野暮天の生活日誌

妻を亡くした90歳の老人の生活日誌です
寂しさを紛らわすために綴ってます(2024.5月)

洗面台の前で

2017-10-12 20:43:44 | 日記

このブログ記事は 前の記事から当分の間 続きです

http://blog.goo.ne.jp/qo012/e/b68c8a90798784ceaea9976ab9bfac53

トイレから出てきて洗面台の前まで車いすで行くんですが、車椅子に腰かけたまま

洗面等をするのは低すぎて介護しにくいです

洗面台の下に車いすを入れることも出来ないので丸椅子に座らせます

洗面台の前まで車いすを移動させてから そこで家内を立たせるのですが

これがちょっと力が要ります

家内は前に家の中で転んで大腿部骨折をして手術してるんです

その後遺症でしょうか、マヒが起こっていますから 立たせるのも骨なんです

一旦立たせてから車いすを後方へ下げ、丸椅子をあてがい 座らせます

丸椅子には百均で買ったプラスチックレンガを載せ、小さな座布団を載せてます

もう少しだけ高い方がいいのですが、比較的安価で座高が高い椅子ってないのですね

あっても5、6千円もします

丸椅子に腰かけさせて 髪をとかし 手に石鹸をつけて洗い 口をゆすいで

歯磨きに移ります これらの動作はすべてわたしの介護です

人の歯を他人が磨くのって難しいですね

歯ブラシは電動のを利用してますが それでもきちんと歯に当たっているのかはわかりません

手探りですが 特に歯の裏が磨き難いなぁって感じています

この後 口をゆすがせるんですけど 口に水をたくさん含んでごぼごぼするんだよって

話しかけてゆすがせるんですが 水を含まなかったりします

無理やり歯を開けて水を含ませたりします

これが終わって 洗面に移るんですが

蛇口を引っ張り出せるフレキシブルホースなので引っ張り出して

顔にかけながら手でこすって洗います

ファイスタオルで顔を拭いて終わりです

車いすに戻して座らせキッチンへ移動し食事です

エプロンを掛けさせてテーブルの前まで車いすを密着させます

朝のご飯は卵かけご飯と決めてます

それに具だくさんの味噌汁を必ず作ります

https://plaza.rakuten.co.jp/hananimiserarete/diary/201607100000/

このほかに お新香、納豆か市販の煮豆、たまに京都 もっちりっち絹揚げ

納豆は家内は好きでないけど、体にいいんだよって言って1パックの三分の一くらいあげます

家内は自分で食べようとしないから全介護です

デイサービスでの昼食も全介護だって通い帳に書かれてます

わたしの食事は家内の食事が終わった後か、席を移動しながら食べることもあります

家内の食事が最近はすごく遅くなってきました 

食べ始めから終わるまで一時間くらいかかります

だから デイサービスで 食事の欄には 主食10割/副食10割と書かれていますが

施設では一時間も食事にかけられないでしょう?  嘘?なんじゃぁないかなんて思ったり。

食後はあれば果物を与えるようにしてますけど、介護しないとなかなか食べようとしないんです

薬を飲ませて やっと一休み 食事の介護は疲れます

順調に推移して ここまでで7時半をまわります

続く



 

 

 

 

 

 


一日のはじまりは

2017-10-12 15:35:17 | 日記

いま、週に3日、デイサービスを利用してます

利用する日は遅くとも6時には起こします

介護服を着せてますからね それを脱がすことから一日が始まります

介護服ってご存知ない?

いつも尿取りパッドと紙パンツを履かせてるんです

過活動膀胱ですからね、尿が近いし

トイレへ行きたいって言いませんから

夏でも履かせてるからうっとうしいんでしょうね

起きているときは車いすですが、尿パッドを引っ張り出そうとはしませんが、

寝ているときは引っ張り出すことが多いんです

おまけに紙パンツまで下ろしてしまいます

その状態でおしっこしたら・・・

同じことを何回もしたので 寝ているときは衣服に触れられないような服を着せることにしたんです

そういう服が市販されてるんです ネットで調べて注文しました

これを着せると暑いですからね、夏は一晩中冷房をつけっぱなしです

それでも汗をかいてます 可哀想ですけどね 寝ている間中 見ているわけにはいきませんから

二人だけの生活ですからね 

介護服は足から首までファスナーがついています

このファスナーは手で下におろすことが出来ないんです

下ろすときはファスナーの穴に針金のような細い線を通して下へ引っ張ると開くんです

認知症になってると そういうことがわからなくなりますから

自分で下におろすことはできません

介護服には更にファスナーを隠すボタンもついてますがそのボタンも外せない工夫がされてます

介護服を脱がすと身に着けているのは上は下着1枚ですが

家内は今でも汗をかきますから 下着を脱がした後は手拭いで汗を拭きとります

新しい下着を着せて上着も着せ、車椅子へ乗せますが、

服を着る時、腕を下着の袖に入れて(通して)って言っても

もう自分から通そうとする動作はしなくなりました

反応が鈍くなっているのか わたしの言ってることが理解できなくなってるのかわからず

介助してしまいます

車いすへ乗せて トイレへ連れていき、トイレにつけた手すりに摑まらせて立ち上がらせ

便座の前に立たせ、紙パンツを下ろします

この時、左手で尿パッドをしっかり押さえながら紙パンツを下ろしますが

尿パッドを取ると同時に放尿することがあるので、おしっこが手に着いたり

紙おむつや床までおしっこが漏れることがあるんです

もう1秒我慢できないのかって言っても駄目です

ずっとずっと前、一番初めにこれをされた時に 家内が言った言葉は

 「開放感があるから」 ですって

もう溜まりませんよね こんな捨て台詞を言われたら

この言葉は それっきり言わなくなりました

わたしが 怒ったせいもあるんでしょうけど

尿パッドを取り替えて 紙パンツが汚れていないか見て

汚れていたら取り替えます

なんで汚れるのか不思議です 尿パッドがきっちりカバーされていなかったんだろうなと

思うことにしてますが、デイサービスで紙パンツを入れておいても取り替えられて無くなってます

さて これから洗面になるわけですが もうここまでで1775文字

あとは次の記事に回します

いままで ご覧いただきありがとうございました

ハナミズキの実