きまぐれ日記

だいたいが妄想系腐女子日記。
感想にはネタバレあります。
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K小説 RED感想。

2012-11-22 23:47:04 | K A
K SIDE:RED感想ネタバレ含みます。ご注意ください。

読み終わりました。
青の本は200ページ程だったんですが、赤は400ページあります。
分厚くなればなるほど、本を持ちにくくなる・・・手が痛い(笑)
表紙が硬いので、そこに指が当たってとても痛い・・・。

もし、購入を迷ってるなら、吠舞羅好きな人は買っても損はないと思います。
是非読んでいただきたい。感想では書ききれない。
でも、三ちゃんとか翔平は出てこないので、そちらが気になるなら漫画かなと。

十束さん、伏見、八田、鎌本、草薙さん、尊さん、アンナについては
得るものが多いと思います。
草薙さんが超かっこいいの・・・マジで。
さりげなく物事を進めてるかのようにみえて、綿密な下調べとか。
もう、惚れるしかない。かっこいい。
十束さんがとても好きになる。本当に奔放な人だったんだなって。
過去もなかなか壮絶なんですが、全くそう感じさせない過去だった。
もう、この世にいないなんて嘘だ・・・。

今回の小説はアンナが加入することになった話なので
基本アンナで動いてはいるんですが、周りの関係性とかも
結構書かれてるので、十分に楽しめると私は思います。
青は本当に、今回出てない人がメインでしたが
赤は本編にも出てる人がメインになってるので読んでいても楽しいです。
いや、青が楽しくなかったわけじゃないんだ。
青も青で面白いです。赤は私が、草薙さんと伏見が好きなので贔屓目です(笑)

アンナの能力を中心にして、王のそばにいる草薙、十束の葛藤。
そして、吠舞羅とはどんなものなのかってのがわかります。

全編を簡単に言うと、黄金の王が作り上げた施設で、御槌という研究者(黄金のクランズマン)が
アンナの能力を使って、石盤へとたどり着き、現在空いている青の王に座らせようとした話。
(なので、この話では青の王はいません)
両親を殺され、叔母という弱みを握られ、でもそんな御槌のやり方に逆らえず、青の王になろうとするアンナ。
この黄金のクランズマンの能力が再生と回復で。
他の能力者たちも研究の一環として、色々やられてるんですが
再生と回復が出来るから、死なない程度に実験してるんですよね・・・。
しかも黄金の王には秘密裏に。

アンナの叔母が尊の高校時代の恩師であったため、そこでアンナと知り合い、複雑な事情や
感情を表に出さないアンナは十束達と交流し、なんとか心を開いたりするんだけど
だけど、それは許されないと、一人心を殺そうとしてるアンナを救い出すという話。

アンナは赤しか見えない、色覚異常があり、人の心を見て、感じることのできる能力。
それで、尊の赤に惚れ込み、それでも、叔母を見捨てることができずに葛藤するが
最後には尊から伸ばされた手にすがりつくという。
そして、叔母は黄金のウサギによって記憶を封じられ、アンナのことを忘れる。
で、今の形が出来上がるって感じかな。と。

この話を読み終わってから6話を見ると、泣けます。
十束さんを、みんながどれだけ思っていたのか。
どれだけ、吠舞羅にとって大事な人だったのか。
そのあたりがとてもわかります。

十束さんは能力こそは弱いけれど、このチームにはなくてはならない存在だった。
尊を止めることができる。輪をなごませることができる。
ただ、猿くんとはなかなか仲良くなれませんでしたが(笑)
それでも、十束さんは大事な人。
その人が亡くなったのだから、みんな躍起になって探しますよね。
賞金首も掲げますよね。

草薙さんは尊が王になったとき、十束と一緒にそばにいた。
だから、最初のクランズマンでもある。
長く十束と一緒にいた二人だからこそ、思うところもあると思う。
6話の尊に電話をかけたり、バーで呟く言葉が本当に切なくなる。

本は伏見と八田が加入したばかりの吠舞羅から始まります。
猿は根暗で、まぁ・・・八田と対照的な感じですね。
八田がすぐになじんだのに対して、仲間を避けてる感じです。
全編を通して、猿は仲間と仲良くなろうとしません(笑)
彼には彼なりの思いがあるんだろうけど。
でも、美咲となら共闘したりとかはします。
けど、心の中では、人に背中預けるなとイライラしてたりします。
このあたりの伏見の感情とってもよくわかる。

八田って、本当に素直で、直情型で、曲がったことが嫌い。
だから、ケンカなんだけど、振るう拳は正義なんだよね。
そんな彼だから、仲間には絶対の信頼を置いている。
仲間大事。尊さんのために、チームのために動く。
背中だって預けちゃう。裏切るなんて思ってないんだと思う。
卑怯になるから、二人で一人の人を攻めたりもしないの。

ほら、なんとなくイライラしませんか?
え?しない・・・そう・・・。
このあたり読んだとき私は伏見に賛同したね。

わかるよ、仲間だから、仲間と思ってくれてるからだって。
でもね、その先を何も考えてくれてないんだよね。とも思う。
背中を預けて、万が一攻撃されたら、それは、それで許すんだと思う。

