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水道施設耐震計画案策定 小松島市

2007年01月18日 19時06分14秒 | 水道
【徳島】水道施設耐震計画案策定 小松島市(1/16)

 小松島市水道部は、水道施設の耐震対策を含む2007~16年度の水道事業経営計画案をまとめた。今後、有識者らで組織する審議会(座長・横畠康吉四国大学経営情報学部教授)が同計画案を検証し、06年度中に市に答申。順調に進めば、07年度に田浦配水池の改築を発注する。また、浄水場の改築と耐震補強に伴う実施設計も07年度に委託する見通し。

 耐震対策の対象となるのは、配水池などを含めた田浦浄水場の諸施設と送配水管幹線。配水池と浄水場の管理部門(管理棟)は改築し、既存浄水場の1階部分にあたるポンプ施設に耐震補強を施す。配水池は鉄筋コンクリート二重構造で容量6000㌧(計画処理量日量3万㌧)。既存の田浦浄水場は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1060平方㍍で、このうちポンプ施設など1階の約300平方㍍分は既存施設を補強する。配水池、浄水場ともに1972年の建設で、早急な耐震対策が急務となっていた。建設地は基本的に田浦町字中西の既存敷地内。配水池の改築に伴う実施設計は日水コンが担当している。

 送配水管幹線は、主要幹線を石綿管などから耐震管に更新するほか、水管橋の落下対策などを計画。市内の幹線延長約250㌔の中から更新・耐震対策が必要な個所を見極め、優先度の高い個所から順次、更新・対策を進める。

 これら耐震対策の総事業費は約80億円。2006年6月時点の素案では、休止中の中田水源地(中田町)の再整備や市南部での配水池の整備など「複数の水源、配水池の確保」を盛り込んでいたものの、財政面での負担を考慮してこれを17~26年度の期間に先送りしている。
(2007/1/16)