楽農倶楽部(別館)

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ドクター中松の話しを鵜呑みにするご隠居さん...(-_-;)

2007年04月02日 23時20分04秒 | ブログ漫才
 ドクター中松の話を鵜呑みにするご隠居さん...。投稿日が気になる(4月1日)が、とりあえずつっこんでみよう。
 結構マジっぽいしね。( ̄∀ ̄*)イヒッ

Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
4/1 Today ドクター中松が東京を美しく安全な街にするための新発明を発表
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C111252006/E20070401113637/index.html
いよいよ東京都知事選。さっき曙橋に降りたら、住吉町の交差点でドクター中松が街頭演説をやっていた。なかなかいいことを言っている。

 ドクター中松でございますか...。
 ドクター中松の話しを素直に聞けると言うことはアホの証明でございますよ。(´;ω;`)ウッ…

1.東京の街が国際的に相手にされないのは電線と電柱が蔓延っているため。ドクター中松の新発明を使えば簡単にすっきりさせることができる。地中に埋設してある水道管とガス管を電力線と通信ケーブルの替わりに利用するというもので、複数の波長の電磁波を同一配管の中に伝達させることで、電気はもとより、電話、ケーブルテレビその他一切の空中電線が不要になるのである。各家庭にコンバーターが必要だが、一台3500円で製作可能だし、現在の空中配線を撤去して銅線を中国に売れば充分その経費は賄えるのである。発明で東京をセンスのある街にしよう。

 非常に周波数の高い電波でありますと、導体の管路の中を電波は反射しながら管路の中を進んで行くことができます。
 そのような管路を「導波管」と呼びレーダーなどによく使われています。
 電波で通信を行うことはもちろんできますし、電波自体がエネルギーでありますから効率うんぬんはおいといて導波管みたいなもので電力を送ることも可能ではあります。
 ただし、導波管の中は空気やガスなどの絶縁体でなければなりませんから、水道管を導波管として利用することはできません。
 ついでに、困ったことに日本のガス管はポリエチレン管に移り替わりつつあります(地震対策のため)から、ガス管を導波管として利用することもできません。
 ガス管をまた金属管に変えても、管の直径が電波の波長に適さない場合物凄い損失となりますし、超強力な電子レンジのようなマグネトロンの出力を一般家庭向けに放出して良いものか?と言う疑問が残ります。
 ガス管の継ぎ手の部分などが熱損失が大きいでしょうから、おそらくその辺が熱により劣化し、破損して空気や水が混じったら...。( ゜д゜)ドカンー

 電力をガス管や水道管で送ることは考え直したほうが良いかも知れませんな。
 ( ̄へ ̄|||) ウーム

 ガス管を利用した通信は、ドクター中松の専売特許ではないようです。
 ガス管を導波管に利用できるのではないか?と「導波管」「ガス管」と検索したら、次のページが見つかりました。

高速ガス管搬送通信?! - HF-PLC Watching Site
http://hfplc.jpn.org/index.php?itemid=187

 三菱電機は2005年の2月15日には空調用の冷媒配管を利用した通信技術を開発しています。
 同一ビル内の空調配管なら、配管の太さも均一にすることができるでしょうから、導波管として利用しても効率が良いでしょう。
 近距離ですから電波の出力も小さくてすむので、端末装置の値段も安く出来ます。

 しかし、ご隠居さんやドクター中松みたいに都市ガスなどの配管を利用して各家庭とのネットワークを構築しようとした場合、管路の導波管としての効率はトコトン悪いし、長距離の家庭もありますから非常に電波の出力を大きくする必要があります。
 たぶん、3,500円ではそのような高出力の端末装置は難しいでしょう。
 ちなみに、高出力の端末装置が安くできたとしても、数百件、数千件の家庭の端末装置の出力が局のほうに向かってきたら悲惨です。
 たぶん、途中で管路の爆発などが発生することになるかも知れません。

 ドクター中松とご隠居さんのおかげで、発明でセンスのある東京になるどころか、東京は廃墟と化すかも知れませんなぁ。
 (* ̄ノ ̄)/Ωチーン (* ̄- ̄)人 i~ 合掌

2.東京の街が暑いのは、緑が足らないためである。ドクター中松発明の新植物「タンポポラン・ナカマツ」の種子をヘリコプターで東京中にばらまくと、一ヶ月で東京中が緑になる。この植物は、タンポポとコチョウランとフユツタを掛け合わせたもので、住宅の屋根や壁などのほとんど土壌がないところでも気根を伸ばして空中から水分を摂取しながら生い茂ることが出来る。春にはタンポポのような花を咲かせてすこぶるきれい。東京全体で発生する二酸化炭素の5割をこれで吸収でき、おまけに直射日光を遮るので、東京の平均気温は約3度下がると見込まれ、夏の間のエネルギー使用量も大幅に削減できる。発明で東京を緑の街にしよう。

 タンポポランでございますか...。( ̄~ ̄;) ウーン
 タンポポはキク科タンポポ属で、コチョウランはラン科コチョウラン属、フユツタはウコギ科キヅタ属です。
 属間雑種でも難しいのに、科を超えての雑種をつくることができるとは...。
 さすが、ドクター中松でございますな。(^^ゞ