そうじゃないんだ。

きっとそういうのを許されたくないんだよ、伏見は。
一緒に戦いたい、信頼してほしいけど
それは仲間のためじゃなく、お互いのために。
お互いがこの戦いを乗り切るために。

でも、美咲はそうじゃない。
仲間を守るために戦う。戦う理由が違ってきてるのかな・・・とも思う。
出来れば無傷で守ってやりたいけど、自分に自信がない。
でも、美咲に頼られたら放っては置けない。
そんな感情が複雑に混ざり合って、常にイライラしてます。
っていうか、私もそのあたりをうまく言葉に出来なくてイライラします(馬)

最後のほうで十束さんに、何かに執着してる人は王にはなれないといわれ
ムッっとしてましたが、伏見はそんな自分に薄々気づいてたんですね。
だから、血と肉と~ってやつですよ。そういって自分を偽ってるのかもしれない。
そんな素直に言えるような性格じゃないものね(笑)

基本猿くんって呼ぶ十束さんにもイライラしてるし、尊さんにもイライラしてる(笑)
でも、口にはださない。だから、しょっちゅう舌打ちしてます。
これきっと癖なんだよ。うん。

中学のときは二人だけでつるんでたとか、そんなことも語っていて
伏見は吠舞羅にはいって変わったと八田は少し寂しげでした。
本当に二人でいろいろやってきたんだろうなって。
二人だけだった世界がいきなり変わる不安感。
・・・ここに繋がって、あぁなったのか・・・(笑)
王とかそんなもんじゃなく、八田といたときが一番楽しかったとかそんなのかな?
十束さんが、伏見には入り込めないっていってたし。
執着が一本化してるってさ・・・何にとは言わなかったけど、草薙さんも納得してた。

ちょっと私、猿比古のこと熱く語りすぎた気がする(笑)
それだけ、気になるし好きなんですよ。
だから、いつか吠舞羅から裏切り者にかわったところを書いてくれると期待してる。
待ってる、私。

で、鎌本は吠舞羅では先輩でした。
年齢も上なんですが、八田の幼馴染でもありました。
小さい頃、八田の背中について回ってたそうで。
だから、吠舞羅で出会った瞬間に、八田さん!!!!と慕ってきたそうな。
先輩の鎌本が付き従うならと、他のメンバーとも仲良くなった的な。
まぁ、八田ちゃんは伏見と違って、突っ走り型ではあるけれど
人とは仲良くできそうな性格だもんね(笑)

鎌本は、やんちゃな八田をうまく導いてる感じです。
もう、このころにはすでに恰幅のいい鎌本です(笑)
あの痩せて男前な鎌本はいったいどこにいるの・・・。

途中で、アンナたちと遊園地にいくんですが
アンナが鎌本のおなかの上にのって、やわらかいっていってて(笑)
それをまんざらでもないと受け入れてる鎌本!!!ちょっと!!!
私も触りたい・・・(馬)

で、とりあえずよく食べてました。
アンナが狙われてるとのことで、見張りをさせられてたんですが
そこで、カップメンを二個と・・・うん、そんな体型になるねって感じ。

遊園地のあたりは、本当に楽しそうだった。
尊さんが一緒に遊園地に来てくれるとか・・・驚きだよね。
それもこれも、十束さんの話術のおかげなんですが。
あと、伏見もきてたっていう!!
一緒に行動してたと思ったら、途中単独行動にでますけど・・・仲良くしろよ。

この遊園地ってのも、アンナの心を開かせるためってのと
青服からアンナを守るためっていうのもあったみたいで。
っていうか、草薙の先読みがあたったってわけなんですけど。

このアニメ、っていうか小説もですが
人込みで闘争が起こったとしても、必ず人払いとかされてて
そのあたりがリアルなんですよね。

おいおい、周りの人どーなってんだよ?
っていう疑問がおこらない。
メガネだって、殴られたら吹っ飛ぶし(笑)

この遊園地も、閉園後とかだったしね。
そのあたりよく考えられてるなぁと。

あとは、草薙さんのバーは奔放な伯父さんが亡くなって相続したとか
マンションの部屋はいつも綺麗だとか
そのあたりの小さなネタがたくさん盛り込まれてました。
ほんと、赤の王やクランズマンが好きなら楽しめると思います。
あと、黄金の王がどんな感じなのかが少しわかります。

青は王が不在なので、王不在時の青の様子がわかります。
ですが、今いる人員はきっといません。
善条さんが、まだ引きこもってるので、そのあたりです。

読みとるに、王になったのは、宗像より尊さんの方が先だったのねと。

ほんと、まだまだ書ききれないんですが、草薙さんと青の代行の話とか
草薙さんの戦闘の仕方のかっこよさとか、心の葛藤とか!!!!
・・・偏りすぎですね、私(笑)
ちなみに尊さんはいまとさほど変わりありません。
あまり語らない、だるい感じ。物事に執着しない。
ブレない男だなって思います(笑)

でもあまり長くなるとあれなので、この辺でいったん終わっておこう。
また何か書きたくなったら、アニメ感想のついでにでも書こうかと思います。

以上、感想でした。

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