AI技術の進歩で昔撮ったモノクロ写真をかなりの再現度で簡単にカラー化することができるようになってきました。
写真はjpgファイルなどデジタル情報としてPC等に取り込みますので画素ごとの明暗情報からモノクロ写真はすぐ再現できます。
問題はここからどうやってカラー化するかで、AIの本領が発揮される部分です。
カラーにするにはそれが何の写真か判断することが必要です。
ポストだとわかれば赤く塗ればよいことになります。
画素の連結状態から輪郭を浮き彫りにし、膨大なカラー画像の蓄積データと比較して何の写真か判断し着色してゆくのだと考えます。
モノクロ写真にカラー情報はいっさい含まれていませんのでカラーはあくまで推測であり元の情景を正確にカラー化することはできませんが、顔の肌色、緑の木々、土壌などある程度決まりきった色調はほぼ自然にそれらしく復元できるようです。
しかし真っ赤な紅葉のモノクロ写真をカラー化しようとしても紅葉か新緑かの区別はできませんので自ずと限界もあります。
ネットから2種類のカラー化フリーソフトを使用してモノクロ写真をカラーにしてみました。
モノクロ写真のjpgファイルをアップロードするだけの簡単な操作で瞬時にカラー化されたjpgファイルが生成されます。
カラー化アルゴリズムの差異等によりソフトによってカラー化後の写真の色調に違いが出ます。
[元の写真]
左の写真は小学校の運動会の昼休み、教室で母手作りのお弁当を母、妹、私で食べているところ、父撮影、今はもう父も母も妹もこの世にいません。まだ戦後復興間がなく校内設備は写真のとおり粗末なものでした。
右は大学時代、マンドリンクラブの新入生歓迎ハイキングでの一コマ、輪の中央のマンドリン演奏に合わせてフォークダンスをしています。
[使用したカラー化ソフト]
① ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け
② イメージカラーライザー
①によるカラー化
②によるカラー化
今後AIによる学習効果が上がればさらに適正なカラー化が実現できるのではと思います。
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