ライコログ

メイクアップアーチスト「カワライカツヨシ」のブログ

お疲れ様の味

2014-10-23 07:53:19 | お知らせ
ワタシは酒好きです。最近はめっきり酒の量も減りましたが、覚えたての頃はそれこそ文字通り浴びるほど飲んでおり、それは正直アルコール依存症と診断されてもおかしくないほどでした。

酒を常飲すると、脳の働きは鈍くなるのは事実で、労働や社会貢献、遊びその他の意欲は薄れていくのを経験しました。飲まない人に説明すると、正月休み後の仕事始めで、仕事行きたくねーな~~、なんて状態。普通の人は出勤してしばらくすれば脳みそが働きはじめるが、以前のワタシはそれが次に酒を飲むまで続くような感じ。

自慢できるような事では全くありませんが、ワタシの場合、仕事に対するやりがいだけは持っておりますので、未だお医者さんのお世話になることもなくギリギリのところで踏みとどまり、なんとか社会人としての体を保っております。それが無ければ・・・(--;)


そんなワタシが大きな口を利ける立場ではありませんが・・


【ドイツ】ビールを報酬にアルコール依存者に街を掃除してもらうプロジェクトが物議 / 本末転倒感が否めない事態に


確かに普通に考えればこれは普通じゃない。アルコール依存症の患者にビール飲ますなんて正気か?と思う。
この政策は間違っている!という批判が一番一般的でそれを中止するのが最良だ。



ただ、もしかすると・・・?という期待は無いではない。


アルコール依存症の人というのはグルメではない。だから酒の場を楽しもうとか、美味しい酒を飲もうという感覚はゼロではないにしてもかなり少ないと思う。

心にある何かの不足を酒で補っている状態がアルコール依存なわけで、やみくもにアルコール絶ちをしても、また別のことで補うことになる。結局は依存体質というのは変わらない。


その状態を変える、という意味では上記の政策はちょっとだけ期待が持てるような気がするのです。


酒好きの理由はいろいろあるけれど、


・おいしい酒を飲む
・好きな場所、人たちと楽しく飲む

という事に意義を唱えるのんべえはいないと思う。


そしてもう一つ


仕事のあとの酒!


何か一区切りしたときに飲む酒、すなわち「お疲れ様」的な酒は酒を飲む楽しさのトップになりえる。


ただ、イライラを紛らわすために飲んでいる依存症の人に、「おつかれさま」を味あわせるというのは非常に意味のあることだと思う。



個人的には、仕事が少ないとなんかだらだら飲んでしまうんですよね・・
でも、仕事が充実してくると酒を飲む回数も必然的に減り、それと反比例して酒の味がうまくなるような気がします。


「酒を飲む」

という行為も、ただ身体にアルコールをぶち込むのと、食事として味わうのとではやはり意味が違う!


そこに依存症脱出のカギがあるんじゃないかなぁ、と思っています。












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