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「謎」の微粒子 メタロゲニウム大量発生

2006年04月20日 14時30分14秒 | 環境全般
琵琶湖:「謎」の微粒子 メタロゲニウム大量発生

 滋賀県・琵琶湖の北湖で、マンガン酸化物構造体「メタロゲニウム」の大量発生が続いていることが、同県琵琶湖・環境科学研究センターの調べで分かった。湖底の低酸素化を示しているとみられていたが、昨年からは溶存酸素が多い所でも多量に確認。研究者も「説明がつかない」と首をかしげ、湖に何らかの環境変化が起こっていると推測する声も出ている。

 メタロゲニウムは約20マイクロメートルの微粒子。世界の湖沼で見つかっているが、未解明の部分が多く、微生物の可能性もある。琵琶湖で顕著に確認されたのは02年10~12月ごろ。琵琶湖大橋以北の北湖の深層で広範囲に検出、1ミリリットル中1000個以上の高濃度の地点も目立ち、酸素量が少ない場所に多かった。【服部正法】

毎日新聞 2006年4月16日 3時00分