安保法制」、私に言わせれば戦争法案の必要性をこう説明したそうです。

『松本は「自民党が圧勝した時点でここまで来ることは想定できていたこと」としながら、「やり方はムチャクチャ」と強行採決を批判する一方で、「戦争反対や平和がいいというのは当然。安倍さんもそう思っていて地球上全員が思っている」と語った。

そして、「車に乗っていて、シートベルトをして免許証も持っていて酒も飲んでないし脇見運転もしていない。法定速度を守っていても、横からや後ろからぶつかってこられることはある」と交通事故に例え、「その時に"交通事故やめて"と言われても『俺?』っていう話じゃないですか」と疑問を投げかけた。

今の日本を「そういう状況」と分析し、「このままだと当て逃げされますよ」と警告。「このままでいいわけは絶対にない。今のがいいと思わないですけど、じゃあ何も変えないのかというと、絶対にそんなわけない」「『あの車にぶつけたら厄介』ぐらいは思わせないと」と主張した。』

 

 

 

 

 私としては、松ちゃんにしてはそれほどうまい例えとも思えないのですが、これは結構視聴者の心に響いたのでしょうかね。

 松ちゃんが言いたいのは、日本は超優良運転者なのに、中国や北朝鮮に横からや後ろからぶつかってこられることはあるので、事前にあの車にぶつけたら厄介と思わせて、抑止しとかなきゃいけないということですよね。

 でも、日本車がほかの車にぶつけられるって、それ個別的自衛権の話やん、松ちゃん?

 今になってもまだ、アメリカが攻められたときに日本がアメリカの戦争に参戦する集団的自衛権の行使が、戦争法案では問題になっているということさえ、国民に理解されているとは言えないんだなあと思って、ちょっと驚きます。

 松ちゃんの例えでいうと、アメ車と中国車が一般道でレースを始めて、互いにぶつけ合っているところへ、日本車がアメ車を助太刀するために中国車に車をぶつけていくのが集団的自衛権ですからね。

 そもそも、なんでそんなことをしなきゃいけないのかと。あっちもこっちも、車に乗ってる人間、死んでしまうがな、と。

 それに、もともと、日本車だけが飛びぬけて超優良車両で、交通事故では完全に被害者、というシチュエーション設定が日本の視聴者の気分にはあっているのかもしれませんが、どっちもどっちというか、こっちだけが「ええもん」なんてことはないわけですしね。

 私も早くテレビに出演して、松ちゃんに突っ込めるようになりたいものです!?

松ちゃんも非常に真剣に考えた末の発言であることがわかる。

 

 

 

 さて、実はこのワイドなショーには、あの歌手の長淵剛さんも出ていました。

 長淵剛と言えば、マッチョで、自衛隊大好きで、戦艦大和で歌っちゃう的なイメージなんですが、彼が意外と(失礼!)いいこと言いました。

 「今のままでいいわけはない」と法案に賛成の姿勢を示した松本人志に対し、長渕は「論点が違うと思う」とピシャリ。

 「なぜ戦争をするのか」という根本的なことを論じるべきとし、「どの時代でも戦争で銃を持つのは10代の子供たち。絶対にこういうことしないようにするにはどうしたらいいかという(議論を)ヤイヤイやるべき。松本くんにはお笑いでやってもらいたいよ。僕がギターでやるから」とそれぞれのスタイルで平和を訴え続けることが重要とした。

 2011年の東日本大震災時には自衛隊員を激励するなどした長渕は「4年前を思い出してもらいたい。どれだけのことを自衛隊員がしてくれたか。彼らを死なすのかってことですよ!」と熱弁。「感覚として戦争が近づいている気がするんです。どうやって阻止するべきか。子供が死ぬんだ、自衛隊員が死ぬんだと思うと、違うんじゃない?って言いたい」と命の大切さ、重さを説いていた。

 実は、わたくし、大学時代に長淵の「風は南から」で目覚め、「祈り」で泣いたりしていました。

 長淵、瑞々しい感性のままやん!

