糸魚川ジオパーク!!

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ひすいの表情

2010年12月23日 05時37分47秒 | 日記
明日はクリスマスイヴですね

今日の糸魚川は「雪おろし」と呼ばれる雷が遠くで鳴ってます

こちらではこの時期に鳴る地響きのような雷が鳴ると雪が降る前兆だと分かります。

クリスマスはホワイトクリスマスになりそうです。


最近は寒くて海にも行けないので持っているヒスイの紹介

ヒスイは緑色の綺麗な宝石質の物もありますが大抵はこのような白っぽいヒスイが多いです。

上の2つはゴツゴツした質感でジャガイモみたいな表情です。

表面にはヒスイ独特の結晶があり、所々に黒い傷があります。

ヒスイのヒビから黒墨などが流れ込み黒い筋を作ります。

左下のヒスイは同じように見えますが結晶が細かいです

滑らかでルーペで見ないと結晶が分かりません。

ヒスイの結晶は細長いのが特徴ですが細かすぎる結晶は学芸員さんに見てもらうと
いいでしょう。

右下のヒスイは逆に結晶が大きいです。

この石もヒスイかどうか不安で学芸員さんに鑑定してもらいました

このヒスイは細長い結晶は目立たなく四角っぽい結晶でおおわれています。

このタイプが他の石と一番見分けずらいです…

そんな時は重さとあとは学芸員さんに見てもらうしかないですね

まだまだヒスイの見分け方が分かりませんがフォッサマグナミュージアムで

ヒスイの表面を観察したり、石の表情を見て勉強しています。

「ミュージアムサポーター」に入会すると1年間無料で入館することが出来ます。

会費は1000円ですすごくお得

綺麗なヒスイを見つけるには色々な石を見ることが大切です。

寒い日は博物館に行くことをおすすめですよ

フォッサグナミュージアムのホームページはこちら→フォッサマグナミュージアム


ヒスイの見分け方

2010年12月16日 06時20分31秒 | 日記
昨日の糸魚川は雪が降りました

やっと12月と言うことを実感できるようになったかな~

今朝も冷え込み外気は3℃くらいしかないんじゃないのかな?

寒いです…


この石、また真っ白なヒスイだと思って拾った石です

しかーし!学芸員さんに見てもらうと残念ながらヒスイではなく緑閃石(りょくせんせき)と言う石でした

キラキラした結晶もあってヒスイだと思ったのになぁ…

学芸員さんはこの石を持って、ちょっと重さが足りないような・・と言いだし

比重を測って来ますと言って奥へ引っ込んでしまいました。

比重?そう言えばヒスイは他の石よりも重たい

比重とは4℃の水の重さの比を比重と言って水の場合は「1」だそうです

「比重」と言う言葉を調べると何だか難しいですが

水にガソリンを入れると油の層が出来ますよね

水の比重が1でガソリンの比重が約0.75だからガソリンが浮いてしまいます。

それでガソリンは水より軽いということが分かります

しばらくすると学芸員さんが携帯で撮った写真を見せてくれました。

ビーカーに入った透明な液体にこの白い石がプカ~ンと浮いています。

これはヒスイじゃないですね~と学芸員さん・・・

「これはブロモホルムと言う重液に入れてあって、これに沈めばヒスイ

浮くと他の鉱物になります」

ブロモホルムの比重が2.9でヒスイの比重が3.2~3.4位だそうです。

だからこの液体に沈めば重液よりも重いと判断できるそうです。

でもこの液体は高額な上に毒性もあるので取扱注意!

素人は手を出してはいけません

調べてもらいたい方はフォッサマグナミュージアムへ行って調べてもらいましょう


他にもヒスイの見分け方があります

まず、①丸いヒスイは無いと思っていいかも~この写真の石も丸いですよね

ヒスイは硬いので角ばった形のものが多いです。

②ヒスイ=みどり と言う思い込みは無くした方がいいです。

確かに緑色をしていてとても綺麗なヒスイもありますが、できたら白い石や灰色の石を探して丸い石は海へ帰して、角ばったものを残して鑑定してもらいましょう。

他には、③持った瞬間に重いなあ…と感じる石を拾いましょう♪

同じ大きさの石を持ってみて、どっちが重いか訓練すると慣れてきますよ

④石を乾かし、光に照らしてキラキラな味の素のような結晶のものを拾いましょう。
 
細長い結晶のあるものがヒスイの可能性が高いです


でも、糸魚川の海岸は冬の海になりました。

海岸沿いは危険ですので近寄らないようにして下さいね


                        
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フォイト電気石

2010年12月10日 16時37分57秒 | 日記
新潟県糸魚川市の海岸ではたくさんの種類の石を拾うことができます

この写真のように石に黒い点々が付いている石も拾ったので

学芸員さんに見てもらうと

「これはフォイト電気石ですねえ~」

電気石?「電気石って何ですか?」

「電気石とは、圧力や高熱を加えると静電気を帯びる石ですよ」

なるほど~そんな石もあるんだ・・・お風呂に入れるとどうですか?

と質問したのですがそのくらいじゃ変わらないですよ~と答えが返ってきました。

電気石として有名なのが「トルマリン」宝石の1つなのですが

ショールームなどで照らされたライトの熱で静電気が起き、ホコリが付きやすいそうです

石にも色んな特徴があるんですね

糸魚川の海岸でこのフォイト電気石を探してみませんか?

でも寒い日や、波の高い日は絶対に海岸へ下りないで下さいね


                        
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冬の日本海

2010年12月06日 06時04分02秒 | 日記
早くも12月に入って1週間が過ぎますね…

月日の過ぎるのが速すぎる!昨日はスタッドレスタイヤに交換しました。



最近の糸魚川の海岸は風と波で近寄れません

今まで拾った石たちを眺めてヒスイの魅力にひたっています

見てみると一番多いヒスイのタイプはこのタイプが多いように思います。

グリーン系のヒスイではなく、白っぽい灰色系のヒスイが多いです。

ヒスイの原石を見てもグリーンの部分はヒビも多いので小さく砕けやすいのかな?

この写真のヒスイは大きいものが海岸へ流れ着くことが多いように思います。

白い部分はヒビが少ないのかな…


翡翠ブームでヒスイ探しをされる方が増えていますが、冬の日本海は

非常に危険です。

急に高い波が来たり、石に足を取られることもあります。

どうか十分気をつけてくださね。

できれば冬の海には近付かない事をおすすめします


                        
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