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老朽水道管の次期改良計画 横浜市水道局

2008年01月15日 22時25分58秒 | 水道
【神奈川】老朽水道管の次期改良計画 横浜市水道局(1/15)


 横浜市水道局は、老朽化した水道管(老朽管)の更新事業の現行計画が2010年度に完了することから、11年度以降の次期改良計画を07年度内に策定する。計画の策定業務は全国上下水道コンサルタント協会(東京都港区)に特命で委託済みで、学識者などで構成する計画策定委員会の報告書を踏まえてまとめる。

 現行計画は、1964年以前に布設したものを対象としており、10年度には更新が完了する。11年度からは、65年以降の水道管についても老朽化対策が必要になるため、新たな改良計画の策定に向けた準備を進めてきた。

 昨年末、学識者など6人で構成する「老朽化改良(耐震化)計画策定委員会」(委員長・小泉明首都大学東京大学院教授)が最終会合を開き、次期計画に基づいて実施する改良事業の優先順位などについて、大まかな方向を固めた。
 次期計画では、地震などの災害でも管の継ぎ目部分が伸縮することで、震動による抜けなどが生じない「耐震継ぎ手」付きの管への更新をこれまで以上に促進していく。

 同市では、60年代半ば以降から始まった人口の急増に伴い、各地で大規模な宅地開発が進められた。これによりピーク時には、年間延長200㌔㍍を超える水道管を布設した時期もある。これらの中には、民間の開発業者が布設し、後に市に管理を移管したものも多いという。

 最近は、こうした水道管の経年劣化が原因とみられる漏水事故も増加傾向にあるため、耐震継ぎ手付きの管への切り替えを進めていく方針だ。

(2008/1/15)