「感覚として戦争が近づいている気がするんです。どうやって阻止するべきか。子供が死ぬんだ、自衛隊員が死ぬんだと思うと、違うんじゃない?って言いたい」

 実に素晴らしい。

戦争法案反対でも賛成でも、こんなに真剣に考える場がテレビにできたことが素晴らしい。

 

 

 

 今年になってサザンの桑田圭祐さんや爆問太田君のことを書きましたが、芸能人が社会問題について発言するのがなかなかためらわれる中、松ちゃんにしても長淵剛さんにしても、とにかく語りだしたことが素晴らしいし、それだけ戦争法案が国民の関心事になっているということですね。

 戦争は誰もが被害を受ける大惨事だから、無関心ではいられない。

 モデルでタレントのSHELLYさんは7月15日、こんなツイートをしています。



 これも実に素晴らしい。時代は確実に動いていますね。

 私もさらに言葉という武器を磨いていこうと思います。

かわいいやん!?いっぺんにファンになってしまった!

 

 

追記

タレントのつるの剛士さんが、ツイッターで

 「『反対反対』ばかりで『賛成』の意見や声も聞きたいなぁって報道やニュース観ていていつも思う。賛成派だって反対派だって平和への想い、戦争反対の想いは同じ。
  大切なコトたからこそ若い子達だって感情的、短絡的な意見にならないために色んなこと公平に一緒に考えたいよね」

とつぶやいたら猛攻撃を受けたという記事を末尾に転載しました。

 報道やニュースで反対反対の声ばかり流れてるのかな、NHKなんて安倍首相の主張ばかり聞こえてくる気がする、とは思うのですが、誰もかれもが戦争法案を語るのが大切なので、批判の仕方に工夫があればいいと思いますね。

 戦争への道の分岐路に立つ緊急時ですから、激しくなるのはわかりますが、安倍首相たち権力者を批判する時とはトーンを変えていいのでは?

 言葉の使い方、その背景にある心の在り方を大切にしていこう。

 

 

 

SHERRYちゃんがネトウヨに猛攻撃を受け、それを撃退したレポートも末尾に。

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松本人志、安保法案の必要性を交通事故に例えて主張「当て逃げされますよ」

2015年7月19日(日)16時47分配信 マイナビニュース

記事画像

写真提供:マイナビニュース 拡大 ]


お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、19日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、衆院で強行採決された安保法案に関して持論を展開した。

松本は「自民党が圧勝した時点でここまで来ることは想定できていたこと」としながら、「やり方はムチャクチャ」と強行採決を批判する一方で、「戦争反対や平和がいいというのは当然。安倍さんもそう思っていて地球上全員が思っている」と語った。

そして、「車に乗っていて、シートベルトをして免許証も持っていて酒も飲んでないし脇見運転もしていない。法定速度を守っていても、横からや後ろからぶつかってこられることはある」と交通事故に例え、「その時に"交通事故やめて"と言われても『俺?』っていう話じゃないですか」と疑問を投げかけた。

今の日本を「そういう状況」と分析し、「このままだと当て逃げされますよ」と警告。「このままでいいわけは絶対にない。今のがいいと思わないですけど、じゃあ何も変えないのかというと、絶対にそんなわけない」「『あの車にぶつけたら厄介』ぐらいは思わせないと」と主張した。

 

 

「このままだと当て逃げされる」「デモする人かっこいい」 安保法案に芸能人続々と物申す

松本人志さんも熱弁

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衆院で可決し参院へ送られた安全保障関連法案について、芸能人が続々と自身の考えを明らかにしている。

2015年7月19日放送の情報バラエティー番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、「ダウンタウン」の松本人志さんと歌手の長渕剛さんが、それぞれの考えを主張し合った。

長渕剛「僕は銃をギターに変えてやる」

松本さんは「やり方はそりゃもうメチャクチャですよ」と安倍政権の進め方に批判的な見方を示した。一方で、

「戦争反対とか、平和がいいということは、安倍さんもそう思っていると思う。地球上全員が思っていると思う」

とし、安保関連法案の必要性を自動車事故に例えて次のように語った。

「例えば車に乗っていて、シートベルトもしていて、酒も飲んでいない、脇見運転もしていない、法定速度を守っている。それでも横から、後ろからぶつかってこられることってあるわけですよね」
「そういう時に『交通事故やめて』といわれても『あれっ?』っていう話じゃないですか。今の日本ってそういう状況かなって。このままだと、当て逃げされますよ。このままでいいわけは絶対ないから『ぶつけたら厄介やぞ』くらい思わせないと」

