スキー場のリフトにて。
CAUTION
HOLD SKI POLES UP
注意
スキーのスティックを持ち上げて下さい
スキーのスティックは、 "ski poles" です。スキーの板は、単に "skis" です。スキー場のリフトは、 "ski lift" で通じると思いますが、リフトの制御小屋には "CHAIRS #1" や "CHAIRS #2" などと書かれていました(1号リフト、2号リフトの意味です)。
「手をあげろ」の "HOLD UP" ですが、このサインを見ていて思い出したのは群動詞(=動詞+副詞)と目的語の位置関係です。
高校の英文法の授業では、群動詞の目的語が代名詞の場合、その代名詞は動詞と副詞の間に置く、と習いました。例:pick up → pick him up
群動詞の目的語が2語程度の名詞からなる場合、その目的語は動詞と副詞の間でも、副詞の後でもかまわない。例:hold up → hold ski poles up でも hold up ski poles でもよい
目的語が3語以上の場合、原則その目的語を副詞の後に置く。しかし、文のリズムによってこれらの語順は変わると習い、当時は困ったものでした。
<単語>
ski poles -- 【句】スキーのスティック
pole(s) -- 【名】棒状のもの
hold up -- 【句】~を持ち上げる、手を上げる、持続する