大掃除

　ひどく憂鬱な日がありました。イライラしているわけでもなく悲しいわけでもない、とにかく気分が沈んだ状態です。こういう精神状態は特に珍しいわけではないですが、いっぺんそうなった場合、ワタシの経験上寝ても、酒を飲んでも、カラオケで大声を出してもすっきりすることはないようです。ストレスの解消法は場合によって適したものでなければなりません。イライラした時にカラオケで大声を出すとかなりすっきりしますし、悲しい時は思い切って泣いてしまうのが一番です。しかしこの状態の場合はどうかと言えばどちらも逆効果のような気がします、特に泣いたりしたら鬱状態にどっぷりはまってしばらく立ち直れなくなるんじゃないでしょうかね？ワタシ自身憂鬱な気分を晴らす方法を知らないので、とにかくその状態になった原因を探すことにしました。思い当たるフシはあるんです。
　
まずはお金の支払い。予想外の出費ってなんでこんなに重なるんだろう、と嘆くくらいに重なりまくっています。これはかなり落ち込みます。
　
そして会いたくない人とコンタクトを取らなければならない事。会いたくないのにさらに会うためのアポイントを私がしなければならないというのが憂鬱に拍車をかけます。

　さらにあえて見ないふりをしていた長年たまったテレビやビデオなどの粗大ゴミの始末。すでに年末で待ったなしです。この忙しいなか今片付けてしまわないともうやる時がありません。正直面倒くさいです。そしてふと周りを見回すと自分の部屋もゴミ屋敷になっており、もうゴミ関係から目をそらす事は出来ないということでこれらを解決させることにしました。
　電化製品、パソコンや周辺機器、着なくなった服、すべてひとまとめにして捨ててみると、気分がかなり楽になったのです。というより、いらなくなったパソコンをテレビ代わりにしてみたところ、なんとも部屋にマッチしたり、奥に入っていたメイクの駆け出し時代の写真が出て来たり、干した布団が気持ちよかったりと、むしろ気分が良くなりました。
　現実問題として上に記した二つの問題はどちらも解決していません、ていうか手をつけていません。お金の支払いも解決は次の収入があった時ですし、額だって金策に走り回るほどのものでもないわけです。“あの人”とはアポイントはとったものの、実際に会うのは先の話です。でも気分は完全に回復し、むしろプラスになっています。よく考えてみたら憂鬱の原因と思われた事柄は実はたいした問題ではなかったんですね。


・・逆にいえば憂鬱になるほど部屋がきたなかったんですかね？
それはそれで落ち込むかも・・。