他国から戦争を仕掛けられる危険性には、十分な抑止力を持つことが重要だという意見のようだ。

長渕さんは「感覚的には戦争が近づいている気がする」と危機感を示しつつ、今議論すべきは「なぜ戦争をするのか」という根本的なことだと主張した。

「どの時代でも戦争で銃を持つのは、10代の子供たち。僕らが語るべきことは、絶対に戦争をしないようにするにはどうしたらいいかっていうことだと思う。そこに怒りの刃を向けるべきで、松本君にはお笑いでやってもらいたいよ。僕は銃をギターに変えてやる」

と、それぞれの立場から平和を訴え続けることの大切さを訴えた。

SHELLY「日本、どうなっちゃうんだろう」

安保関連法案に関しては、ツイッター上でも芸能人が続々と意見を寄せている。

モデルでタレントのSHELLYさんは15日、

「この時代にこんな事が有り得るの?とテレビを見ながら不信感しかないです。この状況を戦争を経験された世代はどう感じるだろう?」

と反対の立場からツイート。さらに「そんな中、今も雨の中デモを続ける方々は本当にかっこいいと思います。若い世代が立ち上がってる事を誇りに思います。日本、どうなっちゃうんだろう」と国会議事堂周辺などで行われた反対デモに参加した人々に賛辞を贈った。

「賛成」「反対」のスタンスを示すのではなく、法案について理解を深めることが重要だとする意見も少なくない。お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんは15日、

「国民がこの法案の理解を深めないと賛成、反対の判断できないと思う。政府は説明の努力 国民は法案理解の努力 共に必要だと感じました」

とつづった。

 

 

長渕剛 安保法案について熱く持論展開「戦争が近づいている気がする」

安保法案について持論を展開した長渕剛

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 フジテレビ「ワイドナショー」に出演したシンガー・ソングライターの長渕剛が19日、衆院で強行採決された「安保法案」について熱く持論を展開した。

 「今のままでいいわけはない」と法案に賛成の姿勢を示した松本人志に対し、長渕は「論点が違うと思う」とピシャリ。

 「なぜ戦争をするのか」という根本的なことを論じるべきとし、「どの時代でも戦争で銃を持つのは10代の子供たち。絶対にこういうことしないようにするにはどうしたらいいかという(議論を)ヤイヤイやるべき。松本くんにはお笑いでやってもらいたいよ。僕がギターでやるから」とそれぞれのスタイルで平和を訴え続けることが重要とした。

 2011年の東日本大震災時には自衛隊員を激励するなどした長渕は「4年前を思い出してもらいたい。どれだけのことを自衛隊員がしてくれたか。彼らを死なすのかってことですよ!」と熱弁。「感覚として戦争が近づいている気がするんです。どうやって阻止するべきか。子供が死ぬんだ、自衛隊員が死ぬんだと思うと、違うんじゃない?って言いたい」と命の大切さ、重さを説いていた。

長渕剛、安保法案で熱弁「俺らの大将に『ちょっと違うんじゃない』と言いたい」

長渕剛

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 歌手、長渕剛(58)が19日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜前10・0)にゲスト出演。16日に衆院本会議で可決、参院に送付された集団的自衛権の限定的な行使容認を含む「安保法案」について、「なぜ戦争するのか。戦争行かないのに、大義を持って論争していることに心が苦しくなる」と訴えた。

 長渕は「自国の子供たちが銃を持っていく。僕ら行かない人間が語るべきことは『絶対にこういうことをしないには、どうするべきか』だと思う」と切り出した。東日本大震災時には自衛隊員の激励ライブなども行なった。「4年前を思い出してもらいたい。どれだけのことを自衛隊員がしてくれたか。彼らを死なすのか」と問いかけ、「理屈は分からないけど、感覚論として戦争が近づいている気がする」と危惧。「それをどうやって僕たちは阻止すべきか。子供が死ぬんだ。僕たちを守ってくれている自衛隊員たちが死ぬんだぞ」と熱弁。

 戦後復興の中、「テレビでプロレスを見た。力道山の空手チョップを見て、自尊を満たした。僕ら文化人が何をすべきかというのが大事」と自らの経験を踏まえ持論を展開。「負の遺産を残しておきながら、次のことをやっていく俺らの大将に『ちょっと違うんじゃない』と言いたい。ちょっと来て(自分の)歌を聴いてもらいたい。松本の映画を見てもらいたい」などとコメンテーターのダウンタウン、松本人志(51)らにも参加を呼びかけた。

