糸魚川ジオパーク!!

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ヒスイと似てるアルバイト

2013年02月23日 05時27分15秒 | 日記


こちら糸魚川は大雪警報が出るくらいの1週間・・・

お休みには海岸へ行こう!と思っても寒すぎて行けません。

行っても波が高すぎで危険です。

仕方が無いので温泉に行ってのんびりしてきました(笑)

糸魚川市(いといがわし)には温泉がたくさんあります

笹倉温泉、焼山温泉、塩の道温泉、ひすいの湯、長者温泉など

それぞれ温泉によって成分や臭い、味も違っています。

温泉についての情報は糸魚川でリフレッシュ

こちらのブログで紹介してますのでご覧になってください

こんな寒い時は温泉に行くのが一番ですよね


さて、ヒスイ探しをしているとどうしてもヒスイと似ている石を

拾います。

写真の石は曹長岩(そうちょうがん)です。

曹長岩はアルビタイトとも言われほとんどが曹長石(アルバイト)から

できています。

組成式はNaAlSi3O8

ヒスイ輝石の組成式はNaAlSi2O6

Si・・・ケイ素が1つ O・・・酸素が2つ足りないのがヒスイです。

そのため外見も良く似ていて見間違うこともあるのです。

SiO2 は二酸化ケイ素(シリカ)は石英ですが

この曹長岩とヒスイには石英が含まれません。

なぜでしょう?

ヒスイと石英が混ざると曹長岩 その途中のヒスイに石英が混ざったものは

見たことがありません。

曹長石とヒスイが混ざったようなヒスイがありますがその過程には

どんなことが起ったのかはハッキリしないようです。

ヒスイとの関係で深いのが蛇紋岩 (Mg,Fe)3Si2O5(OH)4

とても複雑です・・・

この蛇紋岩が地下深くにあったヒスイを地上に持ち上げてくれたらしいです。

いろいろな圧力や温度、偶然が重なってヒスイ輝石という鉱物ができたのですね。

糸魚川には温泉も湧き出しているのでそこにもなにか関係があるのかな?



これは曹長岩の結晶です。ヒスイとの違いは結晶が大きいことと

割れ目が光っていることです。ヒスイは硬いのでこんな割れ方はしません。

重さもヒスイより軽いです。

うーん、難しいけど特長をつかんで灰色ヒスイを探してみてくださいね




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (shinamon)
2013-02-27 10:12:57
ヒスイをやり始めた頃、こんなんばかり拾ってたなぁ~

今でも確認のため拾ってジッッ~~と見ちゃうけどね
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shinamonさんへ (rapit55)
2013-02-27 21:24:25
shinamonさん、私はいまだに拾ってくる(^_^;)
大きいのになると分からないよね~
今日も夕方行ってみたけどボウズ・・・
寂しい
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質問 (髭おやじ)
2013-03-04 11:19:07
初めて書きます。昨年夏と秋に二度、山梨県から訪れてみました。翡翠は、残念ながら見つけられませんでしたが、夏の海の色と透明度は綺麗で、素晴らしかったです。記事は、毎回、参考にさせて頂いております。記事のコメントとは違いますが、質問を。姫川薬石と流紋岩。姫川薬石=流紋岩なのか、姫川薬石≦流紋岩なのか、写真、本、ネットなどでは、よく判りづらく、出来れば、解答をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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髭おやじさんへ (rapit55)
2013-03-04 20:00:18
髭おやじさん、はじめましてです(^^)
山梨から糸魚川へ来られた事があるのですか!ありがとうございます。
夏の海は本当に綺麗ですよね~私も大好きです。
私はただの石好きなので専門的なお答えは出来ませんが私の両親が薬石と言って拾っていた石は赤茶色の石でした。
鉱物名は流紋岩ですが流紋岩にもいろいろな質感のものがあります。
白っぽいすべすべしているの、赤茶色で穴凹がところどころにあるもの、しのぶ石のような模様があるもの・・・
薬石として使用するのは赤茶色で穴ぼこがあるものを昔は使用してましたよ。
イメージとしては↓
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/fa/e643873e0ba1bc1fd989918d3687cd9b.jpg
今はさすがに電気ポットでお湯を沸かすし、水道水も綺麗なので薬石は使っていませんが(^^ゞ
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