葵の母親、東エリ。エリという名前は、サザンの曲から取りました。
真面目で優秀な病院事務員。経済観念がガチガチで「ケチンボ」。顔が水商売顔で、男に舐められたりもする。
年齢は二十歳になったばかり。情報処理の責任者である女上司、青山は、この優秀で真面目で優しい部下を可愛がっている。孤児のこの子の母親のように。青山は、早川総合病院が開院したころから働き続けていて、院長が「天性の女たらし」だと知っている。
でも、院内の女には手を出さないのも知っていた。
院長はエリにボーナスの日、「私からのボーナス」とエリに服、諸々のプレゼントをする。極め付けはルビーのチョーカー。
アパートに帰ってチョーカーをまじまじと見るエリ「このルビーは多分本物。。。いくらするんだ?」
次の日、事務長から東は堅実というか、ケチンボです。と聞いた院長は「嫌われたかも」と真っ青になる。
還暦まで数年の男が、娘か孫か分からない女の子に本気の恋をしてしまう。
散々、女遊びをしてきて反省し、やめたら今度は本気の恋が降ってきた。
この辺のワタワタ加減が、書いてて面白い。
年齢はジジイ。既婚者。3人の子持ちで長男はエリと二つしか違わない。若い男に勝てるのは金だけ。
この「早川4兄弟」の話は、ファンタジーなエピソードを外すことも可能で、単体でも描けそう。
葵の腹違いの兄達は良い人です。掘り下げてキャラを見てみたら、長男の一也は、人を見て分析する力に長けています。妻の真砂子は、正に次世代の早川家の女王様。決して他人を下に見たり侮ったりしません。葵を1番可愛がってくれた義姉です。
エリと一也の母百合の修羅場の話を初めて聞いた時、真砂子は「それはもう最初からエリさんの勝ちじゃないですか。私だったら、もし一也さんが浮気したら、先にあなたを殴ります。」と言います。一也は、この女性なら、あの母さんと互角に渡り合えると一目で気に入ります。
結婚ってなんでしょうか?
全部の財産を君に渡すから別れてくれと言った哲也の懇願に百合は、一生早川百合でいる事を選びます。
エリは「彼の身も心も掴んで離さない。それ以外は興味がない。」と言って貫きます。
百合は「妾なんて戦前までは珍しくない話でしょう?」と肝が座ります。
哲也はエリと葵と暮らし、ケチンボのエリ好みの「愛情以外のもので繋がりたくない」という信条に沿った質素な暮らしを送ります。
哲也が得たものは「人間の心」でした。
病人の世話で落ち着いて絵が描けない。で、ストーリーの穴や続きをスマホで書いています。暫く、毎日更新できないかも。
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