 スペシャルゲストとして同番組に参加した長渕は、松本から「マスコミに叩かれるとヘコむことはあるんですか」と聞かれると、「布団かぶって寝る。布団かぶって寝て、涙をふく」と弱気発言で意外な素顔を暴露。驚く共演者らを前に「布団かぶって寝ちまった~」と即興で歌も披露した。

SHELLYが「安保法反対デモ」肯定して安倍支持ネトウヨからヘイト攻撃受けるも堂々反撃! 肝の据わり方がスゴい

【この記事のキーワード】
2015.07.20
 
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ネトウヨを一蹴したSHELLYにあっぱれ!(「SHELLY OFFICIAL WEBSITE」より)


 バラエティでよくその「ど根性」や「男前っぷり」をいじられているタレントのSHELLYだが、あれはテレビ用キャラではなく、素顔も相当に「男前」な女であるらしい。そのことを証明したのが、ここ数日にわたって展開された炎上騒動だ。

 始まりは安保法制が強行採決された15日、彼女がツイッターでこんな投稿をしたことだった。

「この時代にこんな事が有り得るの?とテレビを見ながら不信感しかないです」「この状況を戦争を経験された世代はどう感じるだろう?」
「そんな中、今も雨の中デモを続ける方々は本当にかっこいいと思います。若い世代が立ち上がってる事を誇りに思います。日本、どうなっちゃうんだろう。」

 さらに、「デモっていいことなんですかね」というファンからの質問に、こう答えたのだ。

「もちろん! デモができる事も、デモをしてでも伝えたい事がある人がいることもいいこと。」

 ほとんどの芸能人が炎上を恐れて政治的発言を控えるなか、ここまではっきり自分の意見を言い切り、しかも、日本では偏見の強いデモに対して敢然と擁護してみせるというのは、かなりの肝の据わり方といっていいだろう。

 が、SHELLYがほんとうにスゴいのはここからだった。

 SHELLYの発言は「保守速報」などの悪質まとめサイトでも取り上げられてツイッターは大炎上。安倍親衛隊のネトウヨたちが次々と彼女に絡んできた。

 ネトウヨたちのやり口はいつものパターンだ。

「メディアは嘘を報道しています。デモを影で主導しているのは社会主義者で、既に証拠写真もネット上で出回ってます。」「デモを主導しているのは、社会主義独裁を目指す共産党系の人々です。シェリーさんも報道機関にいる左翼シンパに騙されたのです。」といったデモ=左翼党派の陰謀というデマに、「平和平和と言いながらアベシネとか平気で言っちゃう人等のデモがカッコイイとでも思ってるの?」「人を傷つけるのは決して肯定できる事ではないと思います。今回のデモで何人の方が怪我して逮捕されたかご存知ですか?」と、道徳的なふりをして国民が声を上げるのを抑え込もうとする説教。

 ファンのふりをして、「Shellyの事大嫌いになりました もう二度とテレビで顔見たくない」「ファンを辞めます」という嫌がらせ。「生まれて初めて、テレビ番組、そのスポンサーに抗議電話をしようとおもいました。暇なので、明日はヒルナンデスのスポンサーに抗議電話します ^^」という脅しもあった。

 さらに、聞くに堪えないようなヘイトスピーチも浴びせられた。

「馬鹿ヤンキー女、日本から出て行け。」
「外国籍のハーフタレントは黙ってろ。」
「ホント、何様のつもりでしょうか。厚顔無恥ですね、参政権も無いくせに、日本国で仕事を貰って生きているくせに。」
「貴女は米韓ハーフなんですか? 一滴の日本人の血も流れていない人が、日本どうなっちゃうんだろ?余計なお世話です。無責任な外人にご心配頂かなくて結構。」

 現在、Wikipediaの彼女の項目までこうしたヘイト攻撃によって荒らされている。普通のタレントやアーティストならここまでやられると発言をやめ、場合によっては、ツイッターを閉鎖したり謝罪コメントまで出したりしてしまうのだが、しかし、SHELLYはまったくひるまなかった。それどころか、逆に見事な返しで、安倍親衛隊のネトウヨたちを次々撃破していったのである。

 まず、政権批判を「ヘイトスピーチ」にすりかえ、デモを攻撃するネトウヨならではの論理には、「いや、デモに対する偏見がひどすぎる…」「なんだかな…デモで自分の考えを発信して国を変えようと頑張ってる人がいる事をかっこいいと言ったらなんでこんな捉え方になるんだろう?ヘイトスピーチではなくフリースピーチを評価したんですよ。」と一蹴。

