５億年前のヒスイ？！

この石を見てヒスイと言う人は少ないと思います


まず、ヒスイの歴史についてお話します。

ヒスイが岩石として出来たのは５億年前だそうです。

ヒスイが加工されたのおよそ5500年前の縄文時代・・

縄文人が美しい緑の石を勾玉（まがたま）にしたり、大珠に加工したりしてたのでしょうね

それから奈良時代までは装飾品として使われていたのですが、ぷっつりと途切れてしまいます。

ヒスイが再び注目されたのは昭和13年、糸魚川の歌人「相馬御風」が

奴奈川姫が身に着けていたのはヒスイじゃないの？と思いつき地元の人に探してもらうと

美しい緑の石を発見！

同時期に偶然なのか？東北大学の河野先生が研究をはじめヒスイを発見

数年たって日本中に知られたそうです。


ヒスイを探しながら思うことは、５億年前の石がひすい峡から姫川に流され

日本海まで押し出されて、日本海の荒波にもまれ、磨かれ海岸に流れ着く・・

そう思うとロマンを感じます

この石を学芸員さんに見ていただいたら、長い年月で風化したんでしょうね・・との事

光に透すと確かに美しい黄緑色が浮かび上がります



縄文人が魅せられた理由が分かりますよね・・・

本当にヒスイは不思議な石ですね