怒られても

昨日は真冬の寒さで一日中暖房を点けていたが、今日は春の陽気に戻ると言う。
夕べのこと、夜食を先に食べたココが一足先に流しに上がり、水遊びを始めると、一寸遅れたクーがココの横に座り、水飲みの順番を待っていた。暫く大人しく待っていたがなかなか終わらないので、ついに痺れを切らし唸り声で怒り出した。ココはそんな事には無頓着で水遊びを続け、クーのパンチが出る寸前に床に飛び降りたのであった。クーの怒りは収まらず、ソファーの背に飛び乗ると、カバーで思いっ切り爪とぎをしたのであった。その頃ココはソファーの何時もの席で寝る準備を始めた。クーは怒ったせいか夜食のお代わりをねだり、それを食べ終えると、茶の間の毛布の上でふて寝をしたのであった。
彼らの日常を見ていると、クーを怒らせるはココの無頓着な行動である。思慮が足りないと言うか、末っ子の特典と言おうかクーを怒らせても何も思わない。だからすれ違っただけでパンチを見舞われてしまうのである。