「米軍が日本を守ってるんですよ。米国が攻撃されたら助けるのは当たり前ですよね、、、ショックです、、、」という安倍首相が乗り移ったような意見にも、「いやいや、アメリカはダントツで世界一の軍事力を持ってる国です。日本の自衛隊員はアメリカの問題のためには命を落としたくないと思いますよ。」と、冷静に返答して論破。

「ハーフかなんかで「色眼鏡」で見えるのか知らないが」というリプにも、「ハーフがみんな同じ考えって考えが偏見(笑)育つ環境や状況で人それぞれですよ。」と切り返した。

 さらに、圧巻だったのは「母親が韓国人」というデマにもとづく「在日」認定への対応だ。

「ねーねー、なんでうちの母が韓国系になっちゃったの??チャプチェが作れるから?(笑)浅はか過ぎてなんにも言えない…」と、ギャグをまじえつつ、反撃。

 そして、こうした時に軽妙な、時に本質をつく反論によって、ネトウヨたちは徐々に退散しつつある。

 そう考えると、今回のSHELLYの対応は見事というほかはない。自分が一度、主張したことから逃げずに、批判には正面から対応し、ヘイト攻撃にもあくまで明るく、しかしきちんと反撃する。その肝の据わり方は、我々も見習いたいと思うほどだ。

 それに比べて、ネトウヨたちのなんと醜悪なことだろう。時代錯誤の国家観に根拠のない陰謀論、論理のスリカエ、さらにはハーフであることをネタにした差別、デマにもとづく「在日」認定……。

 しかし、こういう連中がいまの日本の政権を支え、そして政権の側も根っこのところでは彼らと通じているのが現実だ。今後、こうした圧力はますますひどく、卑劣になっていくだろう。

 民主主義を崩壊させないためには、私もたちも今回のSHELLYのように、彼らの圧力にひるむことなく、戦争への「NO」を言い続ける必要がある。
(小杉みずず)

 

 

 

つるの剛士、安保関連法案「賛成意見も聞きたいなぁ」 正論なのに反対派から大バッシング受ける

   俳優のつるの剛士さん(40)が安全保障関連法案について「『反対反対』ばかりで『賛成』の意見や声も聞きたいなぁ」とツイッターでつぶやいたところ、同法案に反対する人たちからは「公平ぶった発言」と「賛成派」扱いされ、猛バッシングにさらされている。

   「最も公平な意見」「普通の意見だと思うのに・・・」。反対派の一方的な決めつけに疑問の声が上がっている。

  • 反対派は国会前で抗議活動を行った(写真は15年7月15日撮影)
反対派は国会前で抗議活動を行った(写真は15年7月15日撮影)

「公平に物事を考えたいだけ」釈明むなしく大炎上

   つるのさんは2015年7月17日、ツイッターで、

「『反対反対』ばかりで『賛成』の意見や声も聞きたいなぁって報道やニュース観ていていつも思う。賛成派だって反対派だって平和への想い、戦争反対の想いは同じ。
大切なコトたからこそ若い子達だって感情的、短絡的な意見にならないために色んなこと公平に一緒に考えたいよね」

とつぶやいた。

   すると反対派の目に留まり、多くの憲法学者が違憲だとしていることを引き合いに、「つるのさんの方が『賛成意見ありき』で物を言っていませんか」などと追及を受けた。

   つるのさんは「ボクが賛成やら反対やら言いましたか。公平に物事を考えたいだけです」と釈明。しかし、

「日本国憲法知ってますか?法案に賛成すると言うことは、憲法違反をおかしてるってことになるんですよ?」
「大義がない海外の戦争に日本の自衛隊を送り出すことを支持なさっているのですか?」
「反対以外の情報が欲しいということは賛成したいという意味なんですよ」

と批判が殺到した。

「反対派の圧力こそファシズムじゃないのか」

   猛バッシングを受けたつるのさんは16日、

「沢山の貴重なコメントありがとうございます☆自分の頭で考えられるように馬鹿なりに沢山勉強をします!」

とツイート。収束を図ったが、

「何言ってんだ?法案推進してる側は『戦争賛成』なんだよ」
「あたかも公平ぶってる、つるの剛士って自民党か次世代あたりからの立候補考えてるのだろうか」

と批判は依然として収まらない。

   反対派以外の人からは「最も公平な意見いってるのに」「普通の意見だと思う」と気の毒がる意見が目立つ。実際につるのさんは法案に「賛成だ」とは一切明言していない。

「いい加減味方じゃなければ敵なのだ、はやめにしませんか」
「異論は許さんというこの反対派の圧力こそファシズムじゃないのか」

と一部反対派によるバッシングには疑問の声も上がり始めている。

 