 ρ(・・。)これ、ご参考に。
属間雑種
http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/dogear/mame_zasshu.html
 属間雑種とは、種よりも縁の遠い属をまたぐ雑種のことをいいます。
 生物の分類は大きい方から界、門、綱、目、科、属、種です。
 例えば、ヒト=ホモサピエンスでは、動物界、脊椎動物目、ほ乳類、霊長類、ヒト科、ヒト属、ホモサピエンス種となります。マーガレットでは、植物界、被子植物門、双子葉植物綱(キク亜綱)、キク目、キク科、Argyranthemum属、frutescens種となります。
 分類の段階が下がる(界→門→…)につれて、共通点が増しており、近縁となります。
 ヒトとゴリラは科、ヒトとネズミとは目の段階で分けられます。
 つまり、ヒトとゴリラの差はヒトとネズミよりも小さく、共通点が多いことを示しています。
 属間雑種は、通常自然界ではできることがありませんが、植物では組織培養技術を使って作出できる場合があります。


 並みの技術者では、かけあわすことは不可能に近いでしょうなぁ。( ^▽^)
 現在の遺伝子組換技術を持ってしても、たぶん無理でしょう。
 現在の遺伝子組換え技術なんて、「適当にぶった切った遺伝子を適当に細胞に放り込んだら、こんなんできましたけど。ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ」てなもんでしかありませんからね。
 タンポポランみたいな植物を作り出すことは無理でしょう。

 フユツタの根と、タンポポのような種、そしてコチョウランのようなきれいな花でしょうか?
 キク科の花は合弁花です。小さな花が集まって一つの花に見えるのですな。(^_^;)
 タンポポの場合は、一つ一つの花が綿帽子のついた種となり、多くの種子を飛ばすことができるのが特徴です。
 おそらく、タンポポの花の特徴と、コチョウランの花の特徴を組み合わせたのでしょうが、コチョウランの花が集まって合弁花の花になった場合の花の姿を私は想像することができません。
 なんかキモイ花になりそうですな。(-_-;)

 ビルの壁にもへばりつくような植物が、タンポポのように飛んでいってあちこちで繁殖したら結構問題があると思います。
 電柱や送電用の鉄塔で繁殖して電線に触れて地絡。東京は大停電となるでしょうなぁ。
 都市を支えるエネルギーの電力がストップしたら...。
 ドクター中松とご隠居さんのおかげで、東京はまた廃墟になるのでしょうか?(´;ω;`)ウッ…

3.東京都民が日々の生活に不安を感じるのは、食糧供給に不安があるためだ。東京都民が食べる食料の8割は外国から輸入されるが、そのすべてが細い浦賀水道を通過する。農村ウヨクたちは、地産地消なぞと言って、都市住民が文句を言うなら食わさないぞと強迫するし、輸入に頼ろうとすると今度は一粒たりとも外国のコメは都民に食わせないと、浦賀水道に機雷を仕掛け輸入を妨害することを虎視眈々と狙っている。おかげで都民は不安に怯えているのだ。ここでドクター中松の新戦略。神奈川県から城ヶ島を委譲して貰う(代わりに夢の島を神奈川県に譲渡する)。城ヶ島にドクター中松発明のどんな機雷も無力化できる高速エージス艦を配置して、農村ウヨクの水道閉鎖工作への守りを固める。発明で東京の食糧安保を確保しよう。

 機雷敷設能力を持つ農村ウヨクが存在するのですか?
 「農村ウヨク恐るべし!」ですな。(^^ゞ

 機雷を無力化するのに高速エージス艦を使う意味がイマイチわかりません。(-_-?)
 掃海艇ではいかんのでしょうか?エージス艦は対空防衛のための艦でありますから、掃海には不向きかと。
 ひょっとして、この作戦が機雷に通用するとでも?だからエージス艦?

北朝鮮のミサイルは「DND」がけん制!? ドクター中松は日本を守れるか? - [発明・アイデア商品・新技術]All About
http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20030910/index.htm
ミサイルがUターンする?
 ドクター中松氏が発明した装置の名は「ドクター中松ディフェンス(DND)」である。週刊新潮のドクター中松氏へのインタビュー記事によると、その原理は次のようなものだ。
 まず、日本が独自に開発した偵察衛星で飛来するミサイルの位置情報をキャッチする。そして弾頭に埋め込まれた方向制御装置に信号を送り、90度づつミサイルを180度回転させる。
 その結果ミサイルは発射基地に逆戻り相手が自滅するというのだ。これができたら、迎撃ミサイルより成功率は断然高そうだ。


 ( ̄へ ̄|||) ウーム
 確かに、できれば成功率は高そうだ。できればですけどね。
 なんで90度にこだわるかがわからん、急激に方向を変えると言う意味だろうか?でも、そこまでの急激な方向転換をした場合、最初の90度でミサイル自体がポキリと折れてしまうだろうから、後の90度はたぶん必要ないように思われる。
 さて、機雷の場合ですが、接触型の機雷であれば制御装置みたいなものはありません。ゆえに、無意味です。
 シンプルな制御装置(何回か船が通過したら爆発するなど)がついた機雷は沈底型にありますが、電波でこれを制御しようとする場合、長波のような電波でないと無理です。
 エージス艦に長波の送信設備を積みますか?電力をバカ食いしますから他の事ができなくなってしまうかもよ。
 地上に設備をつくったほうが合理的じゃございませんか?

 結局、ドクター中松とご隠居さんの作戦は無意味で何の役にも立たず。
 金食い虫のわけのわからんエージス艦なるものを建造して多額の負債を東京に残すだけ。
 かくして、東京はまた廃墟となってしまうのでした。(´;ω;`)ウッ…

ご隠居さん。東京の住人になんか恨みでもあるのですか?


 
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