家ねこだから

ねこは太古の昔から人と一緒でなければ生活が出来ない生き物である。我が家のココのように、外の生活を全く知らないねこもいる。
ところがこの大震災と原発事故では、平穏に暮らしていた生活が破壊された。それは人だけの問題ではなく、一緒に暮らしていたペットと呼ばれる犬や猫にも及んだ。特に原発の近くでは２年以上が過ぎた今も立ち入りが制限されている地区がある。ボランテァ団体が探しているが、なかなか見つからないと言う。そんなねこの一匹が保護されたとブログが伝えている。保護されたのは「ちびちゃん」。飼い主の婦人はちびちゃんを抱きしめながら、「ごめんね。ごめんね」と誤ったと言う。ちびちゃんも婦人の事を覚えていて、安らかな表情を見せている。このブログを読んだ時、思わず僕の目からも熱い物が出てしまった。避難されている間も片時もちびちゃんの事が頭から離れなかったであろう。
愛するものだから。彼らも愛されている事を良く知っている。だから我が儘も言う。我が家ではこんな時に備えて、マイクロ・チップを入れてある。何時大きな災害が起こるとも限らぬその備えのためにも。