 

 

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やるやん (通りすがり)
2015-07-20 13:18:34
兄貴がアメ公と知ってて当て逃げする世の中になったわけですかね。
兄貴もナメられたもんですなあ、兄貴の焦る気持ちはよくわかるよ、うんうん。
ケント=ギルバートなんて必死だもんな、戦勝国目線で(笑
返信する
Unknown (kei)
2015-07-20 14:53:35
当て逃げしているのはアメリカで、それと並走しようとしているのが日本ですよ。
返信する
判るんかなー (ゴメンテイター)
2015-07-20 18:38:45
松本さんの車は「厄介な車」とわかるようにしてるんですか。
世間のほとんどの車はそんな風に見えないから、世の中当て逃げだらけなんや。
日本が「厄介な国」になって、世界中の国から「近寄りたくない」と思われたら、観光地は大変だ。
返信する
厄介者の正体 (Anonymous)
2015-07-20 22:10:04
車じゃなくて乗ってる奴が厄介なんでしょうな
神戸ナンバーの白塗りのスモークグラスのメルセデスはゼブラゾーンに停めても駐禁切符切られないと言うのは都市伝説です。
返信する
胡散臭さが全開ですな (sano)
2015-07-20 23:29:19
今まで安倍内閣を支持してた人達が不支持に回った理由って、安倍のこの態度は尋常じゃない、こいつ一体何考えてるの?
と、ある種の気味悪さ、危険さを感じ取ったからではないかと。
アメリカに8月までに成立させると国内で審議が始まる前に約束してからというもの、国民の世論を無視し、違憲判断を無視し、民主主義を無視して強硬裁決。
ひたすら隷米従属一辺倒。
これで「どうかワタクチを信じて下さい。」とか言われても、誰が信じるかって話でしょう。
アメリカの言う通りにTPPに参加し、戦略特区で移民受け入れ、残業代ゼロで貧困化、戦争に駆り出されて犬死に。
ここまでゲスぶりを堂々と世間に晒して平然とテレビに出たいとか言ってるクルクルパーは見たこともない。
こいつは一刻も早く引きずり下ろさないとホントに危険です。
返信する
Unknown (うろこ)
2015-07-21 01:11:58
こんにちは、確かにつるのさんは「賛成の意見が聞きたい」ではなく「賛成、反対、両方の意見が聞きたい」と言っているわけですよね。
が、かなり深刻な事態なので個人的には「今さら…」って気がしないでもないです;
叩くのはよくないですが…叩く人の気持ちも分かるかな…
返信する
お笑いだけにしとけ (H.KAWAI)
2015-07-21 02:32:57
○コレ↓がそもそもマチガイ。

・戦争反対や平和がいいというのは当然。安倍さんもそう思っていて地球上全員が思っている。

○だったら戦争なんて起こらない。
返信する
松本ねぇ・・・ (元京都市民)
2015-07-21 09:55:32
松本は百田が出たときも、百田の(「クズ」発言)の言い訳に突っ込みもしないで頷いていた男ですからね。立ち位置はハッキリしてます。

フジテレビは長渕の発言は思惑はずれだったんでしょう。自衛隊員賛美をしてきた長渕なので勇ましく「国を守る」発言でも期待していたんじゃないでしょうか。
返信する
長渕は世間の影響の寄り代だからねえ (L)
2015-07-21 12:42:05
 長渕先生は素直な人柄だから、いろいろ感じてしまい、その気になってしまう方。だから、結構スタイルや内容が変遷します。
 今は、やや「静かなるアフガン」が降りてきたのでしょう。URLがはれないので動画検索して見てください。
 もっと降りると、”俺たちがなんの恨みも縁もゆかりもない人たちをただ金儲けのために人殺しをするということだ。”とか言い出すでしょう。
最近は新自由主義批判も歌っているので自然ですね。
返信する
Unknown (12434)
2015-07-21 13:03:02
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-21/2015072102_01_1.html

http://n.m.livedoor.com/a/d/10370920?guid=ON&f=110

安倍総理が安保法案の説明で、テレビに出演したのは逆効果か?
返信する

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