残り少ない夏休み

　中学生の息子の夏休みも残りあと僅かになった。
　何故か今年の始業式は３１日に行う。　

　校舎の改修工事のスケジュールで半端なことになったらしい。
　例年どおりの（旅行をケチったからお楽しみは例年より少ないかな）夏休みだと思っていたけど、息子曰く、「今年の夏休みは充実していた」とのことだった。

　理由を聞いてみると、昨年までは、私も妻も仕事があったため、ラジオ体操が終わると、息子は近所に住む義父母の家に勉強道具や部活道具一式を持って行き、夕方まで妻の帰りを待つというものだった。

　「暇でボーッとすることが多かった」昨年と比べ、「”○○教室、○○ワークショップ、○○夏期講座”など、無理やり参加させられるが、豪華？ランチの特典があったり、友達が遊びに来たり、リア充だ」と言う。

　それを聞いて、妻は「そうだったのかっ」とウルウル。
　経済的に苦しいけど、今の時期は家にいた方がよいのかな、などと考えているみたいだ。

　私も妻も、カギっ子というものを経験したことがないから、親がいない時間帯というものがよくわからないため、こういうことを聞くと、ハッと思ってしまうん。

　普段は憎たらしいことばかり言っているけど、年頃の子どもの心理ってのは、微妙なものだということが判った。